目次
レンコンを食べ過ぎると良くない理由とは
「吐き気」や「胃痛」を起こす
レンコンの植物繊維は主に「不溶性食物繊維(※1)」です。不溶性食物繊維は水に溶けにくいため、食べ過ぎると胃の中で消化できずに胃の負担となり、吐き気や胃痛をおこすことがあります。
レンコンを適量食べた場合、胃壁を守る効果もありますが、胃が弱っている時や体調が悪い時に食べ過ぎてしまうと胃を壊す可能性がありますので食べすぎには注意しましょう。
(※1)不溶性食物繊維の働き
- 水に溶けず水を吸収するので膨張します。
- 腸を刺激して便意を促進します。
- 善玉菌を増やし腸を整えてくれます。
「下痢」や「腹痛」を起こす
胃で消化できなかったレンコンがそのまま腸に移動すると、水分を吸収して膨らんでしまい消化不良で下痢や腹痛を起こすことがあります。
適量なら腸の運動を活発にして正常に便通を助けますが、大量の食物繊維が加わると腸が過剰に反応して下痢をおこす場合があります。
また大量に植物繊維が加わることで便秘が悪化する可能性もあります。 便秘が長く続いている時や、体調が悪い時は下痢や腹痛をおこしやすいので注意しましょう。
高カロリーなので「太る」
レンコンは100gあたり66kcalあります。野菜としては高カロリーで糖質も多いので食べ過ぎると太る可能性があります。下記の比較表をみると、そのカロリーの高さがわかります。
【生野菜のカロリー比較(100gあたり)】
生野菜 | カロリー | 糖質 |
大根 | 15 kcal | 2.7 g |
トマト | 20 kcal | 3.7 g |
キャベツ | 21 kcal | 3.4 g |
たまねぎ | 33 kcal | 6.9 g |
レンコン | 66 kcal | 13.5 g |
とうもろこし | 89 kcal | 13.8 g |
「尿路結石」の原因になる
レンコンにはシュウ酸が含まれています。シュウ酸はカルシウムと結合すると結石が作られやすくなるため尿路結石になる可能性があります。
食べ過ぎにならない分量
レンコンの1日の摂取量は100g位までとされています。100gの目安は、小さいレンコンなら1節ほど、大きいレンコンなら1節の2/3くらいでしょう。レンコンパウダーの場合は大さじ1杯程度です。 ただしアレルギーの方は40g以内です。
食べ過ぎたら「白湯(さゆ)」を飲もう
レンコンを食べ過ぎてお腹や胃が痛くなった時は、白湯(さゆ)を飲むのをおすすめします。出すぎた胃酸を薄めて体の負担を抑えてくれます。下痢の場合は脱水症状を起こしやすいのでしっかり水分補給をしましょう。
飲み方は、50℃前後のお湯(沸騰したお湯と同じ量の水を入れる)をコップ一杯程度(200mlぐらい)を飲みましょう。ただし、飲む分量は1日に3~4回ぐらいにとどめてください。