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お弁当の準備でやってはいけないこと4選
腐らないお弁当づくりは入念な準備から。お弁当が傷む原因になるNG行為4つを知っておきましょう。
1.素手でおにぎりを握る
お弁当が傷む最大の要因は、細菌や雑菌が繁殖してしまうことにあります。お弁当をつくる時に手を消毒するのは当然としても、おにぎりは素手で握らないようにしましょう。
2.食材を加熱せずに入れる
細菌や雑菌を防ぐには加熱が一番です。お弁当にいれる食材はしっかりと火が通っていることを確認しましょう。少しでも生の部分が残っているとそこから細菌が繁殖してしまいます。
3.水気を残す
夏場に食中毒が多いのは、湿気による細菌の繁殖が増えるからです。お弁当の中に水気が残っていると、雑菌の温床に。食材の水気はしっかり切って入れましょう。
4.温かいままフタをする
朝にお弁当をつくると、忙しくて冷ますヒマがないまま、温かいままフタをしてしまうということはありませんか?
細菌や雑菌は、湿気のある温かい場所を好みます。温かいままフタをしてしまうとお弁当箱の中で細菌や雑菌が繁殖しやすくなるので注意しましょう。
入れてはいけない傷みやすい食材4選
お弁当にいれる食材も、傷みやすいものとそうでない物があります。意外な食材がNGなこともあるので、一度確認しておきましょう。
1.卵、乳製品
お弁当に卵焼きは定番ですが、卵はダントツで食中毒が発生する危険性の高い食材なので、なるべく入れない方が無難です。
どうしても入れたい時はしっかりと加熱すること。発酵食品である乳製品も細菌が繁殖する可能性が高いので避けましょう。
2.汁気のある食材
生野菜、フルーツ、煮物といった汁気の出やすい食材はNG。お弁当箱という密閉空間で、水気を好む細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
3.ポテトサラダ
意外に思われるかもしれませんが、ポテトサラダは細菌が繁殖しやすい組み合わせ。傷みやすい芋類を使っている上に、何かと混ざることで細菌が繁殖しやすくなるマヨネーズを使用しているからです。マカロニサラダも要注意。
4.練り物
練り物は基本的に加熱していない食品にあたるため、そのままいれるのはNGです。タコさんウィンナーなど充分に加熱していればOK。
傷みにくいおすすめの食材4選
あれもだめ、これもだめとなったら何を入れればいいのか迷いますよね。夏場のお弁当におすすめの傷みにくい食材をご紹介します。
1.抗菌効果のある食材
梅干し、お酢、生姜は抗菌効果があるため、お弁当を腐らせたくないという時に大活躍。どれも料理の味付けなどにも使いやすいので、様々な味のバリエーションを楽しめます。お酢はご飯に混ぜて一緒に炊いても効果的。
2.揚げ物
高温の油で揚げる揚げ物は、中までしっかりと加熱することができるので安心してお弁当に入れられます。もちろん、しっかり冷ますことも忘れずに。ただし里芋の揚げ物など、芋類を使っている場合は揚げ物であっても傷みやすいので避けましょう。
3.きんぴらごぼう
水気がなく、火がしっかり通っていて、かつ味もしっかりしているきんぴらごぼうはお弁当のおかずに最適です。食物繊維も豊富なので、健康維持にも貢献しますね。
4.冷凍食品
最近では冷凍食品も種類が多く、美味しい物が増えてきたので、お弁当のおかずにぴったりです。凍らせたまま入れておけば、お昼にはちょうど食べ頃に。保冷剤の代わりにもなる便利な食材です。
準備と食材選びで傷みにくいお弁当をつくろう
お弁当は、事前の入念な準備と食材選びで傷みにくくすることができます。家族に安心して食べてもらうためにも、ぜひ徹底してみてくださいね。