目次
電子レンジから煙が出た時の対処法
電子レンジを使用していて煙が出てきてしまっても、「うわっ!大変どうしよう」とパニックにならないようにして落ち着きましょう。
まずは電子レンジから煙だけではなく火が出ていないか確認しましょう。
万が一火が出てしまっていて、電子レンジ本体が燃え出してしまうような事態になっている場合は、119番に連絡しましょう。
対処方法①:電子レンジの運転を停止して電源プラグを抜く
電子レンジから出ているのが煙のみで火が出ていない場合は、まず電子レンジの取り消しボタンを押して電子レンジの運転が停止したことを確認して、コンセントから電源プラグを抜いてください。
電源プラグを抜かずに停止させたのみの場合は、さらに被害が発生していまう可能性が無いとは言い切れません。
対処方法②:室内の換気
次に発生してしまった煙は、吸い込んでしまうと身体に良いことは無く有害である可能性が高いので、室内に充満させることが無いように窓を開けて換気扇を回しましょう。
室内の換気をするときは、電子レンジの扉は開けないようにしてください。
煙が収まる前に扉を開けてしまうと室内に煙が一気に充満してしまいます。電子レンジの扉を開けるのは、運転を停止させて煙の発生が収まってから開けるようにしましょう。
オーブンレンジの空焼きで煙が出た場合の対処方法
新品のオーブンレンジは庫内が少し油臭く感じることがあります。これは製造工程で使用した油が残ってしまっていたり、サビ防止のために塗られた油が残ってしまっているためです。
オーブンレンジを空焼きすることでこの臭いを取り除くことができますが、その際に煙が発生してしまうことがあります。その場合は窓を開けて換気扇を使用して部屋の換気をしましょう。
《 ポイント 》
- 電子レンジを使用していて煙が出た場合は、慌てずに運転を停止して電源プラグを抜いて、煙を吸い込んでしまうことが無いよう室内の換気をする。
電子レンジから煙が出る理由
電子レンジから煙が出る理由は、電子レンジの故障以外に2つの理由が考えられます。
理由①:庫内の汚れ
電子レンジの庫内に食品の汁やカスが付着して汚れてしまっていると、その汚れの部分に熱が集中してしまい煙が発生してしまいます。
特に電子レンジのマイクロ波が発生し放出している部分に汚れが付着していると煙や発火の原因にもなってしまいます。
理由②:水分の少ない食品を加熱し過ぎる
電子レンジで水分の少ない食品を加熱し過ぎてしまうと食品の水分が無くなってしまい焦げて煙が発生してしまいます。
《 ポイント 》
- 電子レンジから煙が出る理由は故障以外に2つある。
- 電子レンジ庫内の汚れと、水分の少ない食品を加熱し過ぎてしまい焦がしてしまう。
- どちらも気を付けることで煙の発生を予防することができるので注意しながら電子レンジを使用する。
電子レンジで加熱すると煙が出やすい食品
電子レンジで加熱すると煙が出やすい食品があるので紹介します。
煙が出やすい食品①:水分が少ない食品
電子レンジで加熱すると煙が出やすい食品は、先程もお伝えした水分の少ない食品です。
水分が少ない食品として例に挙げられる物はさつま芋・里芋・人参・ごぼう等の根菜類やかぼちゃです。ご飯やパンも水分が少ないので長時間加熱してしまうと焦げて煙が発生しやすくなってしまいます。
煙が出やすい食品②:油脂分の多い食品
電子レンジで加熱すると煙が出やすい食品としては油脂分の多い食品も挙げられます。揚げ物や油脂成分の多い鯖などの魚や油脂成分の多いクロワッサンなどのパンです。
油が加熱され過ぎてしまうと油脂成分が電子レンジの庫内に飛び散って汚れとなってしまうだけではなく、加熱され過ぎてしまうことで焦げて煙が発生してしまいます。
油脂成分が多い食品を電子レンジで加熱する場合は、自動で温めるのではなく少しずつ様子を確認しながら加熱して加熱しすぎることがないように注意しましょう。
煙が出やすい食品③:乳製品
