メロンを冷蔵庫に入れてしまった時の対処法!追熟は止まってしまう?

メロンを冷蔵庫に入れるイメージ

メロンをどのように保存していますか?冷蔵庫で保存されている方が多いと思います。実は、熟していないメロンを冷蔵庫にいれるのはNGです。まだ熟していないメロンを冷蔵庫に入れてしまうと甘く熟すのが止まってしまうからです。この記事では、熟す前のメロンをうっかり冷蔵庫に入れてしまった時の対処法や、正しく保存する方法、メロンの食べごろについてご紹介いたします。

メロンは冷蔵庫に入れてしまってはダメ?

メロン

メロンは、商品として出荷される時点では、熟しきっておらず、食べごろになっていません。メロンは正しく保存しながら追熟をすすめていき、食べごろになるのを待ってからいただくようにしましょう。

冷蔵庫に入れてしまったメロンは追熟が止まる

つい、冷蔵庫に入れてしまいそうになりますが、熟していないメロンを冷蔵庫に入れてしまうと、ある時点で追熟が止まってしまいます。

一度冷蔵庫で冷やしきってしまったメロンは、外に出して常温に戻しても、追熟が進まなくなってしまいますので、ご注意ください。

まだ熟していないメロンは、食べごろになるまでは室内で常温保存して追熟を進めていきましょう。

メロンを冷蔵庫に入れてしまった時の対処法

メロンを冷蔵庫に入れるイメージ

冷蔵庫に入れてから2~3時間しか経っていないメロンであれば、冷蔵庫から出して室温に戻し、さらに熟成させることができる可能性が高いようです。ただし、冷蔵庫から出した後のメロンの扱いには注意が必要です。

一度冷蔵庫に入れたメロンは、室温になじむまで結露した水滴が表面に浮き出てきます。メロンに結露が残っていると、置いてある地肌にカビが生えやすくなり、傷みの原因になるので、常温になじんで表面が乾くまではペーパータオルなどの上に置き、メロンの表面についた水滴をこまめに拭き取りましょう。

しかし、冷蔵庫に入れてしまってから3時間以上、あるいは1日、数日経過したメロンについては、もう常温にもどせませんし、追熟はしませんのでご注意ください。

メロンを美味しく食べるための保存方法

メロン

こちらでは、メロンをよりおいしくたべるために、その熟成度に合わせた保存方法について、ご紹介したいと思います。

まだ食べごろではない、熟していないメロンの保存方法

もし箱入りのメロンの場合は、必ず箱から出します。箱に入れたままですと、水分や湿気がこ   もるせいで、箱の底面に接地したメロンの部分からカビが生えてくることがあります。

厚めに敷いたペーパータオルや、布きんの上にメロンを置いて、熟すまで常温で保存します。この際メロンを置く場所は、風通しがよく、直射日光の当たらない冷暗所を選んでください。

追熟させる場合は、20~25℃の範囲内の環境が適しているそうです。25℃を超えてしまうような夏の暑い時期、エアコンの風が「直接」当たる場所には置かないようにしましょう。

完熟したメロンの保存方法

完熟したメロンは、冷蔵庫の野菜室で保存し、食べごろの状態を保つようにします。ここからだいたい2~3日以内には食べ切るようにしましょう。

ただし、野菜室で保存する際に、ちょっとした工夫が必要になります。メロンは、野菜や果物を熟成させるエチレンガスを発生させます。

そのままむき出しのままでメロンを保存すると、メロンが発するエチレンガスの影響で、野菜室の中の他の野菜や果物が早く傷んでしまいますので、メロンは忘れずにポリ袋などに入れ、袋の口を縛ってから、野菜室など冷蔵庫に入れるようにしてください。

完熟したメロンをカットして保存する

三日月形に、4等分~6等分程度にカットしたメロンは、わたや種を取り除いてから、ラップで  密封するようにくるみ、野菜室で保存します。

できるだけ空気に触れないように密封することがポイントです。皮をむいてわたや種を取り除き、ひと口サイズにカットしたメロンは、蓋付きの保存容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。

