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白菜の食べられるか否かの判断…知ってる?
鍋や副菜などに大活躍してくれる白菜は、一玉丸ごと購入し、そのまま冷蔵庫の野菜室に保存しているという人も多いのではないでしょうか。しかし、皆さんは白菜がどのくらい長持ちするのかご存知でしょうか。意外と白菜の賞味期限目安は知らないという人も少なくありません。
また、安全に食べられる白菜と、すでに腐り始めていて食べることができない白菜の見分けはつきづらく、意外と知られていません。しかし、白菜も野菜の1つなので、腐り始めている、あるいは腐っている白菜を食べてしまうと、食中毒などの危険性があります。
白菜の賞味期限は?消費期限はどのくらい?
では、白菜の賞味期限はどのくらいなのでしょうか。意外と知られていない白菜の賞味期限の目安や、季節ごとの目安などを紹介していきます。
賞味期限は3~4週間!カット白菜は1週間
基本的に冷蔵保存している白菜の賞味期限は、約3~4週間が目安です。野菜の中では冷蔵保存で長持ちしやすい野菜と言えるでしょう。
また、一玉丸ごと購入した白菜ではなく、すでにカットされている白菜の場合は、約1週間が賞味期限です。白菜本来の姿ではなく、人の手が入ってしまっているカット白菜は、通常の白菜に比べて傷みやすいため、他の野菜と同様、賞味期限が短いです。
3月~10月に販売されている白菜は傷みやすい
白菜は1年を通してスーパーで見かけますが、本来の旬ではない3月~10月に販売されている白菜は、異なる栽培方法で育った白菜であることが多いです。したがって、この時期に販売されている白菜は、11月~2月の冬場に販売されている白菜に比べて傷みやすい傾向にあります。
そのため、3月~10月の期間に購入した白菜は、先に紹介した賞味期限目安(約3~4週間)よりも早めに食べきるようにしましょう。
消費期限は明確に示されていない
賞味期限とは、一般的に美味しく食べられる期限のことを指します。一方、消費期限は、「絶対にこの日までに食べきってください」という期限を指しています。
では、白菜の消費期限はどのくらいなのでしょうか。実は白菜に限らず、野菜は全般的に明確な消費期限が示されていません。賞味期限を過ぎたら徐々に傷み始め、腐敗に進行していくと考えましょう。
また、それぞれの野菜が見せる腐っている時のサインを目安に、食べられるか否かを判断することも重要です。保存方法によっては、賞味期限目安よりも早く傷み始めることも珍しくないため、間違って腐った野菜を食べないよう注意しましょう。
白菜が腐っている時のサイン5選
では、白菜が腐っているかどうかを見分けるには、どのようなポイントを押さえておくべきなのでしょうか。ここでは、白菜が腐っている時のサインを5つ紹介するので、ご家庭での判断基準として参考にしてください。
1.全体が茶色や黒に変色している
意外と「まだ食べられる」と間違って判断されがちなサインが変色です。少し茶色く変色しているだけならば、まだ食べられると勘違いしがちですが、この時にはすでに腐り始めているため、健康面を考慮するならば食べるべきではありません。
白菜は、中心の芯部分から腐敗が始まります。そのため、葉の部分が茶色く変色している時には、すでに芯が黒く腐っていることが多いです。
2.カビが生え始めている
カビが生えている野菜を食べようとする人はほとんどいないと思いますが、こちらも絶対に食べてはいけない腐っているサインの1つです。
白菜も賞味期限を過ぎ傷み始めると、徐々に腐敗が進行していきます。その過程でカビが生えることもあるので、カビが生えているのを見つけたら、すぐに捨てましょう。
3.白菜から汁が漏れ出ている
水分の多い白菜の場合、傷み始めると徐々に内側から汁が漏れ出てきます。これは、もう白菜事態が古くなっているため、食べるのはやめましょうというサインです。
白菜が劣化しているため、旨味成分も流れ出てしまっていますし、栄養も損なわれています。また、腐敗が始まっていることも多いので、食べてしまうと腹痛や下痢といった症状を引き起こす場合もあります。
4.溶け始めている
前述したように、水分量の多い白菜は、内側から徐々に水気が漏れ出てきます。すると、流れ出た水分によって、葉の部分が溶け始めることがあるのです。
葉の部分が溶けるほど古くなっている白菜は、内側から腐り始めていることが大半です。安全のために、大量に残っている場合でも諦めましょう。
5.酸っぱい異臭が漂っている
腐敗が進行すると、白菜から異臭が漂うことがあります。大半は酸っぱい臭いを放ち始めるので、様子がおかしいと感じたら、臭いも確かめてみてください。酸っぱい臭いは、雑菌が繁殖することで引き起こされていることも考えられるので、食べるのはやめましょう。
白菜は少しでも違和感を感じたら食べずに捨てて
いかがでしたでしょうか。白菜は他の野菜に比べると長持ちしやすい食材です。そのため、賞味期限を過ぎていても「食べられる」と思いがちです。しかし、今回紹介したようなサインが出ている場合は、腐り始めているサインなので、食べることは諦めましょう。