スイカの旬は春夏秋!甘いスイカの選び方と保存方法まで

カットされたスイカ

スイカの旬は夏だ、というイメージが強いですね。確かに、冷蔵庫でキンキンに冷やしてから食べる夏のスイカは、特別に美味しく感じるものです。実は、スイカの旬は夏だけではなく、春から秋にかけて、美味しく食べることができます。スイカの選び方、スイカの保存方法、スカイの種類など、旬のスイカを美味しく食べる方法を伝授します。ぜひご参考ください。

スイカの旬は、春・夏・秋にかけて

スイカとヒマワリとトウモロコシ

スイカが出回り始めるのは、4月頃です。9月頃までスーパーや青果店で出回ることから、スイカの旬は「春~夏」にかけて、とされています。

春が旬であるもの、夏が旬であるもの、秋が旬であるものなど、スイカの種類や栽培される地域によって、「最も旬な時期」とされる期間がある場合もあります。

「スイカの旬は夏だ」と強くイメージされるようになった理由

スイカには“夏”というイメージが強いですよね。そのため、旬も夏なのではないか、と考えるかもしれません。

春から秋にかけてと長い旬を持つスイカですが、スイカの旬は夏だ、と強くイメージされるようになったこと、夏の果物(野菜)だとされるようになったことには理由があります。

スイカは90%が水分であり、スイカを食べることでカラダを冷やすことができます。夏の火照ったカラダを冷やし、水分補給にも最適なのです。スイカの旬は夏だ、と強くイメージされるようになった、最も大きな理由でしょう。

旬の甘くて美味しいスイカの選び方4つ

スイカ一玉とカットされたスイカ

スイカを選ぶとき、ポンポンと叩いて音を聞きたくなりませんか?

しかし、素人には音で美味しいスイカの判断をすることは難しいです。でも、なぜかポンポンと叩きたくなってしまうんですよね。

プロの方がスイカを叩いて音を聞くとき、完熟して食べ頃のスイカは濁りがなく清い音がする、未熟なスイカは高い音がする、熟れすぎてしまったスイカは低い音がする、というように聞き分けることができるそうです。

音を聞き分けることはできなくても、私たち素人でも、旬の甘くて美味しいスイカを選ぶことができる方法をいくつかご紹介しましょう。目安としてお役立ていただけると良いと思います。

スイカの表面のシマシマ模様の色がハッキリとしているものを選ぶ

並んでいるスイカのシマシマ模様の色の濃さを比べてみてください。スイカによって違いがあることがわかるかと思います。甘くて美味しいスイカは、シマシマ模様の黒い部分が濃い色をしています。薄くてぼやけているスイカは避けると良いです。

スイカの表面のシマシマ模様の黒い部分がポコっと盛り上がっているものを選ぶ

シマシマ模様の黒い部分をよーく見てください。ポコっと盛り上がっているスイカを見つけたら、ぜひ手に取ってみてください。シ

マシマ模様の黒い部分がポコっと盛り上がっているのは、そのスイカが新鮮である、という証拠です。元気に力強く育ち、甘味が強いスイカに育つことができた、という証拠でもあります。

スイカの下部にあるオヘソの大きさで選ぶ

スイカには、上部と下部があり、ツルが付いている部分が上部です。しかし、お店に並ぶとき、ツルが付いていないことがほとんどです。

まず、どちらが上部でどちらが下部か、確認してみましょう。

スイカの下部には、オヘソと呼ばれる部分があります。茶色く丸い形をしています。オヘソの茶色い部分が大きければ大きいほど、完熟して甘いスイカであるという証拠です。食べ頃のサインでもあります。

逆に、オヘソの茶色い部分が小さければ小さいほど、まだ未熟であるという証拠です。

買ってすぐ、完熟した甘いスイカを食べたいのであれば、オヘソの茶色の部分が大きいスイカを選ぶと良いです。オヘソの茶色い部分がどれくらい大きければ良いのかなんて、きっとわからないですよね。

並べられているスイカをいくつか選び、オヘソの茶色い部分の大きさを比べてみましょう。その中で一番オヘソの茶色い部分が大きいものを選ぶと良いでしょう。

スイカの上部にあるツルが新鮮なものを選ぶ

ツルの新鮮さは、スイカの新鮮さを示しています。しかし、お店に並んでいるスイカのほとんどは、ツルがない状態です。もし、ツルが付いたままのスイカを目にすることがあれば、ツルにも注目して選んでみましょう。

