目次
魚焼きグリルの掃除の方法
魚焼きグリルの掃除は重曹やセスキ炭酸ソーダが効果があります。魚焼きグリルの主な汚れは「油汚れ」と「焦げ」などの酸性の汚れですので、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダで魚焼きグリルを掃除します。
魚焼きグリルの網と受け皿の掃除
用意するもの
- 重曹またはセスキ炭酸ソーダ
- ぬるま湯(40℃程度)、または水 1L
- ゴム手袋
- スポンジ
- 歯ブラシ
- メラミンスポンジ
- キッチンペーパーまたは布巾
- 受け皿と網が入る大きさのごみ袋または桶
※シンクにお湯を張って浸けることができる場合は、ゴミ袋や桶は不要です。
掃除の手順
- 網と受け皿を外す
魚焼きグリルの網と受け皿を外します。他に取り外せる部品がありましたら外して一緒に洗いましょう。 - 重曹を溶かす
魚焼きグリルの網と受け皿が入る大きさのゴミ袋または桶に、ぬるま湯2リットルと重曹大さじ6杯を入れ、よく溶かして重曹水を作ります。お湯や水が足りないと感じたときは1リットル増やすごとに重曹も大さじ3杯づついれましょう。私のおすすめはゴミ袋。掃除が終わったらゴミ袋を捨てるだけなので楽です。桶やシンクの場合、網や受け皿から落ちた油汚れを掃除しなければなりませんのでちょっと面倒。 - 重曹水に浸ける
魚焼きグリルの網と受け皿を重曹水に浸けて30分~1時間放置しましょう。放置時間の目安は、汚れが浮いてきたらOKです。 - こすり落とす
スポンジでこすり落とします。隙間や角は歯ブラシを使って落としてください。頑固な汚れの場合はメラミンスポンジを使って掃除しましょう。 - すすぐ
魚焼きグリルの網と受け皿を取り出して、水道水でジャージャー洗い流しましょう。残ったゴミ袋は丸めてゴミ箱に捨てましょう。桶やシンクに網や受け皿の油汚れがついていますので、重曹または台所用の中性洗剤で洗ってください。 - 水分を拭き取る
すすぎが終わった後、網や受け皿についている水分をキッチンペーパーなどで拭き取ります。
これで魚焼きグリルの網と受け皿の掃除は完了です。
魚焼きグリルの庫内の掃除
魚焼きグリルの庫内は油汚れが飛び散っています。掃除をせずに放置していると油汚れが固まって簡単には落とせなくなります。
用意するもの
- 重曹またはセスキ炭酸ソーダ
- 水またはぬるま湯40℃程度
- キッチンペーパー
- ラップ(食品用)
- ゴム手袋
- スポンジ
- 歯ブラシ
- メラミンスポンジ
- スプレーボトル
汚れが少ない場合
キッチンペーパーや布巾に水を含ませて魚焼きグリルの庫内を拭き掃除しましょう。落ちない汚れがある場合は水で薄めた台所用の中性洗剤を布巾につけて拭いてください。洗剤を使用した場合は、水拭きして洗剤をしっかり落としましょう。
汚れが酷い場合
頑固な汚れを落とすコツは重曹水やセスキ炭酸ソーダ水を汚れの上にパックすることです。パックすることでしつこい汚れを浮かすことができますので掃除がとっても楽になります。
掃除の手順
- 掃除前の準備
重曹水またはセスキ炭酸ソーダ水を作っておきます。
・重曹水:水250mlに対して重曹を大さじ1杯混ぜて溶かします。
・セスキ炭酸ソーダ水:水250mlに対してセスキ炭酸ソーダを小さじ1杯混ぜて溶かします。 - 魚焼きグリルの庫内を空にする
魚焼きグリルの網や受け皿など外せる部品を全て外します。取り外した網や受け皿や部品は庫内とは別に重曹水で浸け置き洗いをしましょう。 - 濡らして貼り付ける
キッチンペーパーを重曹水またはセスキ炭酸ソーダ水に浸し、庫内全体にパックするよう貼り付けます。 - ラップをする
貼り付けたキッチンペーパーの上をラップで覆います。ラップでキッチンペーパーをぴったり密着させたら30分~1時間放置します。放置の目安は汚れが浮いてきたらOKです。 - パックを外す
貼り付けてあるラップやキッチンペーパーを外して、新しいキッチンペーパーまたは布巾で汚れを丁寧に拭き取ります。 - 水拭きする
残っている汚れや重曹水またはセスキ炭酸ソーダ水をキッチンペーパーや布巾で水拭きしましょう。 - 乾燥させる
水分が残らないようしっかり乾燥させた後、網と受け皿を戻します。
これで魚焼きグリルの庫内の掃除は完了です。
魚焼きグリルの臭いを取る方法
魚の臭いが薄い場合は、魚焼きグリルの掃除が終わった後、5分ほど空焼きすると臭いが減ります。頑固な臭いの場合は、お茶の葉を受け皿に広げて5分ほど弱火で加熱し、お茶の香りがしてきたら火を止めましょう。
お茶の葉の代わりに、コーヒーの出がらしを使用できます。水分が残ったままのコーヒーの出がらしを魚焼きグリルの受け皿にしき、5分ほど弱火で加熱しましょう。
魚焼きグリルの庫内をきれいに掃除したはずなのに魚臭さが取れないことありますよね。この残った臭いが次に何か焼くときに移ることがあります。天ぷらを魚焼きグリルで温めたことがあるんですが、魚の臭いがついて食欲なくしました…。
