炭酸を凍らせるのが危険な理由3つ!凍らせてしまった場合の対処法とは

ソフトドリンク

炭酸水や炭酸飲料を凍らせるのはとても危険なことです。安全に冷凍したり解凍したりする方法はないのかなど調べてみました。ケガなどに注意しながら炭酸を楽しむためにどうしたらよいのかも合わせて書いてみました。ぜひ参考にして下さい。

炭酸を凍らせるとペットボトルが膨らむ

冷凍したペットボトルの麦茶

夏の暑い時期にはよく冷えた飲みものが美味しいですよね。常温保存していた炭酸飲料を「すぐに冷やしたいから」と凍らせて、うっかりペットボトルが膨らんでしまったという経験のある方も多いのではないでしょうか。

炭酸には二酸化炭素が入っているので凍らせると膨張してしまい、容器が内側からの加圧に耐えられなくなり膨らんで来るのです。

凍らせると炭酸が抜ける

炭酸飲料を凍らせてから解凍するとどのような変化があるのでしょうか。

凍らせるとにごりが出るなど、バランスが崩れて味が落ちてしまうことが多々あります。また、開封済みのものは炭酸が抜けてしまいますが、未開封のものは炭酸が残っていることが多いです。

開封前後で、なぜ炭酸の抜け方が変わってしまうのでしょうか。

炭酸を詰める際に加圧してあり未開封のものは炭酸ガスが水に溶けださないのですが、開封済みのものは炭酸ガスが水に溶けてしまっているので、炭酸が抜けてしまっています。

炭酸を凍らせるのが危険な理由3つ

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炭酸が膨らんでしまう仕組みを解説してきました。それでは、炭酸を凍らすことで具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。

炭酸を凍らせると危険な理由を3つ紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

危険な理由①:ペットボトルが爆発する恐れがある

ペットボトルの炭酸水は水に炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んでいる状態です。凍らせると水に溶け込んでいる炭酸ガスが気化し、内側からペットボトルに圧力がかかって爆発してしまう恐れがあります。

ペットボトルの軽量化がすすむにつれ耐久性は弱まっているため、冷蔵用のペットボトルだと爆発に至るケースも考えられます。

近年では冷凍に対応したペットボトルも販売されています。冷凍用のペットボトルは、強度を増すために冷蔵用より厚めに作られています。冷凍できるペットボトルはキャップに記載がありますので、購入の際には確認して下さい。

危険な理由②:缶飲料は未開封でも爆発する恐れがある

缶でもペットボトルでも炭酸入りの飲料水を凍らせると、炭酸ガスを含んだままの液体が凍ってしまい、体積が増し膨張してしまうので、爆発する恐れがあります。飲料の入っている缶は、破裂しないようにするために蓋や底が膨らむ構造になっています。

しかし、内側から強い圧力がかかると缶自体や開け口に亀裂が発生したりして、開封していなくても破裂することが多いです。破裂して怪我をすることも心配ですが、冷凍庫の中で爆発してしまった場合、冷凍庫のお掃除が大変になることも避けらないでしょう。

危険な理由③:炭酸水でもジュースでも同じようになる

炭酸水でも炭酸入りのジュースでも凍らせることによって体積が増え膨張しペットボトルや缶が破裂してしまうことがあります。液体の状態の時よりも自由に分子が運動しているため水素結合しても綺麗に並んでくれないので、かさが高くなってしまい膨張して破裂するのです。

食品などは冷凍すると日持ちがするので便利ですがジュースなどの飲み物は危険が伴うので十分な注意が必要です。

炭酸を安全に凍らせる方法3つ

Fresh orange juice in plastic bottle on ice

ここまで炭酸を凍らせるリスクについて説明してきました。

リスクがあるとはいえ、必要に駆られて炭酸を凍らせたいというシーンがないわけではありません。リスクをきちんと理解した上で、比較的安全に炭酸を凍らせる方法を3つ紹介します。

