目次
大寒卵とは?
大寒卵(だいかんたまご)とは、暦の上で最も寒い日と言われる「大寒」に産まれた卵のことです。
1月6日頃の「小寒(しょうかん)」の開始の日から、大寒の最後の日までを「寒の内(かんのうち)」といい、この期間に産まれた卵は「寒卵(かんたまご)」と呼ばれています。
その中でも大寒の日に産まれた「大寒卵」を子どもが食べると、体が丈夫になり、大人が食べると金運が上がるなど、縁起が良いものとされています。
産卵数が少ない分、滋養分がたっぷり含まれている
品種改良や飼育環境によって、現代では一年中卵を産むニワトリですが、ひと昔前までは寒い季節に卵を産むのは珍しいことでした。
そのため、寒い時期に産まれる卵は大変貴重なものであり、寒さに負けることなく産み落とされた大寒卵は栄養満点で、滋養はもちろんのこと強運でもあると信じられるようになったのです。
このように、健康運に恵まれるという理由には、大寒卵の栄養価の高さが関係しています。
大寒の寒さの中で生まれる滋養たっぷりの大寒卵を食べると、1年間病気知らずに過ごせると言われる由縁です。その風習は現在も受け継がれており、大寒卵を使用したスイーツや料理などが縁起物として販売されています。
大寒卵を食べて運気アップ!
大寒卵が縁起物と言われているのには、栄養価の高さだけでなく、風水が絡んでいることも知られています。
風水においての「大寒卵」は、金運と健康運を呼ぶ縁起物とされ、大寒卵を食べることで、その年の一年間は金運や健康運に恵まれると伝えられています。
大寒卵で金運がアップするといわれる理由は、大寒に生まれる卵は黄身が特に濃く、その黄色がお金を呼び寄せる色ということのようです。
寒さを耐えた後には必ず春がやってくる・・・いわゆる「堪えた後には、幸せが訪れる」ということから、「大寒卵は、金の気を持つ食べ物」に繋がるわけです。
大人が食べると金運が上がり、子供が食べると病気にならずに過ごせる、という説もあり、いずれにしても、生気に溢れた大寒卵は、身体の中に入るとやがて金運と幸運を芽吹かせ、日増しに幸運が大きくふくらむといった考え方が知れわたっているようです。
《 ポイント 》
- 大寒の寒さの中で産まれる大寒卵は栄養満点で大変貴重なもの。
- 生気に溢れた大寒卵は、金の気を持つ食べ物。
- 大寒卵は滋養に優れているだけでなく、風水的に健康運、金運がアップ。
大寒卵を食べる理由
大寒の頃の日本は、どんな季節を迎えているのか想像してみて下さい。
私たちが毎日のように食べているニワトリの卵は養鶏場で生産し、出荷されています。養鶏が発達している現在では、一年中いつでも卵を食べることができますが、昔は冬の寒い時期になると、ニワトリの産卵数が極端に少なくなり、とても貴重なものでした。
その寒さを乗り越えるために、ニワトリは摂取する水分量を少なめにして、飼料を多く食べるようになりました。
そんな環境下で、寒さに耐えながら産み落とされた大寒卵は、旨味がぎゅっと凝縮され黄身も濃厚で、一年のうちで最も栄養価が高い卵になったのです。
「大寒卵を食べると、1年を健康で過ごせる」と言われる由縁には、こういった背景があります。
現在のように、年中食べ物に困らない私たちには、想像もできないことなのかもしれませんが、昔の人にとって、寒い時期の大寒卵はどれほど貴重なものだったのでしょう。
《 ポイント 》
- 寒さに耐えながら産み落とされた大寒卵は、旨味がぎゅっと凝縮され黄身も濃厚。
- 大寒卵が一年で最も栄養価が高い時期は大寒です。
大寒卵の時期
大寒とは毎年同じ日ではない
「大寒」とは、1年で最も寒いとされる日と言われますが、毎年同じ日ではありません。
夏至や冬至と同じように、一年間を24等分した「二十四節気(にじゅうしせっき)」のひとつであり、毎年1月20日頃から次の節気である立春までの期間を指します。
大寒は1月20日頃の特定の日付を指す場合と、前後する期間を指す意味のふたつがありますが、大寒卵は、毎年特定された、「大寒の日」に産れた卵を指します。
2021年の「大寒の時期」はいつ?
2021年は、2月3日が立春なので、期間では1月20日(水)から2月2日(火)までが「大寒の時期」にあたります。
大寒っていつまでなのか?と、考えることがあったとしたら、「立春の前日」、もしくは、「節分の日」までと覚えておくとよいでしょう。
暦の上で春の始まりとされている「立春」とは、気温が寒さのピークを過ぎ、少しずつ寒さが和らぎ始める日とされています。
二十四節気は日付固定ではないので、日付は変動します。2021年の立春は、2月3日です。
2021年の「大寒の日」はいつ?
