目次
1.水のかかる場所、火気の近く、不安定な場所に置くのはNG
炊飯器を水のかかる場所に置くと感電や漏電などに加え、水滴が蒸気穴をふさいでしまうこともあるため、水のかかる場所に置くのはNGです。
また、炊飯器は外部からの熱に強くないためガスコンロなどの火気の近くに置くのも避けましょう。ビニールシートや樹脂の上など不安定な場所も火災の原因となるためNGです。
2.お米の量と水の量は多すぎも少なすぎもNG
お米や水の量が正確でないのはNGです。量が安定しないと、炊きあがりが上手くいかなかったり、ご飯が柔らかい・かたい・炊飯中に吹きこぼれる・底面が焦げる、などの原因となります。
お米の量は付属の計量カップを使い「すりきり」で正しくはかります。「すりきり」とは、盛り上がった部分を指や菜箸などで取り去り、計量カップのフチと同じ高さにならして量る方法です。水の量も、内なべを水平な場所に置き、お米を平らにしてから目盛に合わせてお水を入れます。
3.内なべに傷をつける使用、洗浄方法はNG
内なべに傷がつくような、下記の使い方や洗い方はNGです。
- 泡立て器などでお米をとぐ
- 内なべにザルを乗せる
- 付属品以外のしゃもじ、木製以外のしゃもじを使う
- 粗い物の時、金属製の調理器具や食器類を内なべに入れる
- たわしやかたいもので洗う、お手入れする
- 食器洗浄乾燥機を使う
4.硬水のミネラルウオーターを使うのはNG
お米をカルシウムなど含んだ硬水であるミネラルウォーターで炊くと、ご飯がかたくなるためNGです。また、phの高いアルカリイオン水は黄変やべたつきの原因になると言われています。ご飯を炊くのに最もおすすめは水道水か浄水器の水です。
ミネラルウォーターを使う場合は、微量のミネラルを含んだ弱アルカリ性の水であればお米との相性が良いと言われていますので、ミネラルウォーターを使う際は軟水を選びましょう。
5.保温を途中で切り再びオンにするのはNG
炊いたご飯を長時間保温する際、保温を途中で切って食べる前に再びオンにするのはNGです。このやり方は、内なべの内部で雑菌が繁殖しやすくなり危険です。
通常の保温は雑菌が繁殖しにくい60~70℃に設定されていますが、保温をオフにすると雑菌が繁殖しやすい30~40度まで下がってしまうので、途中で保温を切るのはやめましょう。
6.長時間の保温はNG
炊いたご飯を美味しく食べられるのは保温時間5~6時間が目安と言われています。長時間保温すると、ご飯のパサつきや黄ばみが進み、味の劣化が発生します。5~6時間以上保存するのであれば、冷凍保存するのがおすすめです。
7.しゃもじを入れっぱなしはNG
しゃもじを内なべに入れっぱなしにすると、素手で触っているしゃもじには雑菌が付いている可能性が大きいためNGです。そのまま入れてしまうと、内なべで雑菌が繁殖する原因になります。
8.磁石や時期に弱いものを近づけるのはNG
磁石を炊飯器の近くに近づけると誤作動の原因となりますのNGです。また、ラジオやテレビ、補聴器などは音が小さくなったり雑音が入ることもあるので、これらを近くに置くのもNGです。
他にも、キャッシュカードやICカードを炊飯器の近くに置くと記録が消えてしまう恐れや壊れる原因になることもあるため注意が必要です。
9.基準と異なる水の量や材料を入れるのはNG
少ない水の量では内なべが焦げる恐れや、多量の油を入れる料理では温度が上がり過ぎ内なべが傷み故障の原因になることもあります。膨張しやすい食材では吹きこぼれの恐れもあります。
さいごに
炊飯器は正しい使い方に加え、日ごろのお手入れや置き場所にも気を配るようにしましょう。また、材料を入れてスイッチを押すだけで簡単に完成する「炊飯器調理のレシピ」が人気です。
調理ができる炊飯器は別ですが、メーカー各社はご飯を炊くこと以外で炊飯器を使用することを推奨していません。調理機能の付いていない炊飯器で、炊飯以外の調理をするのは危険なことが多いこともありますので気を付けましょう。