目次
包丁のサビの取り方6選!
包丁のサビを落とす前の準備
包丁のサビ取りの作業は大変危険ですので怪我をしないよう必ず「ゴム手袋」をつけてください。サビ取りの作業はまな板の上でしましょう。
①クレンザーで包丁のサビを取る
用意するもの
- 粉末クレンザー
- スポンジたわし、ワインのコルク、サビ落としスポンジのいずれか
※ワインのコルクは包丁に密着して力を入れやすいのでサビを擦り落としやすくします。
包丁のサビの取り方
- 水で濡らす
包丁を水で濡らし、まな板の上に水平に置きます。 - クレンザーをかける
包丁のサビの上にまんべんなく粉末クレンザーを振りかけます。 - 擦る
包丁が動かないよう包丁の背や柄の部分などをまな板にギュと押さえて、水をつけたスポンジの硬い面、またはコルク、またはアクリルたわしでサビを擦り落とします。 - 洗い流す
サビが落ちたら水で洗って、キッチンペーパーやタオルなどで水分をふき取りましょう。 - 乾燥させる
乾いたタオルの上にのせて放置し、完全に乾燥したら終わりです。
②クエン酸と重曹で包丁のサビを取る
用意するもの
- 重曹
- クエン酸
- スプレーボトル
- スポンジたわし、ワインのコルク、サビ落としスポンジのいずれか
包丁のサビの取り方
- 重曹をかける
包丁を水で濡らし、包丁のサビの上に重曹をまんべんなく振りかけます。 - サビを磨く
スポンジたわしで包丁のサビを磨きます。(この時点では水で洗い流さないでください) - クエン酸水を作る
スプレーボトルに200mlの水とクエン酸小さじ1杯ほど入れて、シャカシャカ振ってクエン酸を溶かします。 - クエン酸水をスプレーする
重曹の上からクエン酸水をスプレーします。 - 洗う
サビのところからぶくぶく泡が出てきたら水で洗って、水分をふき取ります。 - 乾燥させる
タオルの上に包丁を置き、完全に包丁が乾いたら終わりです。
③酢で包丁のサビを取る
用意するもの
- 酢2本(穀物酒または米酢など)
- 包丁の長さより長い容器、または包丁を立てておける容器
包丁のサビの取り方
- 換気する
換気扇を回して換気をよくします。 - 酢を入れる
フライパンに酢をどぼどぼ入れます。 - 沸騰させる
火にかけて酢をぐつぐつ沸騰させます。沸騰すると酢の強烈な匂いにむせますので必ず換気してください。 - つけ置きする
フライパンの中に包丁のサビの部分をつけ置きできるのであれば、そのまま包丁をフライパンにいれます。包丁のサビの部分が入らないようであれば、用意した容器に沸騰した酢をいれてください。 - 放置する
5分~10分ほどつけ置きします。 - 洗い流す
サビが落ちたらすぐに水で酢を洗い流してください。すすぎ残しがありますと、サビの原因になりますので完全に酢を落としてください。 - 乾燥させる
包丁の水分をふき取り、乾いたタオルの上に包丁を置いて完全に包丁が乾いたら終わりです。
錆びが着いてから何年も経過しているものでなければ、お酢に浸しておくだけでも錆びが落ちます。
錆は鉄が水分や酸素と触れたことによってできる酸化鉄と呼ばれるもので、お酢に含まれる酢酸が酸化鉄を分解する働きをしてくれるからです。
④サビ取り消しゴムで包丁のサビを取る
用意するもの
サビ取り消しゴム(100均ショップで販売しています)
包丁のサビの取り方
- 普通の消しゴムで文字を消すのと同じ感じで包丁のサビを擦ります。
- サビが取れたら包丁を水で洗い、水分をふき取ります。
- タオルの上に包丁を置き、完全に包丁が乾いたら終わりです。
⑤サビ取りクリームで包丁のサビを取る
用意するもの
- サビ取りクリーム(100均ショップで販売しています)
- スポンジまたは布
包丁のサビの取り方
- 包丁のサビの部分にサビ取りクリームを塗ります。
- 10分~20分ほど放置します。(放置時間はクリームによって違う場合がありますので、購入したクリームの説明書で確認しましょう)
- 乾いたスポンジまたは布でサビを擦り落とします。
- サビが取れたら包丁を水洗いし、水分をふき取り乾燥させます。
- タオルの上に包丁を置き、完全に包丁が乾いたら終わりです。
⑥市販のサビ取りグッズで包丁のサビを取る
包丁のサビ取りグッズは色々あります。ご自分にあったサビ取りグッズを使用しましょう。
- 研磨タイプ
- 粉末タイプ
- 研ぎタイプ
- クリームタイプ
- ワイヤーブラシ
- つけ置きタイプ
一気に擦り落とそうと思わず、少しずつ落としていきましょう。あまり力を入れて早いスピードでごしごし擦ると包丁が滑って怪我をする恐れがありますので注意しましょう。
《 ポイント 》
- 包丁の表面にサビができている場合、サビ取り消しゴムがオススメ。
- 刃の部分にサビができている場合、砥石(といし)とクレンザーがおすすめ。
- 包丁の材質「鋼、ステンレス、セラミック」によってサビやすさや砥ぎやすさが全く異なります。またどの材質のサビを取るかによっても方法が違うので材質は要チェック。
包丁のサビを予防するお手入れ方法
包丁のサビを予防するために5つの方法があります。
①すぐ洗う
②乾燥させる
③湿気の無い場所に保管する
④油を塗る
⑤こまめに磨く
包丁のサビ落としの注意点
包丁の刃先にサビがついている場合はスポンジやコルクで擦るのはとても危険ですので、包丁の刃を研ぐグッズや砥石などで研いでサビを取ることをおすすめします。包丁を研ぐグッズは100均でも販売しています。
つけ置きタイプのサビの除去剤を使用する場合は皮膚が炎症する可能性がありますので肌につけたり目に入らないよう十分気をつけてください。また、液体がついているゴム手袋を洗う際も注意しましょう。
サビないとされる包丁の場合
サビないといわれているステンレス製の包丁もお手入れをしないで放置していると細かいサビがつくことがあります。また、ステンレス製の包丁の中には、刃先だけ銅製のものもありますので注意しましょう。サビないといわれている材質もしっかりメンテナンスをおこたらないようにしましょう。
まとめ
包丁のサビは時間がたてばたつほど取れにくくなります。包丁を使い終わったらすぐ洗っているのにサビてしまう時は、保管場所に湿気があるかもしれませんので風通しの良い場所に保管しましょう。包丁にサビがついたままですと衛生的にも良くありませんので見つけたらすぐ取り除きましょう。ただし、包丁のサビ落とし作業は大変危険ですので十分注意してください。
包丁だけでなく、家の中にあるペンチやのこぎりなどが錆びついてしまった場合も今回ご紹介した方法で落とすことが可能です。
またメラミン素材でできたメラミンスポンジを使うのも効果的。水で濡らしたメラミンスポンジで錆びが着いた部分を擦るだけでも落ちる場合があります。
錆びの着き具合に合わせていろいろ試してみてください。
家事アドバイザー・節約アドバイザーとしてテレビ・講演・コラム連載などで活動。頭を使って賢くスマートに、時間とお金をバランスよく使う暮らし方を提唱。著書に「シンプルライフの節約リスト」(講談社)などがある。
手軽なのは研磨力が強いクレンザーとたわしを使って擦り錆びを落としてしまうことです。磨いて錆びが落ちたら水洗いをし、あとは布巾などで完全に水気を拭き取りましょう。