ツルの色が鮮やかな緑色で、その周囲が盛り上がっているスイカは、完熟していて食べ頃です。完熟したとき、ツルの付け根の周囲が盛り上がってくるからです。

まだ未熟で食べ頃でないスイカである場合には、ツルの付け根の周囲がへこんでいます。

収獲されてから長い時間が経ち、新鮮さを失ってしまったスイカは、ツルが枯れてしまっていたり、色の鮮やかが失われてしまっていることがあります。

旬のスイカの甘さと美味しさを逃さないための正しい保存方法

三角に細かくカットされて重なり合うスイカ

スイカは、収獲された後、追熟することはありません。収獲された後は、少しずつ、新鮮さや甘さや美味しさが失われていきます。

もし、未熟なまま収獲されても、その後、甘さや美味しさが増すことはない、ということです。

つまり、“旬の甘くて美味しいスイカの選び方”を目安に選んでいただいたスイカは、購入したときが旬!購入したときが食べ頃!なのです。

スイカは「常温」で保存しましょう

追熟することがなく、収獲された後、少しずつ、新鮮さや甘さや美味しさが失われていくスイカは、収獲してから常温で2週間ほど、甘さや美味しさを保ったまま保存することができるとされています。

しかし、収獲した日を表示しているお店はほとんどありません。購入した後は、常温(冷暗所)で保存し、数日中には食べきってしまった方が良いでしょう。

スイカは「冷蔵」で保存すると甘さが失われます

スイカを一玉まるごと購入し、保存するとき、最適な温度は10℃~15℃であるとされています。

一般的な冷蔵庫の場合、冷蔵室の温度は2℃~6℃、野菜室は3℃から7℃です。スイカを冷蔵で保存するには、温度が低すぎてしまいます。

スイカを冷蔵で保存すると、冷やしすぎになってしまい、甘味や美味しさが失われてしまう可能性があります。風通しの良い冷暗所で保存し、夏は冷房のきいた涼しい部屋に置いて保存すると良いでしょう。

カットしたスイカは「野菜室」で保存し、早めに食べきりましょう

カットしたスイカは、ラップに包むなどし、冷蔵庫の野菜室で保存します。

先にお話したように、一般的な野菜室の温度は3℃から7℃で、スイカを冷やしすぎてしまいます。そのため、長く保存しておくと、甘さや美味しさが失われてしまう可能性があります。

旬の食べ頃で甘くて美味しいスイカを食べたいのであれば、カットした後、早めに食べきってしまいましょう。

スイカの種類

まだ食べたことのないスイカにもチャレンジしてみましょう!

黄色スイカ(クリームスイカ)

細長く中身が黄色いスイカ

果肉が黄色いスイカのことを、黄色スイカ、または、クリームスイカと呼んでいます。甘さが控えめなものが多い黄色スイカですが、そのあっさりとした甘さがを好む人もいます。

果肉が赤いスイカにも負けないくらい、高い糖度を持つ黄色スイカもあります。黄色スイカには、「おつきさま」「おおとり」「ひまわり」などの品種があります。

マダーボール

マダーボール出典:マダーボール | みかど協和|http://www.mikadokyowa.com/product/madder_ball/

細長く、楕円形のスイカのことを、マダーボールと呼んでいます。皮が薄いという特徴があり、甘味が強いです。「姫まくら」「紅まくら」「黒美人(はちきん)」などの品種があります。

でんすけスイカ

でんすけスイカ出典:https://item.rakuten.co.jp/rebun/densuke_w/

でんすけスイカは、皮が深い緑色をしており、他のスイカに見られるシマシマ模様がありません。一見、真っ黒のようにも見えることがあります。

真っ赤で瑞々しく甘い果肉と、シャリシャリとした食感が人気のスイカです。高級なスイカであるとして、贈答品としても人気が高いです。7月から8月に出荷されることから、夏が旬で食べ頃でしょう。

最後に

スイカをカットしている様子

スイカは4月頃から9月頃まで出回り、春から秋にかけてが旬である野菜です。完熟した状態で出荷され、お店に並び、みなさんが購入されたときが、最も旬で食べ頃なときです。

購入した後は常温で保存し、甘さや美味しさを十分に味わってもらうために、数日中には食べてほしいです。

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