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電気ケトルの内側の掃除方法
使用している電気ケトルの内側を覗くと底に斑点状の白い汚れが付着していませんか?これは電気ケトルの水分の蒸発によって水に含まれていたミネラルの成分が固まってできた水垢の汚れです。この水垢は電気ケトルの掃除で一番やっかいです。
水垢の汚れが健康に対して悪影響を与えることはありませんが、沸かしたお湯の味やにおいが変化してしまい美味しく感じられなくなってしまいます。また電気ケトルを掃除せずに汚れを放置してしまうと汚れが蓄積されて熱伝導率が悪くなり、沸騰するまでの時間が長くなってしまう場合があります。
この汚れは水を入れるだけで少しずつたまってしまうので、定期的に電気ケトルの内側を覗いて水垢汚れが無いかチェックして洗浄するようにしましょう。
クエン酸での洗浄が効果的!
水垢汚れはスポンジでこすっても落とすことはできません。水垢汚れはアルカリ性の性質を持っていますので、酸性のクエン酸を使うことで中和して落とすことができます。
水垢をクエン酸で落とす方法
- 水を入れていない電気ケトルにクエン酸を大さじ2~3杯を入れます。
- 満水目盛まで水を入れるとクエン酸の粉が水流で混ざります。水を入れたらフタを閉めます。ここではお湯は入れないで必ず水を入れてください。
- 差込プラグをコンセントに接続して、お湯を沸かして2時間放置します。
- 2時間放置したら差込プラグとふたを外し、沸かしたお湯を捨てます。
- 汚れが残っていたら、スポンジでこすり落とします。クエン酸の効果でスポンジで水垢汚れを落とすことができます。
- 水垢汚れが残らないように水で十分にすすぎます。
これだけでキレイになるのですが、汚れが残る場合は再度手順1~手順5まで繰り返してください。手元にクエン酸が無い場合は料理で使うお酢で代用する事もできます。
お酢での清浄は除菌もできる!
お酢も酸性の性質なのでクエン酸と同じ効果を得ることができます。
水垢をお酢で落とす方法
- 電気ケトルの満水目盛まで水を入れます。
- お酢をスプーン2杯、電気ケトルの中に入れます。
- 差込プラグをコンセントに接続して、お湯を沸かして2時間放置します。
- 2時間~3時間ほど放置したら差込プラグとふたを外し、沸かしたお湯を捨てます。
- 汚れが残っていたら、スポンジでこすり落とします。
- 水垢汚れが残らないように水で十分にすすいで掃除は終了です。
お酢はツーンとする匂いが残ってしまうので、すすぎの回数を増やして対応してください。
サビ落しはクエン酸と重曹のWパワー!
電気ケトルの底にサビのようなものがついていることがあります。それは水に含まれるミネラルやカルキが原因のサビです。水による汚れは水垢と同じにアルカリ性の汚れですので酸性のクエン酸で落とすことができます。ただし、サビは水垢より頑固でクエン酸だけでは落ちませんので、クエン酸と重曹で落とします。
クエン酸と重曹でサビを落とす方法
- 空の電気ケトルの中にクエン酸と重曹をそれぞれ3杯づつ入れます。
- 満水目盛まで水を入れ、クエン酸と重曹が水流で混ざります。ここではお湯は入れないで必ず水を入れてください。
- フタを閉めたら差込プラグをコンセントに接続して、お湯を沸かして2時間放置します。
- 差込プラグとふたを外し、沸かしたお湯を捨てます。
- 汚れが残っていたら、スポンジでこすり落とします。
- 水垢汚れが残らないように水で十分にすすいで掃除は終了です。
アルカリ性と酸性を一緒にすると中和する働きがありますので、汚れの性質に合わせて違う性質で掃除しましょう。
電気ケトルの外側の掃除方法
重層での掃除が効果的!