牛乳やバターといった乳製品にも油脂成分が含まれています。
冬には牛乳を電子レンジで温めてホットミルクを飲む方もいらっしゃるかと思いますが、電子レンジで加熱する場合は温めすぎないように注意しましょう。
また汚れや煙以外にも突沸という現象でボコッっとコップから一気に吹き出すこともあるので、電子レンジを使用する際は火傷にも注意しましょう。
煙が出やすい食品④:少量の食品
残り物などの少量(100g以下)の食品を電子レンジで加熱するときも加熱しすぎてしまう傾向があるので、自動で温めることはせずに少しずつ様子を確認しながら加熱して加熱しすぎることがないように注意しましょう。
《 ポイント 》
- 水分が少ない食品や油脂成分を含む食品は電子レンジで加熱し過ぎてしまうことで煙が発生しやすいので注意する。
電子レンジから煙が出ないようにするには
電子レンジから煙が出ないように予防するには電子レンジの庫内を清潔にしておくことが重要です。
電子レンジの庫内を清潔に
電子レンジの庫内に食品の汁やカス付着して汚れてしまっていると汚れの部分に熱が集中してしまい煙が発生してしまいます。
電子レンジは気が付かないうちに汚れが付着してしまっています。普段から電子レンジの庫内の掃除をすることで煙の発生を予防することができます。電子レンジを使用するときは庫内に汚れがないか確認してから使用するようにしましょう。
電子レンジの庫内の掃除と臭いを取る方法
電子レンジから煙が発生してしまうと部屋の中だけではなく、電子レンジの庫内も焦げ臭くなってしまいます。次回電子レンジを使用する際に臭いが気になってしまうことになるので、電子レンジの庫内の臭いを取り除きましょう。
準備するもの
- 耐熱性のあるコップ
- 重曹:小さじ2杯
- 水:200cc
- 水に重曹を溶かす
耐熱性のあるコップに水200ccを入れて、重曹を小さじ2杯入れて溶かします。 - 電子レンジで沸騰させる
手順1で重曹を溶かした水を電子レンジで温めて沸騰させます。 - 庫内の汚れを拭き取る
沸騰させたことで電子レンジの庫内には水蒸気となった重曹を溶かした水が広がります。重曹には消臭効果があるので、広がった重曹水をキッチンペーパーで拭き取ると臭いを取ることができます。また、みかんの皮やコーヒー殻を皿に載せ5分程度加熱させてから、電子レンジの扉を開けて庫内を乾燥させることでも消臭することができます。
《 ポイント 》
- 電子レンジの庫内は清潔に保つように心がける。
- 汚れていると煙が発生してしまう原因になってしまう。
- 重曹を加えた水やみかんの皮を加熱して臭いも除去できる。
電子レンジに関するQ&A
A.電子レンジの庫内で 火花や煙が出る原因は調理をするときに金属製のものを一緒に加熱してしまっている場合と、庫内にあるマイクロ波の出口に調理する食材が触れてしまっている場合や汚れが付着してしまっている場合に発生します。
火花や煙が発生してしまうと火災の原因にもなりますので、電子レンジの庫内は清潔にして、金属製の製品を加熱しないよう注意しましょう。
A.使える容器は、金属模様の器や色絵の付いた器以外の陶器・磁器・耐熱ガラスや耐熱140℃以上のプラスチック、ラップ、シリコン容器です。
但し、油脂や糖分の多い食品での使用や電子レンジ使用可能といった表示のない容器は使用することができません。
また、使えない容器は金属容器・アルミホイル・金ぐしや耐熱140℃未満のプラスチック、ポリエチレン、メラミン、フェノール、ユリア樹脂の容器や漆器、耐熱性のないガラス容器です。
最後に
今回は電子レンジから煙が出たときの対処方法や煙が出る理由から煙が出やすい食材と電子レンジの庫内の消臭ときれいに掃除する方法を紹介しました。
電子レンジは毎日使う家電なので煙が発生して嫌な臭いが残ってしまい他の食材を加熱したときににおいが移ってしまうとガッカリしてしまいます。
電子レンジは清潔にしておくことを心がけて煙が発生することが無いよう上手に使用しましょう。