オキシクリーンは衣類と洗濯槽にも使える万能な洗剤!掃除の手順5つ

OxiClean boxes for sale in a store. Full frame image, Toronto, Canada

オキシクリーンという洗剤をご存じでしょうか。酸素系の漂白剤なので塩素系の漂白剤と異なり、嫌な臭いもなく、白くすっきりと仕上がります。漂白だけでなく除菌効果もあるので人気の高い洗剤です。本記事では、オキシクリーンを使った洗濯機の洗濯槽掃除も紹介しています。

オキシクリーンは万能に使える洗剤!

洗剤の泡

オキシクリーンは酸素系の漂白剤です。用途は衣類の洗濯だけでなく、キッチンやリビングのほか、お風呂やトイレといった水周りにも効果があります。

オキシクリーン多くの漂白剤と同様に除菌剤としての効果も期待できます。

消臭効果もあるのでオキシクリーンを備えておくだけで、家中の汚れを落とすことができて、大変便利です。

オキシクリーンの使い方

女性 ライフスタイル

オキシクリーンの使い方は、特に難しいものではありません。一般的な洗剤や酸素系の漂白剤と同じように扱うことができます。

普通の使い方でも効果を期待できますが、さらに効果的な使い方を実践することで、ほかの洗剤では落としにくい汚れや臭いなども落としやすくなります。

「オキシ漬け」と呼ばれる浸けおき洗いは、衣類のガンコな汚れのほか、キッチン小物や洗濯槽の掃除にも有効です。布製品であってもプラスチック製品であっても、同じ方法が使えます。

水洗いできないものや、宝石、金属など使えない素材もあるので、使用する際はオキシクリーンの商品表示で使用可能な素材かどうかを確認しましょう。

衣類洗濯

洗濯する女性

オキシクリーンを使って衣類の洗濯をする際は、

  • 通常どおりの洗濯で使う場合
  • ガンコな汚れを落としたい場合

とで、洗濯のやり方を変えた方が効果を期待できます。ここでは、通常の洗い方とガンコな汚れに有効な「オキシ漬け」の使い方を紹介します。

洗濯機で洗う時

衣類の汗染みや皮脂汚れ、ワイシャツの首周りの汚れなどは、オキシクリーンの溶液を作り、汚れに揉みこんでから洗濯機で洗いましょう。ソースや血液などのポイント汚れに適した方法です。

準備するモノ

  • オキシクリーン:キャップ3/4またはスプーン3/4杯または付属カップ1ライン
  • 桶(溶液を作る容器)
  • 40~60℃のお湯:500ml
  • ゴム手袋や溶液を混ぜる棒など(必要に応じて)

使い方

  1. お湯とオキシクリーンを混ぜて、溶液を作る
  2. 汚れている部分に揉みこみ、5分置いてから洗濯機に入れて、通常通り洗濯する

つけおき洗いする時

衣類全体に黄ばみが出てしまっている場合や、ガンコな汚れの布製スニーカーを洗うような場合は、「オキシ漬け」とも呼ばれる浸けおき洗いが有効です。

準備するモノ

  • オキシクリーン:キャップ1杯またはスプーン1杯または付属カップ2ライン
  • 桶など(溶液を作る容器)
  • 40~60℃のお湯:4L
  • ゴム手袋や溶液を混ぜる棒など(必要に応じて)

使い方

  1. お湯とオキシクリーンを混ぜて、溶液を作る(衣類)
  2. 汚れた衣類をオキシクリーン溶液に漬け込み、20分ほど置いた後、洗濯機に移して洗う(布製スニーカー)
  3. オキシクリーン溶液に浸けおきした後、手洗いする

洗濯槽の掃除

洗濯槽

オキシクリーンは、衣類の洗濯だけでなく、キッチンやトイレなどの「暮らしの汚れ」を落とせることでも知られています。洗濯槽の掃除と除菌にも効果を発揮します。ここでは、オキシクリーンを使った洗濯槽の掃除方法を紹介します。

