目次
ハサミのべたべたを取る方法①:除菌ウェットティッシュ
ハサミのべたべたはアルコールやエタノールが含まれた除菌ウェットティッシュで取ることができます。
ハサミのべたべたの原因のほとんどは粘着剤なのですが、アルコールやエタノールには粘着剤のべたべたを分解する働きがあります。分解された粘着剤は気持ちが良いほどにするんっと取れます。
ハサミのべたべたを取る手順
- ハサミのべたべたが気になる部分を除菌ウェットティッシュで拭きます。
- あまりにもべたべたがひどい場合には、こするように強く拭くと良いです。
- 水洗いや乾拭きをする必要はありません。(アルコールやエタノールは揮発します)
アルコールやエタノールが含まれた除菌スプレーでもOK!
液体タイプの除菌スプレーをお持ちなのであれば、除菌ウェットティッシュにさらに除菌スプレーを吹きかけてヒタヒタなくらいに濡らします。
ハサミのべたべたが気になる部分に巻きつけてしばらく放置します。3分~5分ほどで良いです。放置している間にアルコールやエタノールが粘着剤をしっかり分解し、軽く拭くだけでハサミのべたべたが取れます。
アルコールやエタノールの含有量に注目!
除菌ウェットティッシュや除菌スプレーに含まれているアルコールやエタノールの量がハサミのべたべたを取るための鍵を握っています。含まれている量が少ない場合、粘着剤を分解する力が弱いです。量が多いほど分解する力が強いため簡単に取れます。
ハサミのべたべたを取る方法②:粘着テープ
ハサミのべたべたの主な原因である粘着剤ですが、同じ粘着剤を使用した粘着テープで取ることができます。
粘着テープとは、ガムテープ・マスキングテープ・粘着カーペットクリーナー(コロコロ)・セロハンテープなどです。
ハサミのべたべたが軽度である場合には、マスキングテープのような粘着力の弱いテープでも取れます。重度である場合には、ガムテープのような粘着力の強いテープでキレイに取れます。
ハサミのべたべたを取る手順
- テープを適量の長さに切ります。(あまり長いと扱いづらいので短い方が良いです)
- ハサミのべたべたが気になる部分に粘着テープをペタペタと“押し当てては剥がす”を繰り返します。
- すると、ハサミのべたべたが粘着テープに移り、取れます。
- ハサミのべたべたが多いときは粘着テープを新しく取り換えながら行うと良いです。
ハサミのべたべたを取る方法③:除光液
ハサミのべたべたは、マニキュアを落とすための除光液でも取ることができます。
除光液に含まれている“アセトン”という成分による働きです。
アセトンは“有機溶剤”と呼ばれる物質で、他の物質を溶かす性質があります。アセトンの他の物質を溶かす性質によって、ハサミのべたべたの主な原因である粘着剤を溶かすことで取ることができます。
ハサミのべたべたを取る手順
- コットンやキッチンペーパーに除光液をたっぷりと染み込ませます。(ティッシュではすぐにボロボロに破けてしまいます)
- ハサミのべたべたが軽度である場合はスッスッとこするだけで取れます。
- 重度であるときは除光液を染み込ませたコットンなどを巻きつけて放置した後、拭き取ります。
- ハサミのべたべたが取れたらサッと水洗いして、しっかりと乾燥させます。
ハサミのべたべたを取る方法④:日焼け止め
日焼け止めをお持ちでしょうか。クリープタイプ・ジェルタイプ・エッセンスタイプ・ミルクタイプなど種類は様々ですよね。
もし日焼け止めをお持ちなのであれば、成分表示をご確認ください。私の手元にある日焼け止めの成分表示には、はじめに水、次にエタノールと書かれています。つまり、この日焼け止めに最も多く含まれている成分は水、その次に多く含まれているのがエタノールということです。
ハサミのべたべたの主な原因である粘着剤はエタノールによって分解され、取ることができるとお話しましたね。日焼け止めでもハサミのべたべたを取ることができます。
ハサミのべたべたを取る手順
- 日焼け止めを綿棒やコットンの先につけます。
- ハサミのべたべたが気になる部分を軽くこするように拭きます。
- べたべたが重度であるときは、日焼け止めを歯ブラシにつけてハサミを磨きます。
- 日焼け止めでハサミがヌルヌルするときは石鹸をつかって水洗いし、しっかり乾燥させます。
ハサミのべたべたを取る方法⑤:マニキュアのうすめ液
除光液をお持ちであれば、マニキュアを利用する機会があり、マニキュアのうすめ液もお持ちなのではないでしょうか。
マニキュアのうすめ液は“酢酸エチル”という成分が主成分です。酢酸エチルは“有機溶剤”と呼ばれる物質で、他の物質を溶かす性質があります。酢酸エチルの他の物質を溶かす性質によって、ハサミのべたべたの主な原因である粘着剤を溶かすことで取ることができます。
ハサミのべたべたを取る手順
- コットンやキッチンペーパーにマニキュアのうすめ液をたっぷりと染み込ませます。(ティッシュではすぐにボロボロに破けてしまいます)
- ハサミのべたべたが軽度である場合はスッスッとこするだけで取れます。
- 重度であるときはマニキュアのうすめ液を染み込ませたコットンなどを巻きつけて放置した後、拭き取ります。
- ハサミのべたべたが取れたらサッと水洗いして、しっかりと乾燥させます。
ハサミのべたべたを取る方法⑥:消しゴム
ハサミのべたべたの正体は粘着剤ですが、実はそれほど強い力で張り付いているわけではありません。
べたべたとした性質が取れにくくしていたり、ハサミにつきやすくしているだけです。その粘着剤がハサミに付着している力より、もっと強い力で吸着しながらべたべたを取ってくれるのが消しゴムです。
消しゴムは基本的に「ゴム製」と「プラスチック製」の2タイプです。ガラス状の粉が使われている砂消しゴムもあります。自宅にある消しゴムのほとんどはゴム製なのではないでしょうか。どのタイプの消しゴムでも構いません。
消しゴムでハサミのべたべたを取る手順
- ハサミのべたべたが気になる部分を消しゴムでこすります
- 消しゴムのカスが粘着剤を吸着して絡め取りながらポロポロと落ちます
ハサミのべたべたを取るときの注意点
とにかくハサミの刃でケガをしてしまわないように十分に注意して行ってください。
刃の部分を拭いたりこすったりしますから、指をスッと動かしたときにケガをしてしまいやすいです。べたべたを取るために力を入れているかもしれませんし、深い切り傷になりやすいです。
ハサミのべたべたを取るために使用するものに含まれている水分や油分によって手が滑りやすくなります。軍手やゴム手袋を着用するなどし、手が滑ってしまわないための対策を行うと良いです。
最後に
ハサミのべたべたの原因は粘着剤です。その粘着剤のべたべたを取るために使えるアイテムは自宅にあります。
わざわざ買いに行かなくても、まずは自宅にあるものを使って取れるかどうか試してみましょう。よほど重度なべたべたでない限り、6つのアイテムのどれかで取ることができるはずです。
- 除菌ウェットティッシュ
- 粘着テープ
- 除光液
- 日焼け止め
- マニキュアのうすめ液
- 消しゴム
あなたの自宅にはどのアイテムがありますか?ぜひ、ハサミのべたべたを取る方法と手順を合わせてご参考ください。