魚焼きグリルは魚だけでなく、食パンなどを焼くことができます。その際やはり気になるのが臭い。魚焼きグリルが臭うとき多くの場合は取り外しができるトレイや焼き網ではなく、グリル庫内に油汚れが固まりそこに魚の臭いがついてしまっています。
なかなか掃除しづらい場所ですが、長い棒などを使って庫内の焦げ付き汚れを落とすことからはじめましょう。
魚焼きグリルの汚れを溜めない方法
魚焼きグリルを使うたびに網と受け皿は毎回お掃除しましょう。
掃除の手順
- 網と受け皿を冷ます
魚焼きグリルを使用後、網や受け皿の熱が冷めるのを待ちます。完全に冷ますより、火傷しない程度の熱が残っていたほうが油が落としやすくなりますよ。 - 台所用の中性洗剤で洗う
魚焼きグリルから網と受け皿を取り出し、スポンジに台所用の中性洗剤をつけて網と受け皿の油汚れをこすり落としましょう。 - 水洗い
最後に水洗いすればOKです。もし落ちない油やこげが残っている場合は、お湯に30分ほど浸けておくと汚れが浮いて落としやすくなります。
魚焼きグリルを2回~3回使用した後、魚焼きグリルの庫内の汚れもきれいに拭き取りましょう。
キッチンペーパーや布巾に水を含ませて、なかをさっと拭いてください。こびり付いた汚れがある場合は、水に台所用の中性洗剤を薄めたれた水を使用しましょう。さっと拭くだけでも油汚れがこびり付くのを予防できます。
魚焼きグリルの掃除頻度
- 網と受け皿は使うたびに掃除
- 本体は2回~3回使用後に掃除
魚焼きグリルの汚れを少なくする裏ワザ
アルミホイルを使う
魚焼きグリルの網と受け皿にアルミホイルをしきます。魚を焼いた後はアルミホイルごと捨てるだけでほとんどの汚れがとれます。
重曹を使う
魚を焼く前に、魚焼きグリルの受け皿に水200mlと重曹を大さじ3杯ほど入れて溶かしましょう。重曹が魚の油汚れを中和してくれますので油のべたべたが抑えられて洗うのが楽になります。これは何回か使い回しができますよ。
片栗粉を使う
魚を焼く前に、魚焼きグリルの受け皿に水200mlを入れ、大さじ4杯の片栗粉を入れて溶かします。魚の油を片栗粉がキャッチして固めてくれます。冷めてゼリー化したらそのまま丸ごと生ごみとしてポイッ。揚げ物の油を固めて捨てるものがありますが、それと同じ感じですね。
お酢を使う
魚に直接酢を塗る方法です。焼く前の魚の表面にハケなどで酢を薄く塗ると網に魚の皮がくっつくのを防ぐことができますので網に焦げがつきにくくなります。また、酢を塗ることで魚の皮がぱりっと焼きあがります。
サラダ油を使う
魚を焼く前に、魚焼きグリルの網の表面にサラダ油をハケなどで薄く塗ってから魚を焼くと網にこげが付くのを防げます。
グリルストーンを使う
グリルストーンという名前をはじめて聞いた方もいるかもしれませんが、グリルストーンは油を吸収させて煙が出るのを防いでくれる石です。グリルストーンは遠赤外線の効果もありますので、魚焼きグリルの受け皿グリルストーンを置くことでふっくら網焼き上げることができます。グリルストーンは100均でも販売していますので気軽に試してみてください。
焼く前に水分を取る
魚を焼く前に、魚の表面の水分をキッチンペーパーでふき取ることで焦げ付きをおさえます。魚だけでなく肉や野菜などの他の食材を焼く時も水分を拭き取りましょう。時間をかけずに表面をカリッと焼くことができます。
まとめ
この記事では魚焼きグリルのお掃除についてご紹介しました。魚焼きグリルを汚さない方法やコツも色々ありましたが、掃除が面倒な私はアルミホイル派です。アルミホイルなら捨てるだけなので楽なんですが、ちょっと油っぽさが残ってしまうことがあります。
魚の表面をカリッとジューシーに焼くにはやっぱり直接網焼きですね。網焼きは焦げを落とすのが面倒なので網にサラダ油を塗って、受け皿に水と片栗粉を入れて焼くことをおすすめします。
魚焼きグリル取り外しができるトレイや焼き網部分は、オキシクリーンのような酸素系漂白剤に漬けおき洗いするのもおすすめです。強い発泡力があるオキシクリーンであれば、焼き網の細かい部分の汚れまで一度に落とすことが可能です。
少しでも汚れを残しておいた状態で火力の強い状態で再び使ってしまうと焦げ付きとなり余計に掃除が大変になってしまいます。
そのようにならないためにも魚焼きグリルはこまめな掃除を習慣づけましょう。
家事アドバイザー・節約アドバイザーとしてテレビ・講演・コラム連載などで活動。頭を使って賢くスマートに、時間とお金をバランスよく使う暮らし方を提唱。著書に「シンプルライフの節約リスト」(講談社)などがある。
そのためにもこまめに洗うことが大切。トレイや焼き網は食器洗い用の洗剤で汚れを落とすことができるので毎回綺麗に洗いましょう。
またありがちなのが、焦げがこびりついてしまった焼き網。最近では100円ショップで細いところ専用のブラシなども売っているので、それらを利用することで網の細かい部分も綺麗に汚れを落とすことができます。