用意するもの

オキシクリーンを使って洗濯槽の洗浄を行うにあたって、用意しておくべきものは以下になります。

  • オキシクリーン:お湯4Lに対して28g(スプーン1杯かライン2)
  • 40~60℃のお湯
  • ごみ取りまたは垢取りのネット

お使いの洗濯機の水量に合わせた分量のオキシクリーンを用意してください。洗濯槽の掃除に慣れていない人は、お使いの洗濯機のマニュアルも手元に用意しておくとよいでしょう。

掃除の手順

洗濯槽の掃除手順は、お使いの洗濯機によって多少異なる場合もありますが、おおむね次の手順で行えます。お使いの洗濯機で初めて洗濯槽を洗浄する場合は、あらかじめマニュアルの洗濯槽洗浄に関する項目を一読して、手順を参照しておきましょう。

手順1:洗濯槽のホコリ取り用ネットを外す

洗濯機に備え付けられているホコリ取りのネットは、洗濯槽の掃除前に外して、洗濯槽の掃除とは別にホコリ取りだけで掃除しておきましょう。

ホコリやごみが溜まったままのホコリ取りを付けたまま洗濯機を掃除すると、ホコリ取りに溜まったゴミが洗濯槽に戻ってしまうこともあります。

掃除した状態のホコリ取りを付けておいても、洗濯槽の掃除で出てきたゴミがホコリ取りにまとわりつき、洗濯槽の掃除の邪魔となる可能性もあります。

洗濯槽の垢やカビをきれいに取り除くためにも、あらかじめホコリ取りネットは外しておきましょう。

手順2:洗濯槽にお湯を張りオキシクリーンを入れる

縦型洗濯機を使っている場合は、洗濯槽に40~60℃のお湯を張り、張ったお湯の量に合わせた分量のオキシクリーンを投入します。

ドラム式洗濯機の場合は、洗濯槽にお湯を張ることができないので、あらかじめオキシクリーン溶液を作っておき、オキシクリーン溶液をドラム型の洗濯槽に投入します。ドラム型洗濯機では、浸けおきができないので、このまま手順5に進みます。

手順3:放置する

洗濯槽に張ったお湯にオキシクリーンを溶かしたら、そのままの状態で放置します。

洗濯槽の「オキシ漬け」です。お湯にオキシクリーンを入れただけでは、お湯に溶け切っていない可能性もあるので、洗濯機を5分ほど回してから放置しましょう。放置する目安は6時間程度です。

洗濯槽洗浄コースのある洗濯機の場合は、コースの中で放置時間を設けているものもあります。お使いの洗濯機の洗濯槽洗浄コースの設定内容を確認のうえ、放置時間を調整しましょう。

手順4:汚れをすくいとる

洗濯槽をオキシクリーン溶液に浸して放置しておくと、汚れが浮き出てきます。水中に浮いてきた汚れを、ゴミ取りのネットですくい取りましょう。ゴミ取りネットは100均でも購入できます。

ストッキングとワイヤーハンガーを使って自作もできます。洗濯槽の掃除では、ワイヤーハンガーにストッキングを張ったゴミ取りの方が手早く広範囲のゴミが取れるので便利です。

手順5:洗濯機を回す

洗濯槽の中に浮き出たゴミを、できる限り除去できたら、排水します。排水後は、通常の洗濯コースを1回実行します。

洗濯機を回すと、再びゴミが浮き出てくるので、ゴミ取りネットですくい取りましょう。洗濯機を回す、ゴミを取る、洗濯機を回す、という作業を、ゴミが出なくなるまで繰り返します。

洗濯槽洗浄コースのある洗濯機では、洗濯槽洗浄コースにおまかせでもかまいません。ときおり洗濯槽の中を確認し、ゴミが浮いているのに気づいたらゴミ取りネットで取るようにすれば、1回の洗浄でよりきれいになることを見込めます。

オキシクリーンの商品ラインナップ

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オキシクリーンには、粉石けん状の製品や泡状の製品など、複数の製品種類があります。用途に応じて、適した形状の製品を選択することで、より効果を期待できます。

ここでは、オキシクリーンの商品ラインナップの中から2商品を紹介します。

オキシクリーン 1500g

オキシクリーンの代表的な商品です。オキシクリーンは、500gと1500g、1000g(詰め替え用)の3サイズの商品展開があります。

たまに衣類の漂白剤として利用するという場合は、500gでも十分ですが、毎回の洗濯時に使用したり、暮らしの汚れを取るためにも利用したりすることを考えているのなら、たっぷりサイズの1500gが便利です。