その中で、2021年は1月20日が「大寒の日」になり、この日1月20日の日にだけ産み落とされたニワトリの卵が「大寒卵」となります。
2021年の小寒の時期はいつ?
ちなみに、「大寒卵」以外にも「寒卵」というものもあります。寒卵は、寒の入りとされる1月5日頃の「小寒」から、「大寒」が終わる2月2日(火)までに産れたニワトリの卵のことを指します。
「大寒卵」「寒卵」も中国由来のもの
中国には「鶏始乳(にわとりはじめてにゅうす)」という言葉があります。「
鶏始乳」とは、春の予感で、ニワトリが小屋で初めて卵を産む頃という意味の古くからある中国の暦に由来するものです。
この卵を産み始める時期は、大寒を含む5日間にあたり、暖かい季節の到来を告げる卵として、縁起物とされてきました。
昔は寒い冬の時期に大寒卵が食べれるのはとても貴重なことで、食べ物のありがたさのみならず、ニワトリが春の気配を感じて卵を産み始めることは、人々の喜びでもありました。
《 ポイント 》
- 2021年の「大寒の時期」は、1月20日(水)から2月2日(火)までの期間。
- 2021年の「大寒の日」は、1月20日。
- 寒卵は、1月5日頃の「小寒」から2月2日(火)までの期間。
大寒卵の購入方法
最近のニワトリは品種改良によって、一年中卵を産むことができるようになりましたが、大寒の日だけに限られた「大寒卵」の数は限られています。
お店によっては、早い時期に予約をしないと買えないこともあるようです。
では、どうしたら大寒の日に生まれた大寒卵を確実に入手できるのでしょうか?
見た目には、大寒卵なのか一般的に販売されている卵なのか判断がつきませんので、信頼できる養鶏場のネット予約や直売で購入するのが一番良いでしょう。
卵農家や養鶏場から直接購入する
お近くに養鶏場があり、大寒卵を直売しているのでしたら、大寒の日の午後に買いに出掛けるのが良いでしょう。ニワトリは午前中に産卵するので、午後の方が確実に手に入るかと思われます。
ネット通販で購入する
数多くのショップ、卵農家や養鶏場などが、ネットを通じて全国的に大寒卵を販売しています。卵は日持ちのする食品なので、大寒卵は贈答品としても需要があります。
化粧箱入りなど、さまざまなご要望に対応してくれるショップもあり、おしゃれなパッケージに喜んでいただけるでしょう。
ただし、本当に大寒の日に産れた大寒卵なのかどうかを、しっかりと確認しておくことが大切です。
《 ポイント 》
- 大寒卵は信頼できる養鶏場のネット予約や直売で購入する。
- 養鶏場で大寒卵を直売している場合は、大寒の日の午後に買いに行く。
大寒卵を予約できるところはある?
小川フェニックス 鳳凰卵
ストレスの無い環境と水と餌にこだわり、水は地下水を古代樹(樹木の化石)の層を通した水を与え、飼料にはウコンやヨモギと漢方ミックスや蟹や海老の粉末、ゴマを磨り潰した物とか期節の変化によっても中身を替えたりしています。
このように大寒卵を管理をすることによって、卵黄の盛り上がり・卵白の弾力・甘みとコクのある卵ができます。
日本一こだわり卵 SAILOR
高級ホテル、料亭をはじめ全国の多くの有名店で活躍している日本一こだわり大寒卵を直接養鶏場から届けます。大寒卵は品質、味、栄養価で選んでください!
《 ポイント 》
- 小川フェニックス「鳳凰卵」
- SAILOR「日本一こだわり卵」
- タマチャンショップ「大寒卵」
最後に
「大寒卵」とは、大寒の日に産れた卵のことだとおわかりいただけましたか?
今年の大寒の日は1月20日。そして、大寒の時期といえば、2021年の立春は2月3日ですので、1月20日から2月2日までとなります。
大寒の日の卵は黄身も濃厚で、一年を通じて一番おいしい卵と言われてきました。
また、風水の世界では、運気アップに結び付き、大寒卵を食べると金運や健康運に恵まれるとされています。まさに金の卵といったところでしょうか。
ところで、大寒の時期は昔から味噌や醤油、お酒などを仕込む時期でもあります。
一年で一番寒い期間であるため、その寒さから雑菌が入りにくく繁殖しないからなのでしょうか、大寒の朝に汲んだ水は腐りにくいとも言われており、汲み置きする家庭もあるそうです。
寒さで身も心もかじかんで何をするのも億劫になりがちですが、その寒さが必要なこともあるのだと改めて考えされられます。
そのようなことからも、季節の縁起物である大寒卵を美味しくいただくことで、寒さを乗り切り今年の運気アップに繋がっていくとうれしいですね!