トイレが詰まってしまう『NG行為』4選!詰まった時の正しい対処法まで解説

蓋カバーの開いた洋式トイレ便座

みなさんは過去にトイレが詰まった経験はありませんか。トイレが詰まってしまうと、排泄ができなくなるためパニックになってしまいますよね。今回は、トイレが詰まってしまう原因となるNG行為や、トイレが詰まってしまった時のただし対処法を解説していきます。事前に知っておくことで、落ち着いて対処できますよ。

トイレが詰まる経験を持つ人は6割以上!

洋式トイレの便器を掃除しているところ

みなさんは、お家のトイレが詰まってしまった経験はありますか。毎日必ず使用するトイレが詰まってしまうと、「どこで排泄すればいいの!?」とパニックになってしまいますよね。

しかし、実際に100人の人に「トイレ詰まりの経験はあるか」と調査した機関によると、なんと6割以上もの人が経験済みと答えたのです。つまり、過去にトイレ詰まりの経験がない人でも、この先、トイレ詰まりを経験する可能性は、極めて高いということになります。

トイレ詰まりで起こる代表的なトラブルは?

タンクの付いた洋式トイレ

では、トイレ詰まり、またはトイレが詰まる前兆として、よく見られる異常にはどのようなトラブルがあるのでしょうか。

  • 水がうまく流れない
  • トイレ内の水位が上がってきてしまう
  • 水を流すたびに異音が発生する
  • 異臭
  • 汚水が逆流する

いかがでしょう。現在、ご自宅のトイレは以上のトラブルを引き起こしていませんか。「なんとなく水がうまく流れないな」「水を流す時に『ゴボゴボ』と変な音がする」という場合は、トイレ詰まりの前兆です。

そのまま放置していると、最終的に水が流れなくなったり、汚水が逆流してくるという恐ろしいトラブルに見舞われる恐れがあります。早めに対処しましょう。

これはダメ!トイレが詰まってしまうNG行為4選

トイレに紙を捨てようとしているところ

トイレ詰まりは、基本的にカーブ状で作られている排水路に物が詰まってしまったり、溜まってしまう事によって起こります。では、具体的にどのような行為が、このようなトイレ詰まりを引き起こす原因を作ってしまうのでしょうか。

1.何回分か溜めてから流す

水洗トイレの水を流しているところ

ご家庭によっては、節水のためとして何回分かトイレを使ってから、一度に流すという方法をとっているご家庭もあるようです。大便であれば、毎回流さなければいけませんが、「小」であれば2〜3回使ってから流すことで、使う水を減らそうという考えでしょう。

しかし、何回分か溜めて流す行為は、一度に流す排泄物の量が増えてしまい、結果として、排水路を上手に通り抜けることができなくなってしまいます。すると、トイレ詰まりが起こり、後々大きなトラブルに発展する恐れがあるのです。

トイレは必ず、毎回使うたびにトイレの水を流すようにしてください。節水は、他の場所で行いましょう。

2.一度に大量のトイレットペーパーを使う

トイレットペーパーホルダーとトイレットペーパー

特に女性に多い原因ですが、トイレを使った際、一度に大量のトイレットペーパーを使ってしまうと、トイレ詰まりの原因となります。大量のトイレットペーパーを使うということは、一度に流す量も膨大な量になるということです。

したがって、流した際にトイレットペーパーが排水路を通り抜けることができず、途中で溜まってしまい、蓄積されるとトイレ詰まりを引き起こします。

3.毎回「小」で水を流す

節水のために、大便をしても「小」で流すという人は意外と多いです。しかし、大便であれば、きちんと「大」で流す必要があります。

「小」と「大」では使う水量が異なるため、水の勢いも異なります。大便に「小」の水量を使ってしまうと、水の勢いが足りず、排水路の途中で止まってしまう可能性があるのです。

すると、次に使った際、排水路の途中で止まっている大便が邪魔をして、うまく水が流れなくなったり、異臭の原因となり、最終的にトイレ詰まりの原因となります。必ず排泄物にあった量の水を使うようにしましょう。

4.トイレに流してはいけないものを流す

便器の中にゴミが詰まっている洋式トイレ

基本的に、トイレには排泄物とトイレットペーパー以外流してはいけません。しかし、中には気にせず、トイレに流すべきではない物を流す人もいます。これはトイレ詰まりの大きな原因となり、1回だけでも詰まってしまう恐れがあります。

また、スマホやタバコをトイレに持ち込んでいる人は、ちょっとした拍子にトイレに落としてしまい、トイレを詰まらせてしまうことがあります。このような不注意にも十分気を付けましょう。

トイレが詰まった時はどうするべき?自分で対処できる?

トイレの詰まりを直そうとしているところ

トイレ詰まりが起こった時は、何が原因でトイレが詰まっているかによって、自分で対処できる場合とできない場合に分かれます。

もしも詰まっている物がトイレットペーパーであれば、自分で対処することは可能です。また、水の流れが悪いだけで徐々に水がきちんと引いている場合も、まだ完全に詰まっているわけではないので、自分で対処することができます。

トイレ詰まりを自分で対処する場合の準備

黄色のゴム手袋

では、上記のように自分でトイレ詰まりを直す場合は、どのように対処するべきなのでしょうか。以下の手順に沿って、まずは準備を行いましょう。

  1. トイレの電源プラグを抜く(作業中に感電しないように)
  2. マイナスドライバーを使い、タンクと繋がっている止水栓をしっかり閉じる
  3. 床が汚れないように新聞紙などを敷く
  4. ゴム手袋をして準備完了!

ここまで準備が整ったら、早速対処に取り掛かります。

自分で対処する場合の方法

対処方法は何通りかあるので、以下の方法から順番に試していきましょう。

  • 排水口に向かって汲んできた水を流し込む
  • 排水口に向かって複数回ぬるま湯を流し込む
  • ラバーカップを使い水の通りを良くする
  • 重曹を排水口にふりかけ、その上から適量の酢を流し込み、1時間後に水で流す

これらの方法によって自分で対処することは可能です。しかし、あくまでもトイレットペーパーや便の溜まりによる詰まりにのみ有効な方法です。異物を詰まらせてしまった場合や、上記の方法では直らなかった場合は、無理に自己解決しようとせず、専門業者に依頼しましょう。

無理な使い方はトイレ詰まりに…正しい使い方の再確認を!

モダンなバスルームにある洋式トイレ

いかがでしたでしょうか。トイレを誤った方法で使い続けていると、排水路を水が流れなくなり、トイレ詰まりの原因となります。今一度、正しい使い方や無理のない使い方を確認し、トイレ詰まりを予防しましょう。

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