使ってはいけない『歯ブラシ』3選!寿命の見極め方や買うべき種類を解説

毛先が広がっている使い古した歯ブラシ

生活必需品の一つである歯ブラシですが、皆さんはどの位の頻度で新しい歯ブラシと交換していますか?1カ月以上使っている歯ブラシや毛先が開き始めた歯ブラシは交換したほうがよいとご存じでしょうか。使ってはいけない『歯ブラシ』の特徴や寿命を延ばすポイント、歯ブラシの選び方をご紹介します。

使ってはいけない『歯ブラシ』3選!

使い古した複数の歯ブラシ

1.1カ月以上使い続けている歯ブラシ

歯ブラシは使い続けているとブラシにコシが無くなり、毛先には菌が付着しやすくなります。そのため、まだ使えそうに見える歯ブラシでも1カ月使ったら新しい歯ブラシと交換するのが良いそうです。

使い終わった後も軽く水で流す程度では根元部分の汚れやヘッドの部分にも菌が付着したままになってしまいます。

また、歯ブラシは濡れた状態で保管することで雑菌が繁殖しやすい環境のため、気づかないうちにカビが発生してしまうともあるそうです。そのような歯ブラシは1カ月使っていなくてもすぐに取り替えましょう。

2.毛先の開いた歯ブラシ

ブラシの背中側から見て毛先がはみ出ている歯ブラシは1カ月たっていなくても交換するようにしましょう。毛先が少し開いてきただけでも歯垢除去率は20%低下、大きく開いてくると約40%低下すると言われています。

毛先が開けば開くほど、汚れを取る力は落ちるそうです。また、毛先が開いてブラシにコシが無くなると歯や歯茎を傷つけてしまう恐もあるため、毛先が開いてきたら交換の目安です。

3.一つのコップに家族全員分を一緒に保管している歯ブラシ

コップの中に入っている複数の歯ブラシ

一つのコップに家族全員分の歯ブラシを一緒に保管すると、互いの毛先が触れ合いやすくなり雑菌を増やす原因となります。毛先が触れ合った状態で保管をすることは、同じ歯ブラシを使っているのと同じことだそうです。

歯周病や虫歯菌がうつる原因となるため同じ入れ物で一緒に保管している歯ブラシは使わないようにして、個別に保管するのがよいそうです。

歯ブラシの寿命を延ばすためのポイント

歯ブラシを水道水で洗っているところ

歯磨きの時は力を入れ過ぎない

歯磨きをするときに力が入り過ぎてしまうと、歯ブラシの毛先が広がる原因となり寿命が早くなります。強く磨くことは、歯や歯茎を傷つけ知覚過敏の原因にもなりますので、力を入れ過ぎてしまう癖がある方はブラッシング圧に注意しながら磨きましょう。

正しい持ち方とブラッシング方法で磨く

間違った持ち方やブラッシング方法でも歯ブラシの毛先は広がってしまうそうです。歯茎をマッサージするときは横に動かし、歯を磨くときは縦に使うのが良いそうです。大きく動かすと歯ブラシの根元が引っ張られ傷みが早くなるので、小刻みに動かす磨き方がおすすめです。

歯ブラシをしっかり洗い乾燥させる

歯磨きをした後の歯ブラシには口の中にあった食べかすやプラーク(歯垢)などの汚れが付いています。簡単に洗うだけでは落としきれないため、強めの流水を出しながらよく洗います。特に根元の部分の汚れは落ちにくいため、指を使ってもみ洗いをします。

水をためたコップの中で歯ブラシをカシャカシャと洗うのもよいですが、その後は必ず流水で洗い流しましょう。洗った歯ブラシは水気を残したまま保管すると菌が増えやすくなるため、清潔なタオルやティッシュで水気を切って保管することも衛生的なブラシを保つためのポイントです。

買うべき歯ブラシの種類とは

色違いの4本の歯ブラシ

歯ブラシは自分に合っていないものを選ぶと十分に歯磨きの効果が得られません。歯ブラシにはヘッドの大きさや毛の硬さ、形状など種類がありますが選ぶ際のポイントは次を参考にしてみて下さい。

  • 形状はギザギザ加工より「一直線の平らな形状」
  • 毛の硬さは「普通」か「やわらかめ」
  • ヘッドの大きさは「小さいもの」

特に女性や子供は成人男性に比べ顎が小さいため、ヘッドが小さくないと奥まで磨けません。また、人は歯を磨くときに力が入ってしまいやすいそうです。そのため、力の弱いお年寄りや小さな子供以外の人が「かため」のブラシを使うと歯茎を傷つけてしまう可能性があるそうです。

最後に

歯磨きをしている女性

歯ブラシは消耗品です。歯科医など専門の方が推奨している交換期間の目安も1カ月に1回程度です。使い方によって毛先が開いたり汚れが取り切れていない場合はその都度交換するようにしましょう。

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