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カーボンヒーターの電気代はいくら?
カーボンヒーターの電気代は短時間の使用であれば他の電気ストーブと比較して約半額近く安くなりますが、長時間使用すると割高になります。短時間の使用が安くなる理由は、カーボンヒーターの性能が良く消費電力が少なくてすむからです。
カーボンヒーターは他の電気ストーブの約半分の消費電力で同じ温度になります。
例えば、カーボンヒーターの仲間にハロゲンヒーターというものがありますが、ハロゲンヒーターが600W使って出した熱と、カーボンヒーターが300W使って出した熱は同じ温度になります。つまり、消費電力が約半分ですむので電気代も半額になるわけです。
1時間あたりの電気代
カーボンヒーターを1時間使用した場合の電気代をワット数別に出してみました。
ワット数 | 電気代(1時間) |
1000W | 27円 |
900W | 24.3円 |
800W | 21.6円 |
700W | 18.9円 |
600W | 16.2円 |
500W | 13.5円 |
400W | 11.8円 |
300W | 8.1円 |
注)1kwh=27円で計算しています。
カーボンヒーターを短時間・長時間使ったときの電気代
短時間使った場合
キッチンなどで足元に置いて使用する場合、足元や下半身を暖めるには消費電力は300Wあれば十分です。キッチンでの使用が一日2時間あったとして、1日の電気代は16.2円、1ヶ月で486円ですので割安ですね。
長時間使った場合
犬や猫などのペットのために、一日10時間使用していた場合、300Wで1日の電気代は81円、1ヶ月で2,430円となり割高になります。
エアコンの場合は1ヶ月約2,000円前後、こたつの場合は1ヶ月約1,400円前後に抑えることができますので、カーボンヒーターを長時間使用すると他の暖房器具より高くなることがお分かりになると思います。
カーボンヒーターと他の暖房器具との電気代の比較
カーボンヒーターに限らず、電気ストーブ・ヒーターは長時間の使用は割高になります。電気代を節約するために、他の暖房器具の電気代はどのくらいか知っておいた方がいいと思います。
他の暖房器具の電気代をカーボンヒーターと比較してみました。
暖房器具名 | 電気料金 |
カーボンヒーター | 13.5円 |
ハロゲンヒーター | 27円 |
セラミックファンヒーター | 27円 |
エアコン | 6.48円 |
こたつ | 4.6円 |
ホットカーペット | 8.5円 |
電気毛布 | 1.3円 |
電気ブランケット | 1.4円 |
オイルヒーター | 35円 |
カーボンヒーターの特徴
遠赤外線を使用している電気ストーブ
カーボンヒーターは「電気ストーブ」の一種です。遠赤外線を使用していますので「遠赤外線ヒーター」の分類になります。電気をエネルギーとして動いていますので給油や換気などは不要で安全な暖房器具です。
発熱体は「カーボン(炭素化合物)」
カーボンヒーターは炭素繊維に電気を流して暖めていますので、熱効率が非常に高くなっています。
熱効率が2倍
カーボンヒーターの炭素繊維の赤外線放射量はハロゲンヒーターの約2倍ですので、同じ温度にするまでに、カーボンヒーターはハロゲンヒーターの半分の消費電力ですみますので、費用対効果が高い暖房器具です。
電気代が安く利用できる
カーボンヒーターは消費電力が300Wあれば十分暖かくなりますので割安です。ハロゲンヒーターで同じ温度にするには、2倍の消費電力・600Wがかかります。つまりカーボンヒーターはハロゲンヒーターの約1/2の電気代ですみます。
暖める範囲はピンポイント
カーボンヒーターは広い空間での暖房能力は低く、部屋全体ではなくスポットを暖めるのに向いています。遠赤外線は足元から体の芯を暖めることができますので冷え性の方におすすめします。
暖まるスピードが速い
カーボンヒーターはスイッチをONにするとすぐ暖かくなります。すぐ暖まるのは遠赤外線ヒーターの特徴です。
カーボンヒーターとハロゲンヒーターの違い
ハロゲンヒーターはカーボンヒーターと同じ「電気ストーブ」の一種で、「遠赤外線ヒーター」の分類になります。カーボンヒーターとハロゲンヒーターの大きな違いは「発熱体」と「消費電力」です。
カーボンヒーターの発熱体は「炭素化合物」で、ハロゲンヒーターの発熱体は「ハロゲンランプ」です。「ハロゲンランプ」より「炭素化合物」の方が遠赤外線放出量が2倍ありますので、カーボンヒーターはハロゲンヒーターの2倍暖かくなります。
違いがある部分
- カーボンヒーターの発熱体は「炭素」(炭素繊維化合物)
- ハロゲンヒーターの発熱体は「ハロゲンランプ」
- カーボンヒーターはハロゲンヒーターより効率よく暖かくなる
- カーボンヒーターはハロゲンヒーターの1/2の消費電力で同じ温度になる
- カーボンヒーターはハロゲンヒーターより電気代が安い
- カーボンヒーターの赤外線放出量はハロゲンヒーターの約2倍
- カーボンヒーターはハロゲンヒーターに比べて本体の価格が若干高い
同じ部分
- カーボンヒーターはハロゲンヒーターと同じにポイント暖房に向いている
- カーボンヒーターとハロゲンヒーターは「遠赤外線ヒーター」
カーボンヒーターの賢い使い方
カーボンヒーターは長時間使用すると電気代が割高になってしまいますので、他の電気器具と組み合わせることで電気代を抑えることができます。どの電気器具と組み合わせるかを考えるために、電気器具ごとに1ヶ月の電気代を出してみました。
1日8時間使用した場合の電気代の目安
エアコン:目安1,555円~3840円程度
こたつ:1,104円
ホットカーペット:2,040円
電気毛布:312円
ブランケット:336円
セラミックファンヒーター:6,480円
エアコンとの組み合わせ
1.カーボンヒーター 300W1時間:243円
2.エアコン8時間:目安1,555円~3840円
合計:1,798円~4,083円
※エアコンをつけっぱなしにするか、こまめに切るかで電気代は大きく変わります。エアコンをつけっぱなしの方が電気代は安くなります。
こたつとの組み合わせ
1.カーボンヒーター 300W1時間:243円
2.こたつ強8時間:1,104円
合計:1,347円
まとめ
カーボンヒーターの電気代についてご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか?
カーボンヒーターの電気代は他の暖房器具と組み合わせることで大きく節約できますね。その組み合わせを平日と休日で変えることでさらに節約できるかもしれませんね。
私は電気代の節約のために、長時間外出する時以外はエアコンをつけっぱなしにしていますので、1時間以上カーボンヒーターを使うことがないのでカーボンヒーターの電気代は節約できています。
こまめにエアコンを切ったりつけたり、部屋が暖まるまでカーボンヒーターをつけたり…そのころに比べるとかなり電気代が節約できています。ご自分の生活にあった暖房器具の組合せで電気代を節約しながら上手に使ってくださいね。