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贈り物はシーンによって配慮が必要
贈り物を選ぶとき、一番大切なのが相手に喜んでもらいたいという気持ちです。しかし、気持ちだけで贈り物を選んでしまうと、場合によってはマナー違反のものを贈ってしまうかもしれません。悪気はなかったとしても、受け取った側の気持ちはすっきりしないかも…。
そうならないためにも、贈り物を贈る前に、贈るべきではないものを把握しておきましょう。
絶対渡してはいけない『贈り物』6選!
せっかく贈り物をするならば、相手に喜んでもらいたいですよね。ここでは絶対に贈るべきではないものを、ご紹介します。贈り物の基本的な知識を身に着けて、相手が喜んでくれるものを選べる大人な女性を目指しましょう。
1.結婚祝いに刃物や割れのものを贈る
結婚祝いに贈ってはいけないものは、以下の通りです。
- 刃物…縁が切れる
- ガラスや陶器…割れるから別れるを連想させるため
結婚祝いは、偶数のものもよくないとされています。しかし、1対になるものや1ダースと数えるものは、奇数となることがあります。
2.開店祝いに火を連想するものを贈る
開店祝いに贈るべきではないものは、以下の通りです。
- 赤いものや真っ赤なもの…火を連想させるため
- ライターや灰皿、キャンドル類…火事につながるものであるため
開店祝いだけでなく、新築祝いや引っ越し祝いのときも上記のものは贈り物としてはふさわしくありません。火を連想させるものは、極力避けましょう。
3.入院見舞いに観葉植物やタブーな種類の花を贈る
入院見舞いでは、以下のようなものを贈らないようにしましょう。
- 観葉植物…根付くことから寝付くを連想させるため
- 椿やケシ…椿は首が落ちる、ケシは散りやすいため
- シクラメン…死や苦を連想させるため
- 菊…お葬式を思わせるため
- 真っ赤な花…血を連想させるため
- 寝巻…長く寝入ることを連想させるため
入院生活は、長引くほどに気分が滅入ってしまう人が多いため、贈り物をするときは注意してください。
4.出産祝いでパジャマを贈る
出産祝いでは、消耗品を贈ったり普段使いできるものが喜ばれます。しかし、入院見舞い同様に寝巻を贈るのはNG。寝付くのはマイナスイメージなので、頼まれない限り贈らないのがベターです。
5.目上に人に腰から下に身に着けるものを贈る
目上に人への贈り物は、腰から下のものにならないようにしましょう。
- 靴や靴下…踏みつける、見下しているという意味
- 筆記用具…勉強しなさい、これを使いなさいという意味
- 時計やカバン…勤勉にという意味
- ベルト…引き締める、腹をくくることを連想させるため
年上の人へのプレゼントは、ネクタイやちょっとしたアクセサリーなどがおすすめです。
6.「4」や「9」といった語呂が悪い数のものを贈る
日本には、語呂という文化があります。気にしない人の方が少ないので、贈り物の個数などには注意しましょう。
- 4…死を連想させる
- 9…苦を連想させる
宗教によって縁起がよくない数字もあるので、贈り物が複数になる場合は特に注意が必要です。
贈り物をするときのマナー
贈り物をするときには、以下のようなマナーを守ってください。
- 用途に合わせた水引やのしを選ぶ
- 量より質を重視する
- 花を贈るときは、相手の健康状態などを配慮した種類と色を選ぶ
- 高価すぎない、適切な価格のものを選ぶ
贈り物は高価であればよいわけではありません。相手が気を使ってしまうほどの値の張る贈り物は、かえって負担になってしまいます。相手の負担にならないよう、自分に立場や相手との関係を考慮した贈り物を選びましょう。
まとめ
贈り物を贈ろうと考えているときは、まずマナー違反にならないものかを考慮しましょう。相手の負担になりすぎない、心から喜んでもらえるものを選んでくださいね。