電気代が高い原因6つ!家電別の料金から安くする節約対策まで

毎月なんとなく電気代をチェックしていると、「あれ…電気代ってこんなに高かったっけ?」と思う時ってありますよね。心当たりがない場合は、ちょっと不安になるかと思います。しかし、電気代についての基礎知識があれば、急に電気代が高くなったとしても、そこまであせらずに済むでしょう。今回は、電気代が高くなる原因と家電別の電気代の相場、電気代の節約術について、詳しく解説します。

ある日急に電気代が高くなったら?

電卓と右肩上がりのグラフ

ある日電気代の明細を見て、いつもより高額な金額が記載されていたら、誰だって違和感を覚えるはず。しかし、電気代が急に高くなるには原因があります。原因が分かったら、電気代が高くならないように対策を考えることもできますよ。

そもそも平均的な電気代っていくら?

電卓を片手に家計簿をつける女性

電気代が高いか安いかを判断するためには、まず電気代の相場を把握しておく必要があります。相場が分からなければ、電気代がかかりすぎていることにさえ気づくことはできません。ここで、データをもとにした平均的な一般家庭での電気代について見てみましょう。

世帯数 料金/月
1人暮らし 3,362円
2人家族 9,559円
3人家族 11,024円
4人家族 11,719円
5人家族 12,846円

※2018年総務省統計

1人暮らしから2人家族になった時、電気代は一気に約6,000円もはね上がります。2人家族からは1人増えるごとに、1,000円前後高くなります。やはり家族が多ければ多いほど、電気代は高くなってしまうようです。

電気代が高い原因

考える主婦

電気代が高くなる要因として、まず考えられるのは以下の4つ。もし、この4つのなかに思い当たるものがあれば、納得がいくはずです。

子供が産まれて日中家にいるようになった

子供が産まれたばかりだと、昼間の時間帯に家の中で過ごすことが多くなります。日中室内にいれば、かならず電化製品を使うことになるでしょう。さらに夏場なら冷房、冬場なら暖房をつけっぱなしにするので、かなり電気代は高くなります。

また子供が産まれることで、ミルクを作るためのポットやウォーターサーバーも必要になりますよね。ほかにも必要な家電が増えるので、子どもが産まれたら、電気代が高くなることは避けられません。

子供が大きくなりそれぞれの子供部屋で過ごすようになった

子供が小さいうちは、リビングで親と一緒の空間にいることが多いですが、ある程度の年齢になると各自の部屋で過ごすようになります。それにともない、使う電気量も増えることに。

夏や冬は、それぞれの部屋でエアコンを使わざるをえません。テレビやパソコンを各自で持つようになれば、その分電気代も上がります。子供の成長とともに、各自で使う電化製品も増えていくので、結果的に電気代は高くなってしまいます。

広い一軒家に引っ越した

住む空間が広がれば、その分使う電気量も増えます。例えば暖房を使用する際に、6畳の部屋と12畳の部屋では、12畳の部屋の方が多くの電気量を必要とします。

室内の温度を設定温度まで高めるための初動運転には、非常に多くの電気が使われます。部屋数の多い広い一軒家に住むということは、ある程度の電気代がかかっても仕方がないということです。

新築にして契約プランを変えた

もしかすると、契約したプランを見直す必要があるかもしれません。電力会社によって、さまざまな契約プランがあります。

その家に住む家族のライフスタイルに合わせたプランに切り替えることで、高いと感じた電気料金が、納得のいく金額まで下げられる可能性があります。家族構成や暮らしぶりに見合ったプランを選びましょう。

電気代が異常に高い場合は要注意!

