換気扇を24時間つけても電気代は安い?フィルターの交換方法も解説

お風呂の換気扇

24時間換気をなんとなく電気代がもったいない気がして、止めてしまっている方も多いと思います。しかし、実際にかかる電気代は月々数百円程度。電気代は気になるほど高くはなりません。また、換気扇をつけっぱなしにすることでメリットも大変多いです。そこで、この記事では換気扇を24時間つけっぱなしのときの電気代やメリット・デメリットを紹介します。

24時間換気のフィルター交換方法

吸気口の清掃

まずは、法律で設置が義務付けられている24時間換気のフィルター交換の方法を解説します。フィルター交換の必要性にも言及しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ちなみに24時間換気機能とは、文字通り24時間換気してくれる機能です。常に部屋の空気を新鮮なものにしてくれます。

フィルターの交換は必要

フィルターの交換は必要不可欠です。フィルターをずっと使っていると汚れが溜まってしまい、給気口の場合は新鮮な空気が入らず、排気口の場合は空気が出にくくなってしまいます。結果的に換気効率が悪い状態に。

部屋の空気を新鮮なものにしておくためにも、定期的に掃除しておくことが必要です。清掃頻度は2〜3ヶ月に1度。定期的に汚れ具合を見ながら掃除しましょう。

《 ポイント 》

  • 汚れが溜まって空気を入れ替えることができなくなる
  • 清掃頻度は2〜3ヶ月に1度

24時間換気のフィルター交換方法

24時間換気のフィルターの交換方法を紹介します。手順にのっとって作業していきましょう。

  1. 24時間換気システムを停止させる
  2. グリルを回してレジスターを取り外す
  3. 防虫網の爪の部分を取り外す
  4. 古いフィルターを取り外す
  5. 新しいフィルターを設置する
  6. 3→2→1の順番でもとに戻して完了

フィルターは機種ごとにサイズが違う場合があります。そのため、商品の品番を確かめてから購入するようにしましょう。また、24時間換気システムのレジスターは部屋ごとに違うことも。確かめるときは部屋ごとに見て回るようにしてください。

《 ポイント 》

  • 機種ごとにフィルターのサイズが違うので注意
  • 部屋によってレジスターのサイズが違う場合もある

換気扇を24時間つけた場合の電気代

電気のスイッチと電卓

続いて、家中にある換気扇を24時間稼働した場合の電気代を見てみましょう。以下にて、1ヶ月の電気代をまとめたので確認してください。

  • 24時間換気システム:約400円
  • トイレの換気扇:約60円
  • キッチンの換気扇:約580円
  • お風呂の換気扇:約400円

トイレは部屋の広さが狭いことから、一番安い結果になっています。お風呂やキッチンは湿気が多かったり、汚れやすかったりするので、比較すると料金はやや高め。

もちろん、お住まいの地域や契約している電気代のプランによっても多少金額は前後するので注意しましょう。

《 ポイント 》

  • 部屋の広さや環境、住んでいる地域によってによってかかる電気代が違う
  • 24時間換気システム:約400円、トイレ:約60円、キッチン:580円、お風呂:約400円

換気扇は24時間つけっぱなしがいい理由

動いている換気扇

換気扇は24時間つけっぱなしでも大丈夫です。むしろ、メリットが多いのが特徴。以下ではどんなメリットがあるのか詳しく紹介します。

空気の入れ替えができる

24時間換気をすることで、空気の入れ替えをすることができます。24時間システムの場合は1時間に部屋の半分くらいの空気を新鮮なものに入れ替えることが可能です。

また、24時間換気システムよりは劣りますが、換気扇を24時間回すだけでも、空気の流れができ、換気が可能です。

冬の寒い時期は閉め切って換気扇を切ってしまうお宅も多いことでしょう。しかし、酸素濃度が低いと、体調が悪くなってしまうことも。空気を入れ替えることを心がけましょう。

《 ポイント 》

  • 24時間システムは、1時間に部屋の半分の空気を入れ替え可能
  • 換気扇だけでも少しは換気できる

ハウスダスト・化学物質の排気ができる

24時間換気をしておくことで、ハウスダストや化学物質を外に出してくれる効果があります。特に新しい家は気密性が高いので、ハウスダストや化学物質が溜まりやすいです。連続して換気しなければ、シックハウス症候群やアレルギー症状が出てくることもあります。

病気になってから24時間換気するのでは遅いです。体調を崩す前に換気をしっかりしておきましょう。

《 ポイント 》

  • 新しい家は気密性が高いので、ハウスダストや化学物質が溜まりやすい
  • シックハウス症候群やアレルギー症状が出てくることも

カビ予防ができる

換気をすることで、カビ予防をすることも可能です。前文でも述べたように、カビが発生するのは家の気密性が高くなっていることが原因。気密性が高いと、湿気の逃げる場所がなくなってしまいます。

そして、部屋の湿度が上がりカビが発生しやすい状態に。24時間換気をしてクリーンな部屋を作り上げることが大切です。

《 ポイント 》

  • 気密性が高くなってしまうと、湿気の逃げる場所がなくなる

換気扇を24時間つけることのデメリット

エアコンを操作する女性

換気扇をつけることによるデメリットもいくつかあります。把握しておくとストレス無く使用できるので、ぜひ読んでみてください。

エアコンが効きにくくなってしまう

24時間換気スイッチを入れていると、快適な温度にしていた空気が逃げてしまうので、エアコンが効きにくくなってしまいます。しかし、空気の入れ替えは常に一定量です。逃げてしまった分を補えるくらいエアコンを作動させれば問題なく快適に過ごすことができます。

エアコンをつければ換気になると思っている方もいるかもしれませんが、それは間違いです。エアコンは部屋の空気を吸い込んで快適な温度にして送り出しています。そのため、新鮮な空気は入ってきていないので注意しましょう。

《 ポイント 》

  • 換気された分エアコンを作動させれば問題なく快適に過ごせる
  • エアコン自体に換気機能はない

音がうるさい

音がうるさくて止めてしまっている方も多いと思います。回していると、テレビの音が聞こえにくかったり、雑音が入って集中できなかったりしますよね。

しかし、それは改善できることも。換気扇の種類によっては風量を調整できるものがあります。風量を調整できる場合は、一番下に設定すると音が軽減されるでしょう。

また、メンテナンス不足で、大きな音が発生していることもあります。ホコリや油汚れ、カビなどが付着している場合には、ファンへの負担が大きくなることも考えられるので、掃除して直らなければ、専門家に見てもらうことも検討しましょう。

《 ポイント 》

  • 風量を一番下に設定すると音が軽減される
  • 掃除をしてみる

さいごに

部屋で深呼吸する女性

今回は換気扇を24時間つけることについて解説しました。

換気扇は24時間つけておくことで、健康で快適に過ごすことができます。電気代も高くはないので、24時間つけたままにすることはおすすめです。ただし、フィルターは定期的に交換しないと換気効率が悪くなってしまいます。交換するときは、換気扇を止めるようにしてください。

この記事を参考に24時間換気をして、快適な生活を送りましょう。

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