電気ケトルは丸洗いできません。電気ケトルの底の部分に水がついた場合、電気ケトルが故障の原因になります。電気ケトルはキッチンに置くことが多いと思いますので、調理中に飛んでくる油やホコリ、手垢などのべたべたした汚れがついています。油汚れは酸性ですので同じ酸性のクエン酸では落とせません。油汚れを落とすにはアルカリ性の重曹を使います。
電気ケトルの外側を重層で掃除する方法
- ぬるま湯100ccに小さじ1杯の重層を溶かして重曹水を作ります。
- 布巾またはキッチンペーパーを重曹水に浸し硬く絞って電気ケトルの表面を拭きます。
- 電気ケトルの外側の汚れが取れるまで、新しいキッチンペーパーに変えて拭き掃除します。その際、布巾が汚れたら水道水できれいに洗うか、新しいキッチンペーパーに替えてください。
- なかなか汚れが落ちない場合は、浸した重曹水を固く絞らずに軽く絞って重曹水を多く含んだ布で拭いてください。
- 最後に電気ケトルの外側を水拭きして重曹水を拭きとれば掃除は終了です。
これだけで電気ケトルの外側の汚れはきれいに落ちます。重曹はクッキーやお菓子などにも使われていますので口に入っても問題ありません。ナチュラルなお掃除グッズとして使えます。
電気ケトルの外側をセスキ炭酸ソーダで掃除する方法
セスキ炭酸ソーダは重曹と同じアルカリ性ですので、酸性の油汚れを落とすことができます。
- 電気ケトルの外側にキッチンペーパーをかぶせます。
- キッチンペーパーにセスキ炭酸ソーダをまんべんなくたっぷり吹きかけます。
- セスキ炭酸ソーダで濡らしたキッチンペーパーが電気ケトルにぴったり貼りついたら30分ほど放置します。
- 貼りついたキッチンペーパーを外し、そのキッチンペーパーで電気ケトルの外側の汚れを拭き取ります。
- 最後に水拭きし、乾いたキッチンペーパーまたは布巾で拭き取れば掃除は終わりです。
電気ケトルの蓋は食器用洗剤で掃除する
電気ケトルで蓋が取れるタイプの場合、蓋は水洗いしても大丈夫です。柔らかいスポンジで水洗いしましょう。水洗いだけで落ちない場合は台所用中性洗剤をつけて洗いましょう。汚れが落ちたら中性洗剤が落ちるまですすぎましょう。
電気ケトルの注ぎ口はエタノールで掃除する
電気ケトルの注ぎ口を、エタノールを含ませた綿棒で汚れを拭きとってください。エタノールは除菌作用もありますのでおすすめです。
電気ケトルの電気プレートは水拭きで掃除する
電気ケトルの電気プレートは水拭きまたはウェットティッシュで拭きましょう。この際、水がつかないよう注意してください。
電気ケトル専用クリーナーで簡単洗浄
電気ケトルの掃除でやってはいけないこと
掃除の際は感電しないために必ずコンセントを抜いてください。
電気ケトルの内側を掃除する際、金属たわしやナイロンたわしの硬い面、または科学雑巾を使用すると、傷がつきコーティングが剥がれてサビやすくなりますので使用しないでください。
電気ケトルを丸洗いできませんので注意してください。底の部分や電気プレートを水で濡らすと電気ケトルが故障する可能性がありますので気をつけましょう。
電気ケトルの掃除の頻度
電気ケトルのお掃除は1ヶ月に1度くらいを目安に掃除しましょう。電気ケトルの内側に水垢やサビなどの汚れがこびりついたまま使用すると熱伝導率が下がってしまい、お湯が沸くまで時間がかかってしまいます。内側の汚れが落ちることで効率よくお湯を沸かすことができますので電気代の節約にもなります。
まとめ
電気ケトルのお掃除はいかがでしたか?クエン酸と重曹があれば電気ケトルの中も外も簡単にお掃除できます。クエン酸も重曹もどちらもナチュラルな材質ですので安心してご使用ください。お酢やレモンなどでも掃除できますので、身近なものを活用してこまめにお掃除しましょうね。