洗濯槽の洗浄を行うことを考えると、一般的な縦型洗濯機なら68L程度のお湯を張れるので、500g容器のキャップだと17杯使う計算になります。


オキシクリーン マックスフォース 洗濯用洗剤 泡タイプ

オキシクリーン マックスフォース 洗濯用洗剤 泡タイプ 266mL

オキシクリーン マックスフォース泡タイプは、従来のオキシクリーンに酵素成分、さらに汚れを落とせる成分を加えた、強い洗浄力の洗剤です。泡状の洗剤なので液だれせずに、汚れに密着して洗浄してくれます。

泡タイプのもう1つの利点として、わざわざオキシクリーン溶液を作ることなく汚れの浸けおき洗いができます。汚れ部分に泡を直接しみ込ませ、もみ洗いをします。

そのまま5分以上放置したうえで、通常の洗濯機による洗濯をします。放置時間は汚れに応じて、最長1週間まで試すことができます。

オキシクリーンを使うときの注意点

洗濯・女性

オキシクリーンは衣類の汚れだけでなく「暮らしの汚れ」とされるキッチンやリビングなどの備品にも効果があります。

万能ともいえる洗剤ですが、オキシクリーンの洗浄力が適さない素材や使い方もあります。間違った使い方をして、大切なものを傷めてしまうことがないように、製品表示に記載されている「使えるもの」に該当するか確認しましょう。

ここでは、オキシクリーンを使用できない素材と衣類の洗濯以外に使用する際の注意事項について紹介します。

使用できない素材

オキシクリーンは、以下の素材には使用できないとされています。

  • 水洗いできないもの
  • サビ・ウール、ウール混紡
  • シルク
  • ペルシャ製カーペット
  • 革製品
  • 宝石
  • 大理石
  • ジュート、チーク材、仕上げ木材等

金属全般酸素系の洗剤なので、衣類でも縮んでしまう可能性のある素材には不向きです。

水洗いの必要があるので、水を使えない素材についても使用できません。金属系のものには使えず、金属の汚れともいえる「サビ」にも使えません。

洗濯以外に使用する時

暮らしの汚れを落とすために使う場合も、衣類に対する使い方と同じでかまいません。オキシクリーン溶液を作り、浸けおき洗いをするのが基本です。オキシクリーン溶液は、衣類の浸けおき洗いの際に作るのと同じ配合になります。

オキシクリーン溶液

  • オキシクリーン:キャップ1杯または2ライン
  • 40~60℃のお湯:4L汚れを落としたいアイテムをオキシクリーン溶液に20分程度浸します。

汚れのひどい場所は、布やスポンジ、ブラシなどを使ってこすってからさらに浸けておくと効果的です。

オキシクリーンを使って洗濯してみよう

woman is doing laundry

オキシクリーンは酸素系の洗剤として抜群の洗浄力を誇り、多くの人に使われている洗剤です。衣類だけでなく、身の回りの生活用品にも使えるので、一度は使ってみたい洗剤といえるでしょう。

衣服の汚れや臭いに悩まされている人は、一度オキシクリーンを使って効果を実感してみてはいかがでしょうか。

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よくある質問

  • そもそも漂白剤って何?

    みなさんは、普段何気なく「漂白剤」を使っているかもしれません。「両親が使っていたから、いま自分もそれにならって使っている」という人は決して少なくありません。せっかくなので、漂白剤に関する知識を整理してみましょう。

    「漂白剤」とは「還元」や「酸化」の化学反応を利用して衣類や布、器具や食器についた汚れ(茶渋、コーヒー渋などの色素)を分解するアイテムです。

    漂白剤には、概して2種類存在します。酸素系」と「塩素系」です。酸素系漂白剤と塩素系漂白剤の違いは、漂白能力の違いとして区別されています。

    >> 詳しくはこちら

  • 漂白剤の正しい使い方

    ・軽目の汚れには液体漂白剤を使おう
    ・なかなか落ちない汚れを落とす時は粉末漂白剤を使おう

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