ハウスダスト対策のやり方5つ!ポイントや溜まりやすい場所とは

掃除をする女性

ハウスダストという言葉を聞くことがありますが、ハウスダストとは実際には何を指しているのかご存じでしょうか?そしてハウスダストは何も対策をとらず放っておくと、アレルギーを引き起こすこともあるのです。ハウスダストとの対策に効果的な掃除方法や溜まりやすい場所を覚えておきましょう。

ハウスダスト対策は必要!

咳をする女の子とハウスダスト

ハウスダストとは

ハウスダストとはホコリの中でも目に見えないくらいの小さなもので、衣類やカーペットなどの繊維クズ、髪の毛やフケ、垢、ペットの抜け毛、食べカスなどを言います。

さらに、空気中に漂っているゴミとしてダニの死骸やダニの糞、カビや屋外から持ち込まれる花粉・砂ぼこりもハウスダストとなります。他にも、屋外から室内に流れ込んでくる排気ガスやタバコの煙などもハウスダストです。

アレルギー症状の原因となる

このように目には見えにくいハウスダストは、小さく軽いため人の動きなどで空気中に舞いあがり吸い込みやすいです。ハウスダストを吸い込むことで、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患を引き起こす原因にもなります。

中でもダニのハウスダストはアレルギー性ぜん息やアトピーの症状を持つ人の約7割がダニのハウスダストが原因と言われています。ダニのハウスダストは生きているダニだけでなく、死骸や糞、抜け殻によっても引き起こされます。

とくに、小さなお子さんや高齢者の方など免疫力が弱いため、ハウスダスト対策はしっかり行ったほうが良いでしょう。

ハウスダスト対策で基本的なことは正しい掃除法です。間違った方法では十分に効果は得られませんが、きちんと行えば症状の軽減や発症の予防となります。

ハウスダスト対策5つ

空気清浄機

【対策①】ハウスダスト対策に効果的な掃除のやり方

掃除をすればするだけハウスダストは減らせると言われています。ですが、正しい方法で行わないと掃除の効果が発揮できません。

4つのポイントを押さえておきましょう。

  1. 掃除機をかける前に床はフロアワイパーやフロアシートをかけておく。
  2. 部屋の高い場所から低い場所の順で掃除をする。
  3. 朝や外出から帰宅後に掃除をするのが最も効果的。
  4. 掃除中に窓は開けない。

ハウスダストは小さく軽いため最初から掃除機をかけると掃除機から出る排気で舞い上がって吸い取れなくなってしまいます。そのため、フロアワイパーやフロアシートでハウスダストを吸着してから掃除機をかけるようにしましょう。

最後に水拭きで仕上げると、取り切れなかったハウスダストも取り除けます。また、床を掃除してから棚の上や照明など高い場所を掃除をすると、ハウスダストが宙に舞ってまた床に落ちていきます。掃除の順番は『上から下』と覚えておきましょう。

ハウスダストは人が動くと空気の流れができ舞い上がります。舞い上がったハウスダストは時間とともに床に落ちるため、就寝中に床に落ちたハウスダストを翌朝掃除すると効果的です。日中外出している場合は帰宅後も掃除をするタイミングとしておすすめです。

また、掃除中に窓を開けると風でハウスダストが舞い上がってしまうので、換気をするタイミングは掃除が終わった15分後くらいがよいでしょう。

【対策②】空気清浄機を活用する

床に落ちているハウスダストは掃除機などで取り除けますが、空中に舞っているハウスダストには空気清浄機が有効です。性能が良いものは小さなハウスダストも見逃さず部屋の空気を浄化してくれます。

空気清浄機を効果的に活用するには、置き場所とフィルターのお手入れがポイントとなります。できれば部屋の隅より真ん中に置く方がよりハウスダストなどの浮遊物を集めることができるようです。

置き場所を誤ったりフィルターの掃除や交換を怠ると効果も半減するため注意してください。

【対策③】換気は頻繁にする

窓を開けて空気の通り道を作ることでハウスダストを室外へ追い出すことができるため、換気は頻繁に行うこともハウスダスト対策として有力です。

換気をする際のポイントは、一つの窓だけでなく対角線上の2つ以上の窓を開けるなど風の通り道を確保することです。風を取り込みやすい工夫をしながら換気をおこないましょう。

【対策④】カーテンやソファーカバーなどの布製品は定期的に洗濯する

ハウスダストは布製品に付着しやすいため、見た目は汚れていなくてもカーテンやソファーカバーなどにはハウスダストが付着しています。定期的に洗濯をして取り除くように心がけましょう。

