そうめんにつくカビの種類とは?白カビは食べても大丈夫?!

束ねられたそうめんのアップ

そうめんにつくカビは、白カビと青カビの2種類です。カビがついたそうめんをうっかり食べてしまった場合、健康面でどのような影響があるのか不安ですよね。そこで今回は、そうめんについた白カビと青カビではどのような違いがあるのか、そうめんのカビを食べるとどうなるのか、などを説明し、そうめんの正しい保存方法や賞味期限をご紹介します。

そうめんにつくカビの種類

束ねられたそうめん

そうめんにつくカビの種類は白と青

そうめんにつくカビには種類があります。見た目や味に変化が見られない白カビと見た瞬間にカビと判断できてしまう青カビです。

※保存の方法や状況によってはこの2種以外のカビがついてしまうこともあります。

そうめんの青カビは要注意!

そうめんにつく2種類のカビの内、注意しなければいけないカビが青カビです。

青カビにも種類があり、その種類によってはマイコトキシンというカビ毒で、小麦を使って作られているそうめんもカビ毒による汚染が確認されている食品です。

ほとんどのカビ毒は加熱によって死滅させることができるのですが、カビの中には熱に強いカビ毒もあるので注意しなければいけません。

そうめんの白カビは無害

そうめんにつく白カビは製造過程で高温発酵させるので白カビが発生しやすくなってしまいますが、白カビは食べてしまっても胃で消化されるので、体への悪い影響はありません。茹でてから流水で洗い流すことで気にする必要が全く無いと言えます。

《 ポイント 》

  • そうめんにつくカビには、白カビと青カビの2種類のカビがある。
  • そうめんついた白カビは食べてしまっても、健康面に対して悪い影響はない。
  • そうめんについた青カビは種類によって、カビ毒を発生させることがあるので注意が必要。

そうめんにカビがついたら

茹でたそうめんとあさがお

そうめんに青カビがついていた場合でも、カビがついてしまった部分を取り除いたり、洗い流してから加熱すれば食べても体に対して重大な問題が発生することはほとんどありませんが、食べても風味が落ちるためおすすめすることはできません。

そうめんのカビを食べたらどうなる?

カビがついたそうめんを食べてしまった場合に身体に起こる可能性がある症状は下記のとおりです。

気分が悪くなる(吐き気や嘔吐)

カビがついたそうめんを食べて1番多く起きるであろう症状は、気分が悪くなってしまうことです。

カビの種類で発生してしまったカビ毒による食中毒の症状である可能性を否定することはできませんが、ほとんどの場合はカビがついたものを食べてしまったから気分が悪くなったという精神的なものが原因で気分が悪くなっています。

実際に嘔吐してしまったり、寒気を感じるなどの症状がある場合には、青カビ以外の別の菌による食中毒の可能性があるので医療機関に問い合わせるようにしましょう。

下痢

カビ毒による食中毒の場合、下痢担ってしまう可能性があります。こちらも症状が悪化したり、違う症状も出た場合には青カビ以外の別の菌による食中毒の可能性があるので医療機関に問い合わせるようにしましょう。

発がん性物質

そうめんにつくカビの種類によっては発がん性物質を含んでいるものもあり、がんの発症リスクを高める場合があります。がんとの因果関係を指摘されているカビ毒はアフラトキシン類です。

ただし、そうめんにアフラトキシン類が発生する青カビがついていたということはありません。とは言え、そうめんを含む穀類についてしまうカビ毒とがんとの因果関係を指摘する説もあるため、絶対に安全と言い切ることはできません。

食べた場合にすぐがんを発症してしまうというわけではなく、長期に渡り継続して摂取し続けてしまった場合に限る話しなので、少量を誤って食べてしまったといった場合は不安に思う必要はありません。

そうめんにカビがつかない正しい保存方法

束ねられたそうめん

通気性の良い冷暗所で保存する

そうめんにカビがつかない正しい保存の方法は直射日光が当たらない通気性の良い冷暗所で保存することです。

キッチンのシンクの下などは湿気が溜まりやすい場所になるのでそうめんの保存には向いていません。高温多湿担ってしまう場所はカビ以外にも虫がついてしまう心配も出てきてしまいます。

ビニールの袋のパッケージで5束~6束が入って密閉されているそうめんは心配ありませんが、紙箱や木箱にそのままの状態で入っているそうめんは、そのままの状態で保存を続けてしまうとカビが発生してしまうリスクがあります。

天気の良い日に箱から出して陰干しして風を通すことでカビがつきにくくなります。

そうめんの賞味期限

束ねられたそうめん

未開封のそうめんの賞味期限

そうめんの賞味期限は麺の種類によって異なります。

  • 乾麺:常温または冷蔵で2年~3年
  • 半生麺:常温または冷蔵で2ヶ月~3ヶ月
  • 生麺:冷蔵で1週間~1ヶ月

となります。

そうめんは常温と冷蔵のどちらの方法で保存した場合でも賞味期限に大きな差はありませんが、冷蔵保存をするとカビや虫がつきづらくなるので安心できます。木箱に入って販売されている乾麺は臭いが移りやすいので、袋などに移して保存することをおすすめします。

開封後のそうめんの賞味期限

開封後のそうめんは密閉して保存しますが乾麺と生麺では密閉する理由は異なります。乾麺の場合はカビや湿気を防ぐため、生麺や半生麺の場合は乾燥を防ぐためです。

賞味期限は乾麺の場合、適切な保存方法をすることで未開封のときと同じで、2年~3年という長期保存ができますが、生麺や半生麺の場合は水分が含まれているため、カビや腐りやすくなっているので、必ず冷凍保存をして早めに食べ切るようにしてください。

《 ポイント 》

  • 乾麺のそうめんは長期保存が可能ですが、保存状態によってカビがついてしまったり、虫がついてしまい食べられなくなってしまうことがある。
  • 長期保存をしているとそうめんの持っている風味がおちてしまうことがあるので、賞味期限内でもできるだけ早く食べるようにする。

茹でたそうめんの賞味期限や保存方法

皿の上の茹でたそうめん

乾麺のそうめんでカビがつく以外にもそうめんを茹でた場合にも注意が必要です。

そうめんを茹でて食べられる状態にした場合、余ってしまったら冷蔵または冷凍で保存しましょう。冷蔵した場合の賞味期限は2日~3日で、冷凍した場合は2週間~3週間を目安にして食べ切るようにしてください。

そうめんは冷蔵と冷凍のどちらの保存の方法をしても麺がくっついて固まってしまうので、食べる時には水でほぐしてから食べてください。

《 ポイント 》

  • 茹でたそうめんは時間が経過するとのびてしまい、コシがなくなってしまうのであまり保存には向かない。
  • 可能な限り茹でたそうめんはそのときに食べ切るようにする。

最後に

束ねられたそうめん

そうめんについたカビも気になりますが、虫が発生するのも気持ち悪いですよね。そうめんに虫が発生してもしっかり洗ってゆでれば食べても害は無いそうですが…食べる気にはならないかもしれませんね。

カビだけでなく虫も高温多湿を好みますので、湿気のない温度のひくいところでそうめんを保存することを忘れないでくださいね。

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