お金を片手に考え込む女性

電気代が、先月の2倍…! なんてことがあったら、さすがにあせりますよね。電気代が極端に高い場合は、ちょっと問題かもしれません。電気代が異常に高い場合に考えられる、2つの原因について見てみましょう。

分電盤の故障

分電盤とは、「ブレーカー」と呼ばれる漏電遮断器や配線用遮断機などが内蔵された箱のようなもの。分電盤は、許容範囲を超えて電気を使用してしまった時にブレーカーを落としたり、漏電した時に電気を止めたりといった、自動安全装置のような役割を担っています。

なので漏電が原因で電気代が高くなる、ということはまずありません。しかし分電盤自体が故障している場合は、漏電していても安全装置が作動しないので、電気が漏れ続けることになり電気代が高くなります。

そのうえ火災などの事故を引き起こす可能性もあるので、分電盤の故障が疑われる場合は、早急に業者を呼び修理してもらわなければいけません。分電盤の故障により電化製品が壊れてしまう場合もあります。不安な場合は、定期的に点検してもらうといいでしょう。

盗電されていた

盗電とは、その名の通り電気を盗むこと。自宅の外側にコンセントがある家庭は要注意です。もし、まったく心当たりがないのに急に電気代が高くなっていたら、外にあるコンセントを確認してみましょう。

もしかしたら留守を狙って、外部の人間が勝手にコンセントを使っているかもしれません。もし心配な場合は、防犯カメラを設置するなどして対策をとる必要があります。念のため外のコンセントを使われないように、重い荷物を置いてふさいでおきましょう。

電気代が高い家電とは?

ドラム式洗濯乾燥機で洗濯物を乾燥させる

家にある多くの家電のなかで、特に電気を必要とするものがどれなのか、気になりますよね。ここで、電気代が高い家電を6つ紹介します。

エアコン

一番電気代が高い電化製品は、エアコンです。夏場や冬場はほとんど毎日エアコンを使うので、電気代が上がってしまうのは避けられません。

部屋の広さ 電気代/年 参照機種
6畳 16,038円 三菱電機MSZ-ZW2219
8畳 18,765円 三菱電機MSZ-ZW2519
10畳 20,142円 三菱電機MSZ-ZW2819
12畳 27,864円 三菱電機MSZ-ZW3619

参考:エネチェンジ(※1)

部屋が広くなるにつれて、電気代もかなり高くなります。

洗濯乾燥機

洗濯乾燥機は、乾燥時にかなり電気代がかかります。表で比較してみましょう。

洗濯機の型式 1度にかかる電気代※洗濯のみ 1度にかかる電気代※洗濯&乾燥 電気代/年
※毎日使用
参照機種
縦型
洗濯容量11kg
乾燥容量6kg
ヒーター乾燥
2.97円 59.4円 21,681円 シャープ
ES-PU11C
ドラム型
洗濯容量11kg
乾燥容量6kg
ヒートポンプ乾燥
1.75円 15.93円 5,814円 シャープ
ES-W111

参考:エネチェンジ(※1)

縦型洗濯乾燥機での乾燥は、ドラム型洗濯乾燥機と比べて2倍以上も電気代がかかります。洗浄力はドラム型よりも縦型のほうが優れていますが、電気代の高さをみると、悩んでしまいますね。

食器洗い乾燥機

忙しい主婦の味方である食器洗い乾燥機。導入している家庭も多いのではないでしょうか。食器洗い乾燥機の電気代は、以下の通りです。

機種 電気代/30分 電気代/60分 電気代/年
※1日30分×2回
パナソニック
NP-TR9
14.85円 29.70円 10,840円

参考:価格.com(※2)

手洗いよりも使う水の量は少なく済みますが、電気代はけっこうかかります。

冷蔵庫

冷蔵庫はずっと電源を入れ稼働させているものですが、電気代はどの程度なのか、気になりますね。

サイズ 電気代/年 参照機種
1人用(168L) 8,316円 パナソニックNR-B17BW
2~3人用(365L) 9,315円 パナソニックNR-C37HC
3~4人用(450L) 6,723円 パナソニックNR-F454HPX
5人以上用(600L) 7,641円 パナソニックNR-F604WPX

参考:エネチェンジ(※1)

意外にも2~3人用が一番電気代がかかるようです。

照明器具

照明器具は、そこまで電気代がかからないイメージですが、実際はどうでしょうか。

ライトの種類 電気代/1時間 電気代/年
蛍光灯シーリングライト 3.1円 9,078円
LEDシーリングライト 1.2円 3,782円

参考:エネチェンジ(※1)