ラグマットなどはコロコロなどのカーペットクリーナーを頻繁にすると良いでしょう。

【対策⑤】布団を清潔に保つ

湿気を帯び人の皮脂や髪の毛が付きやすい布製品の布団はダニが発生しやすいです。

布団は定期的に干して湿気を取り除く必要があります。晴れた日に1~2時間、できたら途中でひっくり返して両面に風を当てて乾燥させましょう。

取り込んだ後に掃除機でゆっくりとダニやダニの死骸、糞を吸い取ります。寝具は定期的に洗って清潔を保ち、ダニ対策が施されたカバーなどを使うのがおすすめです。

ハウスダスト対策が必要な場所

掃除機をかける女性

ハウスダストが溜まりやすい場所では日ごろから対策をしておきましょう。

寝室

布団などの繊維と人の髪の毛や皮脂などダニが発生しやすい環境のためハウスダストが溜まりやすい場所です。

押し入れやクローゼット

押し入れやクローゼットは衣類などを収納しているため布製品が多く、湿度も高くなりやすく換気もおこないにくいのでダニの糞や死骸も多いです。

人の動きや風によって空気中に舞いあがり、時間とともに床に落ちていくため、特に留守にしている時間や就寝中は溜まりやすいです。

トイレや洗面所

湿度が高く狭い空間はカビが発生しやすいです。洗面所には髪の毛やフケなども落ちているのでハウスダストが溜まりやすい場所です。

家具の隙間

タンスや冷蔵庫、本棚、テレビ台など、あまり動かさない家具は壁の隙間にたくさんのホコリが溜まっています。

照明カバー

照明器具は静電気を発生しやすいため、ハウスダストが吸い寄せられやすいです。

バルコニー

空気中の花粉や砂ホコリが風とともにバルコニーへ飛んできて、床に落ちています。

ハウスダスト対策におすすめアイテム

除菌スプレー

除菌スプレーやダニシートなどを活用することでもハウスダスト対策ができます。こまめに洗濯できない大きい布製品にはスプレーが手軽な対策となります。また、掃除機では取りきれないダニは捕獲シートなどを活用すると良いでしょう。

その他、柔軟剤は静電気を吸い寄せにくくするため柔軟剤を含んだ布で棚などを水拭きするとホコリが吸着しにくくなります。

アロマがお好きな方はラベンダー、ティートゥリー、ユーカリなどの精油でルームスプレーを作るとお部屋の除菌効果も期待できるでしょう。

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ダニシート 15枚

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ハウスダストが引き起こす症状や疾患

花粉症・若い女性

ハウスダストによる症状

ハウスダストによる主なアレルギー症状は次の通りです。

  • 咳やぜん息
  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • 目のかゆみ
  • 目の痛み
  • 皮膚の炎症
  • 皮膚のかゆみ
  • 肌の乾燥

ハウスダストのアレルギー疾患

  • アレルギー性鼻炎:くしゃみ・鼻水・鼻づまりと風邪に似た症状です。
  • アレルギー性結膜炎:個人差はありますが、目のかゆみや充血、涙目、痛みなどあります。
  • アトピー性皮膚炎:ハウスダストだけが原因ではありませんが、ハウスダストにより皮膚が刺激され、湿疹やかゆみが出ます。
  • 気管支喘息:ハウスダストだけが原因ではありませんが、ハウスダストにより気管支の内側がはれたり痰がたまり呼吸が苦しくなります。

さいごに

Sleeping dogs

ハウスダストは生活をしていると避けられないものですが、対策をしっかりとることで大きく軽減できるものでもあります。

掃除を毎日する家庭とあまりしない家庭では実際にハウスダストの量は大きく異なるそうです。また、ペットもハウスダストによりアレルギー症状を引き起こすことがあります。

大切な家族をハウスダストのアレルギーから守るために日ごろから対策をすることが大切です。

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よくある質問

  • ほこりが多い部屋の原因は?

    ・「カーテン」からほこりが舞い上がっている
    ・「クッション」からほこりが出ている
    ・「布団」からほこりが舞っている
    ・「本」に溜まったほこりが風に舞っている
    ・「ティッシュ」を出す時にほこりが出ている
    ・外部からのほこり

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  • ほこりっぽい部屋の掃除方法は?

    クッションや布団のほこりを取り除きたい場合は、叩くのではなく掃除機で吸って取り除くのがおすすめです。

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  • ほこりを掃除する頻度は?

    最低でも、週に1回、出来れば2回程度ほこりの掃除をしましょう。日々の簡単な掃除はフロアーモップなどを活用し、念入りに掃除する時は掃除機などを使いようにしましょう。

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