カットして冷蔵保存したメロンは、2~3日中に食べきるようにしてください。

カットしたメロンを冷凍保存する

メロンを冷凍保存する場合は、皮、わた、種を取り除き、食べやすい好みの大きさにカットし   て、フリーザーバッグや冷凍可能な保存容器に入れてから冷凍庫で保存します。おいしく冷凍す  るには、急速に冷凍させることがポイントになります。

メロンを急速冷凍するには、ステンレスやアルミ製のトレイやアルミ箔を使っていきます。冷凍メロンの保存期間は、約1ヶ月と言われています。

保存方法

  1. 金属トレイに、ラップかクッキングシートを敷く。トレイがなければ、少し大きめの平皿に、アルミ箔を光沢のある表面を上にして皿の上全面に敷く。
  2. カットしたメロンは、それぞれ間隔をあけて①に置いていく。
  3. ②に上からラップをかけて、冷凍庫へ入れる。
  4. 3時間程度経過後、フリーザーバッグや冷凍可能な保存容器に入れ替えて冷凍庫で保存する。

メロンは水分が多いので、完全に解凍してしまうと水分がしみ出てしまい、ベチャベチャになってしまうので、冷凍か半解凍が一番おいしく食べられると思います。凍ったメロンが半解凍状態になるには、15~30分程度かかるようです。

冷凍メロンや半解凍状態のメロンは、シャーベットとしてそのまま食べられますし、ミキサーやジューサーをお持ちであれば、冷凍したメロンを使って、ジュースやスムージーも簡単に作れます。

メロンの食べごろの見分け方

食べごろのメロン

メロンが完熟したかどうかは、香りとツルの部分とメロンの弾力の状態で確認できます。メロンが食べごろになっているかどうかのチェックポイントについて、ご紹介いたします。

  • メロンの甘い香りが強くなっている。
  • メロンの色合いが黄色っぽくなってくる。
  • メロンのツルがしなびてきて枯れた感じになるが、つけ根は青い。
  • メロンの底の中心の部分を押してみると、やわらかくなっている。

採れたてのメロンは、底の中心付近の部分はかたい状態ですが、追熟が進むと、底の中心付近の部分がやわらかくなってくるので、メロンの底の中心あたりを押したとき、柔らかくなって軽く凹む位の状態が食べごろになります。

メロンの賞味期限

メロン

メロンの賞味期限は7日~10日

メロンの保存期間は、収穫してから7~10日程度といわれています。まず、メロンの香りとメロンの底の中心付近のかたさをチェックしてみてください。

メロンによっては、収穫日が記されたシールが貼られていたり、案内のチラシが入っていますので、これらを必ずご確認ください。メロンの食べごろの期間は、2〜3日と短いため、その時期を逃さないようにしましょう。

また、食べごろになったメロンは、食べる2時間前に冷蔵庫で冷やすと一番美味しく食べられるそうです。メロンは完熟後は保存期間も短いそうです。

冷蔵庫に移してから、2~3日後には味が落ちてきてしまうようですし、腐り始めてしまうので、なるべく早く食べきるようにしましょう。

どうしてもすぐに食べきれないメロンは、そのまま腐らせてしまうのはあまりにももったいないですので、先にご紹介したような方法で、なるべく早めに冷凍保存してしまうことをお勧めします。

最後に

メロンを冷蔵庫に入れるイメージ

以前、いただいた大きくて素晴らしいメロンを冷蔵庫に入れたら、硬くて甘くないメロンになってしまった経験があるだけに、今回のメロンの保存方法を調べて大変勉強になりました。

食べごろになるまでは、冷蔵庫には入れずに、適温の環境下、常温で追熟をすす めることが重要なポイントになることが良く分かりました。

また、冷蔵保存後のメロンからは、どんどんメロンの美味しい果汁があっという間にしみ出してきてしまいますので、とにかく早め早めに、旬の食べごろのメロンは食べてしまいたいと思います。

食べきれずに冷凍保存にしたメロンを、半解凍状態にしたシャーベットは、大変おいしく食感良く、さっぱりしますので、もし機会がありましたら、是非一度お試しになってみてください。

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