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保冷剤の正しい捨て方
熱が出たときに局部を冷やしたり、夏場の外作業時のお供やケーキなどの溶けやすい食品の保冷など、保冷剤は幅広い用途で使用できる優れものです。
長期間使用できる点も助かるアイテムですが、使用し続けていると袋が破れるなどの破損でやむを得ず破棄しなければならなくなることもありますよね。保冷剤は、どのような手順で捨てるのが正しい破棄の方法なのでしょうか。一般的には可燃ごみとして処理可能ですが、そうではないケースもあります。
今回は、保冷剤に行ってはいけないことや、自治体別の破棄方法についてご紹介します。保冷剤を破棄するときに迷わないよう、チェックしておきましょう!
保冷剤にしてはいけないNG行為
保冷剤を扱うときに、注意すべきポイントをご紹介します。マイナートラブルや家族の健康を守るためにも、知っておいて損はありません。
1.水道に流す
保冷剤のジェルを水道に流して破棄してしまうと、保冷剤に含まれている吸水ポリマーが水道管の中で膨張してしまう可能性があります。
吸水ポリマーが膨らむと、水道管が詰まってしまい、専門業者を呼んで工事してもらわなければなりません。大きな出費につながるので、不要になった保冷剤はシンクに流さないようにしましょう。
トイレや洗面所、お風呂などに流した場合も、同じように管が詰まる可能性があります。
2.子供やペットの手が届く場所に放置する
小さな子供やペットの手の届く場所に保冷剤を放置すると、中身のジェルを誤飲してしまうリスクが高まります。ジェル内に含まれる吸水ポリマーを飲み込むと、以下のような症状が現れるかもしれません。
- 胸やのどの痛み
- 過呼吸
- 腎不全
近年の吸水ポリマーは安全性が高くなっていますが、誤飲は命にかかわるケースもあるので要注意!誤飲したら、できるだけ早く意思を受診し誤飲を伝えて処置してもらいましょう。
保冷剤を捨てる前に自治体の捨て方をチェック!
保冷剤は基本的に可燃ごみとして処理できる場所が多いですが、自治体によっては異なるケースがあります。保冷剤の捨て方は以下のような種類があるので、破棄する前に自治体のごみ捨て表をチェックしてください。
- 可燃ごみ…燃やすごみ・燃やせるごみ・一般ごみ・固形燃料ごみ・焼却ごみ類
- 不燃ごみ…燃えないごみ・燃やさないごみ・埋立ごみ
このように、自治体によって表記の方法や破棄方法が若干異なります。可燃ごみ、不燃ごみ、双方ともに中身と入れ物を分けて処理する必要はないケースが大半です。
破棄するのがもったいないと思っているならば、保冷剤の回収サービスを行っているお店に寄付するのもアリ。どこでも回収サービスを行っているわけではないので、回収してくれるお店探しをしてくださいね。
まとめ
保冷剤は便利なものだからこそ、使用頻度が高くなり、破損することも想定されるアイテムです。いざ破棄するときに迷わないよう、今住んでいる場所の破棄方法を事前にチェックしましょう!