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傘における『9つのタブー』
1.近くに人がいるのに傘をふって水を切る
傘をふって水を切る行為は、駅や店舗の入り口など、目的地に着いた場所でよく見かける光景です。近くに人がいるのに水を切る行為は迷惑行為になりますので、必ず周囲に人がいないか確認してから行いましょう。
近くに人がいる時は、閉じた傘を広がらないように握りながら、傘先を下に向けて軽く水滴を落とすような方法がおすすめです。
2.傘を横にして持つ
傘の正しい持ち方は傘先が下に向くようまっすぐに持ちます。地面と平行になるように傘を横にして持つ持ち方はとても危険ですのでNGです。
まっすぐ持っているつもりでも大きく腕を振って歩いていると、横向きのように傘先が周囲の人に向いてしまいます。無意識にしている行為が凶器となってしまうこともありますので、急いでいる時などは特に気を付けましょう。
3.すれ違う時に傘を傾けない
狭い道で傘をさしながらすれ違う時、相手の傘とぶつかったり、雨のしずくが垂れないように心がけるのがマナーです。すれ違う相手と反対側に自分の傘を傾けるようにしましょう。
4.近くに人がいるのに勢いよく傘を開く
周囲に人がいる中で急に傘を開くのはマナー違反です。特にボタンをワンプッシュするだけで開くタイプの傘は勢いよく開き、近くにいる人に当たってしまう可能性もあります。
傘が濡れていると水滴が散って周囲の人にかかってしまうこともあります。勢いよく傘を開く行為は、傘の骨がねじれたりなど故障の原因にもなるそうですので、落ち着いて開けるようにしましょう。
5.自転車に乗りながら傘をさす
自転車に乗りながら傘をさす行為は、違法になるとご存じでしょうか。雨の日に傘をさしたまま自転車に乗ることは、道路交通法違法と都道府県条例で禁止されているそうです。
他にも、雨の日は視界が悪くなることや、ブレーキが利きにくくスリップも起こりやすくなっていて危険です。傘の固定器具が販売されていますが、多くの地域では固定器具を使っても傘さし運転は違法となるそうです。
6.傘がびしょびしょのまま電車やバスに乗る
電車やバスの中のポスターで見かけることがありますが、雨の日に濡れたままの傘を持って電車に乗るのは避けましょう。水滴が落ちて水が溜まってしまうと滑りやすくなり危険です。また、気づかないうちに近くの人にびしょびしょの傘が当たり濡らしてしまうこともあるでしょう。
この問題を解消するのにおすすめなのが「逆折り式傘」です。この傘は、傘を閉じると濡れる面が内側にくるようになっているため、近くにいる人や自分に傘がぶつかって濡れる心配がないそうです。
7・傘を肩にかけて傾かせて持つ
傘の柄を肩にのせて斜めにさすのもNGマナーです。自分の服やバッグも濡れやすくなりますが、後ろを歩いている人に尖った先端を向けることになります。
さらに、後ろの人の視界を遮ってしまうことになります。傘は持つときもさす時も、まっすぐ縦にすることを心がけましょう。
8.傘のバンドをとめない
すぐに使うからと、濡れたままの傘のバンドをとめずにいる人をたまに見かけますが、こちらの行為も迷惑行為となります。開いたままの傘は、周囲の人の洋服や荷物にぶつかり濡らしてしまうことがあります。少しの時間でもきちんとバンドをとめて持ち歩くようにしましょう。
9.濡れた傘をバンドでとめず傘立てに入れる
濡れたままの傘を水も切らず、バンドもとめずに傘立てに入れるのはやめましょう。公共の場では特に、バンドで巻いてない傘を傘立てに入れると、空き状態が分かりにくく他の人に迷惑がかかります。
また、傘やバンドが絡みやすくなることもあるため、水滴を切ってからバンドで巻いた状態で傘立てに置くようにしましょう。
傘におけるタブー行為は意外に多い!
傘におけるタブー行為は意外と多いものです。ご紹介した行為の中には、知らず知らずにやってしまう行為もあると思います。周囲の人に迷惑がかかったり、凶器となって誰かを傷つけたりしないよう、心がけましょう。