蛍光灯のほうがLEDライトよりも2倍以上電気代がかかります。LEDライトに切り替えることで、節電ができますね。

テレビ

テレビを購入する際に、2Kテレビと4Kテレビのどちらにするか迷う方も多いでしょう。年間にかかる電気代を、分かりやすく比較してみましょう。

テレビの型式 電気代/年
2Kテレビ50型 1,554円
4Kテレビ50型 5,518円

参考:エネチェンジ(※1)

4Kテレビは2Kテレビと比べて画像解像度が細かいので、高画質な画面でテレビを楽しむことができます。しかし、電気代は2Kテレビの2倍以上。また、型が大きくなればなるほど電気代が高くなるので、テレビにそこまでお金をかけたくない方は、小さめの2Kテレビで十分です。

※1:エネチェンジ|https://enechange.jp/articles/large-consumption-consumer-electronicses
※2:価格.com|https://kakaku.com/energy/article/?en_article=212

電気代を安くする節約対策

エアコンのリモコンとすだれとうちわ

電気代は、小さな積み重ねで節約することができます。ここで、電気代を安くするための4つの方法を見てみましょう。

エアコンを使う時に工夫する

家電の中でも、エアコンはとくに電気代がかかるものです。少しでも電気代を節約するためには、エアコンを使う時に以下の方法を試してみてください。

  • カーテンを閉める
  • 窓の外側にすだれを取り付ける
  • 扇風機も併用する
  • エアコンの室外機にカバーをかける
  • エアコンの室外機に水をかける

室外機が日に当たっていると、エアコンのききが悪くなります。室外機自体の温度を下げることが、エアコンのききをよくするための有効な手段です。

また扇風機を併用することで、エアコンから出る冷気が循環するのでおすすめ。エアコンの設定温度を下げる前に、できるだけ自分で室温を下げる努力をしましょう。

洗濯乾燥機を使う頻度を落とす

くもりや雨の時に、とても便利な洗濯乾燥機。しかし、洗濯乾燥機も電気代の高い家電のひとつです。晴れている時には、可能な限り外に干すようにしましょう。夜になるまで家を空けるため外に干せない、という方は、なるべく洗濯乾燥機を使わずに部屋干しすることをおすすめします。

また、洗濯乾燥機を使う時間帯によっても、かかる電気代が変わります。電力会社ごとに異なりますが、夜間は比較的電気代が安いので、洗濯~乾燥まで行う場合は自動タイマーを使い、深夜帯に稼働させることをおすすめします。

できるだけ食器洗い乾燥機を使わない

食器洗い乾燥機を使うことで節水対策にはなりますが、意外と電気代がかかります。とても便利なものですが、よほど忙しい時以外はめんどくさがらずに手洗いしましょう。

やむを得ず使用したとしても、乾燥機能は使わない、という方法もあります。洗浄後に扉を開けて、そのまま食器洗い乾燥機の中に食器を入れておけば、余熱で十分乾きます。また、食器洗い乾燥機を使用する時間も深夜帯がおすすめです。

契約アンペア数を下げる

電力会社との契約時には、かならずアンペア数を設定します。アンペア数とは分かりやすく言うと、家全体でマックスで使用できる電力の容量です。アンペア数の大小によって、毎月かかる電気代の基本料金が変わります。

それほど電気を使わないのに高いアンペア数で契約していると、毎月の基本料金を無駄に支払うことになります。逆に低すぎるアンペア数で契約してしまうと、たびたびブレーカーが落ちてしまうことに。

見極めがむずかしいかもしれませんが、自分の家庭での電気使用量を見積もったうえで、適切なアンペア数で契約することが大切です。契約アンペア数を今よりも下げて、電気代を節約できる可能性があります。

節約は電気代から!すぐにできる対策を始めよう

食器を手洗いする女性

節約に興味があっても、電気代を細かく調べている人は少ないかもしれません。電気代を見直すことで、年間2万円近く節約できることも。まずは電気のつけっぱなしをやめて、必要のないコンセントを抜いておくことから始めましょう。

自分が契約している電力会社のプランも、細かく分析することで無駄が見つかる可能性もあります。一度じっくり電気代と向き合ってみるのもいいかもしれません。

家計簿とお金と電球