洗濯物が臭くなってしまう『NGな干し方』4選

角ハンガーに干した洗濯物

せっかく洗った洗濯物なのに、取り込むときに「臭い!」と感じたことはありませんか。洗濯物が臭くなる原因は雑菌の繁殖です。雑菌の繁殖を防ぐには、干し方にも工夫が必要です。洗濯物が臭くなってしまう『NGな干し方』をご紹介しますので、洗濯物の臭いが気になる方は参考にしてください。

洗濯物が臭くなる原因は『雑菌』

洗濯物の臭いをかいでいる主婦

洗濯物が臭くなる原因は「雑菌」です。洗濯機で落としきれなかった汗や汚れなどの菌は水分をエサに繁殖します。洗った後の水分を含んだ状態の洗濯物は、時間が経つにつれどんどん雑菌が繁殖して臭くなります。

洗濯物が臭くなってしまう『NGな干し方』4選

洗濯物が入ったままの洗濯機と洗濯かご

1.洗濯が終わってもすぐに干さないのはNG

洗濯機の脱水が終わっているのに、すぐに干さないでしばらく放置してから干すのはNGです。臭くなる原因である雑菌は、湿度と時間でどんどん繁殖します。濡れたままの洗濯物は放置せず、脱水後はすぐに干すようにしましょう。

2.シワがついたまま干すのはNG

シワがついたままの洗濯物は、重なった部分が乾きにくくなり生乾き臭の原因になります。洗った洗濯物はパシパシッと上下に数回振りさばいてから干しましょう。

このように洗濯物をしっかり振ると、シワを伸ばせるだけでなく衣類に付いている水分が落ちて乾きやすくなるというメリットもあります。

3.部屋のすみで干すのはNG

洗濯物の部屋干し

部屋干しする場合、部屋の真ん中では邪魔になるためすみのほうに置きたくなります。ですが、この干し方は洗濯物が臭くなりやすいためNGです。風通しが悪くなり乾くのにかえって時間がかかり生乾きの原因となります。

4.隙間なく密集させて干すのはNG

洗濯もの同士が隙間なく干のはNGです。洗濯物の表面積ができるだけ外気にふれるよう工夫しましょう。

角ハンガーの干し方に工夫する

外側にタオルなどの長い洗濯物や厚手の洗濯物を干し、内側に短い衣類を干すのがおすすめです。これは「アーチ干し」と呼ばれる干し方です。中央に向かって短い衣類を干すことで、外側に短い衣類、内側にタオルなどの長いものを干す「V字干し」より早く乾くと言われています。

太めのハンガーのほうが隙間があき乾きやすい

Tシャツやブラウスなどは針金のような細いハンガーより、できるだけ太めのハンガーを使うことで中の部分も風通しが良くなり早く乾きます。

洗濯物の生乾き臭を防ぐコツ

扇風機で風を当てて部屋干しをしている

扇風機やサーキュレーターで風を当てる

洗濯物の生乾き臭を抑えるには早く乾かすことです。そのためには、できるだけ洗濯物に風を当てることがポイントのため、扇風機やサーキュレーターを活用しましょう。または、風通しの良い場所を選んで干してください。

狭い部屋+除湿器・エアコンが効果的

干す場所は広い空間より狭い部屋で除湿器やエアコンを使うほうが早く乾きます。除湿器を使いながら湿度を40%以内に抑えるのがポイントです。エアコンの温度設定は夏は27度、冬は20度くらいを保つようにするのが効果的です。

乾燥機を活用するのもおすすめ

乾燥機を使うと生乾きの臭いの対策になり、乾かす時間も短縮できます。ですが、衣類によってはダメージを受けることもあるため気を付けましょう。傷みやすい物は干す前に、乾燥機を低温の設定で10分程度かけるなどの工夫をして衣類を守ってください。

直射日光は紫外線で色褪せの原因になることもある

天気の良い日は直射日光にしっかり当てて乾かすと臭い対策にはなります。ですが、紫外線のエネルギーが吸収されやすい素材や色の洗濯物は、直射日光に当てることで紫外線の影響により色が落ちるなど劣化の原因となるそうです。

外干しでも部屋干しでも日当たりが良い場所より、風通しの良い陰干しのほうが良いそうです。日当たりが良い場所で干す際は衣類が傷まないよう裏返しておくのがおすすめです。

最後に

洗濯物を干している女性

洗濯物が臭くならないためには、日当たりの良い場所でできるだけ早く乾かすのが効果的です。しかし、外干しは紫外線の影響で服が傷みやすくなることに加え、花粉やPM2.5などの有害物質が付くこともあります。

そのため、洗濯物は外干しより部屋干しで、扇風機や除湿機、エアコンなどを活用するほうが良いという考えもあるようです。

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