卵の賞味期限を縮めている『NG行為』4選

賞味期限のラベルシール付きの複数の

一般的に、卵にはパッケージや卵に賞味期限と生産日が記載されています。卵の賞味期限は、生卵を新鮮な状態で食べられる日が記載されていますが、この賞味期限が短くなってしまうNG行為があることをご存知でしょうか。今回は、卵の賞味期限が縮んでしまうNG行為を解説します。

卵の賞味期限は「卵を生のまま安全に食べられる期限」

複数の生卵

購入した卵には、一般的に賞味期限と生産日が記載されています。賞味期限はパック詰めされてから14日間に設定されていることが多く、これはサルモネラ菌が増殖しない期間だからです。

日本では、卵を生のまま食べる風習がありますが、この14日間であれば卵を生のまま安全に食べることができます。日本では賞味期限を14日間に設定していますが、海外では生のまま食べる習慣がないため、日本よりも長く設定されています。

卵の消費期限は賞味期限後から約1週間が目安

パックに入った生卵

卵の賞味期限は、生のまま安全に食べられる期限が設定されています。では、生ではなく加熱する場合は、どのくらい長持ちするのでしょうか。サルモネラ菌は加熱することで、ある程度殺菌することができます。

そのため、賞味期限=消費期限ではありません。賞味期限を過ぎたからといって、捨てる必要はないのです。しかし、サルモネラ菌が増殖し過ぎてしまうと、卵は不衛生になり、腐ってしまいます。したがって、卵の消費期限目安は賞味期限後から約1週間を目安に食べ切りましょう。

卵の賞味期限を縮めているNG行為4選

お皿の上の複数の卵

卵の賞味期限は、一般的に14日間に設定されています。しかし、購入後の行動によって、卵を傷めてしまい、賞味期限を縮めてしまうことがあります。ここでは、卵の賞味期限を縮めているNG行為を紹介します。

1.冷蔵庫のドアポケットに保存する

冷蔵庫のドアポケットの生卵

一般的な冷蔵庫の場合、ドアポケットに卵収納ボックスが設置されていますよね。しかし、実は卵の保存場所として、ドアポケットは適していません。

冷蔵庫のドアは頻繁に開けるため、開けるたびにドアポケット部分に衝撃が加わります。ドアポケットに卵を入れていると、ドアを開けるたびに卵に衝撃が加わるため、卵の賞味期限が縮まってしまうのです。

卵の賞味期限をできるだけ長く延ばしたい場合は、ドアポケットではなく、パッケージのまま冷蔵庫の棚に保管することをおすすめします。

2.冷蔵庫の冷気吹き出し口付近に保存する

卵の賞味期限を設定どおり保つためには、冷蔵庫の棚に保管することを推奨しました。しかし、冷蔵庫の棚の上ならばどこでも良いというわけではありません。

冷蔵庫は冷気の吹き出し口があります。その付近に卵を置いてしまうと、卵にとって寒過ぎてしまうため、凍ってしまう恐れがあるのです。卵は凍ってしまうとひびが入ってしまうため、そこから雑菌が侵入し、賞味期限を縮める原因となります。

したがって、冷蔵庫の吹き出し口付近には保管しないようにしてください。

3.割った卵を生のままタッパーで保存する

お皿に生卵を割っているところ

時々、卵を調理時に使いやすいようにするため、割った卵を黄身と卵白に分け、タッパーに保存する人がいますが、これはあくまでその日、あるいは次の日に使う場合にのみ用いることのできる方法です。

卵の中身は割って外気に触れた瞬間から、雑菌が増殖し始めます。そのため、卵を割って中身をタッパーなどに保存していると、数日で食べられなくなってしまうのです。

卵をできるだけ長持ちさせたいと考えているようであれば、卵は割らずにそのまま保存するようにしてください。

4.夏場に店舗で購入した卵を長時間持ち歩く

こちらは夏場限定のNG行為ですが、スーパーなどで購入した卵を長時間持ち歩く行為はやめましょう。暑い中、長時間運ぶことで卵の鮮度が落ちてしまいますし、何より涼しい店内に置いてあった商品を真夏の外に持ち運ぶことで、卵が結露を引き起こす恐れがあります。

結露は引き起こした箇所から雑菌が繁殖し始めるため、卵の衛生状態が悪くなってしまい、結果として賞味期限を縮めてしまいます。夏場に店舗で購入した卵は、その後寄り道などせず、まっすぐ家に持ち帰りましょう。

こんな卵は食べちゃダメ!すでに腐っている卵の特徴

割れた生卵

賞味期限の目安を知っていても、ちょっとした衝撃や間違った保存方法で、卵の賞味期限は縮んでしまうことがよくあります。しかし、卵が傷んでいるサインを知らないことで、そのサインを見逃したまま「賞味期限内だから」と生で食べてしまう可能性は高いです。

そこで、すでにサルモネラ菌が繁殖していたり、鮮度が落ちて劣化してしまったりして腐った卵の特徴を知っておきましょう。

  • 割ったときにすぐに黄身が崩れてしまう
  • 割った卵から異臭が漂う

このような異常に心当たりはありませんか。上記の特徴が出ている卵は、すでに腐り始めていたり傷んでいる証拠です。生のまま食べようとせず、必ず加熱して食べてください。賞味期限日から数週間経過している場合は、安全を考慮して廃棄することも検討しましょう。

卵のドアポケット保存はNG!冷蔵庫の棚に保存して

冷蔵庫にパック入り卵を入れるところ

いかがでしたでしょうか。私たちが卵の保存場所にしやすいドアポケットは、実は卵にとって不適切な保存場所です。卵は衝撃を与えず適した温度かで保存することが大切です。今後は冷蔵庫の棚部分に保存するようにしましょう。

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