凍らせる方法①:冷凍用の保存袋を使用

フリーザー用の保存袋に炭酸水を入れてジッパーを閉じて保存します。もちろん凍らせれば膨張こそしますが、ペットボトルや缶が破裂する事故リスクを防げます。

スーパーやコンビニなどで炭酸入りのフローズンアイスが売っている際に、パウチに入っているものを見かけるのは安全面を考えて作られているからです。

フリーザー用の保存袋で凍らせるとシャリシャリになり手で揉むだけで、機械いらずの簡単かき氷になり、色々な味のかき氷が食べられますので、ぜひ試してみて下さい。

凍らせる方法②:封をしないで凍らせる

封を開けて凍らせると炭酸がなくなって凍ります。炭酸に含まれる炭酸ガスが溶け出してしまった液体から、凍らせる際に体積が増えて膨張します。

それにより亀裂や破裂が起こり、封をしないで凍らせれば途中過程で炭酸ガスが抜けてしまうので、中からの圧力(炭酸ガスによる圧力)がなくなり安全です。

この方法の注意点として、封を開けて凍らせてしまうと炭酸が抜けてしまいます。せっかくの炭酸がなくなって、味が変わってしまうことには留意しましょう。

凍らせる方法③:中身を少し減らす

中身を少し減らして凍らせると容器に余裕ができるので凍らせることができます。

水分は凍らせることによって体積が増し膨張してしまい、亀裂や破裂を引き起こしますので、少し中身を減らしておくのが効果的です。全容量の10%程度減らしておくと、破裂しにくくなります。

具体的には、500mlのペットボトルであれば1口ぐらい飲んで冷凍庫に入れると、破裂しにくくなります。冷凍する際は立てて冷凍庫に入れないと凍ってしまってフタが開けにくくなったり、飲み口の部分の水分が凍ってしまい開けにくくなりますので気をつけましょう。

冷凍で販売されているペットボトル飲料もある

Hand holding cola plastic bottle is a carbonated soft drink isolated on white background

スーパーやコンビニで冷凍販売されている冷凍PETを見かける方も多いでしょう。

色々なメーカーが独自で、冷凍用にペットボトルを開発したり冷蔵でも冷凍でも楽しめるように開発された冷凍PETが、販売されていたりと様々な種類を見ることができます。

せっかく冷たい冷凍PETなのに、飲んでいる途中で生ぬるくなってしまうと美味しくないのと、暑い季節に凍った冷凍PETは、外出先で保冷剤として手軽に「涼」が取れるアイテムとしても活用できるのも嬉しいポイントです。

「冷凍PET」は再利用できる?

安全に凍らせらせる便利な冷凍PETですが、はたして再利用は可能でしょうか。

結論からいうと、冷凍PETの再利用はできません。

何度も口をつけて飲みますので、衛生面で不安が残ります。また、ペットボトル自体も再利用を想定して作られていないため、強度面でリスクが払拭できません。

知らずに再利用していると亀裂や破裂などケガをする危険が増しますので、冷凍PETは使い切りと考えましょう。

炭酸を凍らせてしまった場合の対処法2つ

炭酸水

炭酸を凍らせるのと膨張して破裂する危険があることは既にお伝えしました。

それでは、誤って凍らせてしまった場合に安全に解凍する方法はあるのでしょうか。代表的な方法を2つ紹介しますので、ケガなどないように参考にして下さい。

自然解凍する

凍らせてしまった炭酸は、ゆっくりと自然解凍が一番安全に解凍できます。

解凍の際にはペットボトルのまわりにたくさんの数滴が付いて水浸しになるので、流し台などに置いて解凍するようにして下さい。

自然解凍した飲料水の味が解け始めた時に濃くなってしまうことがありますので、少し溶けた所で振ると味がまろやかになります。ですが、あまり勢いよく振ってしまうと泡が立ってしまい美味しくなくなりますので軽く振るだけで大丈夫です。

衝撃を与えないようにする

凍っている炭酸入りの飲料に、衝撃を与えると破裂の危険があります。

凍らせてしまったペットボトルや缶に衝撃を与えたり、急激に温めると容器の中にこもっている炭酸の圧力や、凍って膨張してしまった液体の影響で亀裂が走ったり破裂してしまう危険がありますので気をつけて下さい。

ですので、冷凍庫から出す際は慎重に取り扱って下さい。タオルなどで包むなどして、もしも容器が破裂してもケガをしないよう対処しながら取り扱うようにして下さい。

炭酸を凍らせることは危険!

バツマークを作る女性

炭酸を凍らせるのは、破裂などの危険が伴いますのでケガをしないように十分に注意し冷凍しましょう。

凍らせると料理やデザートにも使うことができるので、デザートを作りたいという方も多いでしょうから、どうやって凍らせたら安全なのかを参考にして美味しく召し上がって下さい。

暑い夏など保冷剤の代わりに「涼」を取ることもできますので活用しましょう。そして、冷たく美味しいまま炭酸を飲みましょう。

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