電子レンジの危険性とは?噂はウソ、本当?

スイッチを押す指

みなさんは電子レンジに危険性があるという噂を聞いたことがありますか?この噂は長年囁かれているものです。聞いたことのある人の中にも本当かウソか判断できずに困っている方も多いのではないでしょうか?この記事では、電子レンジに関する噂や危険性が本当にあるのかなどを解説します。電子レンジの噂が本当かデマか気になる方はぜひ読んでみてください。

電子レンジには危険性があるという3つの噂

電子レンジにおかずを入れている女性

電子レンジの危険性に関する噂は3つあります。1つずつ紹介していきます。

電磁波による人体への影響

まずは電子レンジから出る電磁波による人体への影響についてです。電磁波は放射線の一種で、その放射線が使用すると漏れる可能性があるというものです。

食品の栄養素が破壊される

次に食品の栄養素に関する噂です。食品に関しての噂はいくつかあります。

  • 食品の分子構造が変化してしまう
  • 栄養素・酵素が減少してしまう
  • 細胞や遺伝子に毒性が生じてしまう

食品にはかなりの悪影響があると噂されているようです。現代では電子レンジ調理は当たり前。このような噂が出ても無理はありません。

電子レンジで温めた食品は害がある

最後に電子レンジで温められた食品についての噂です。こちらはラップや樹脂容器に入れて食品を加熱することにより、食品に樹脂成分が流れ出してしまいホルモン異常を引き起こしてしまうというもの。

《 ポイント 》

  • 電磁波は放射線の一種で、その放射線が使用すると漏れるという噂がある
  • 食品に関しては複数の噂が存在する
  • 樹脂を加熱することにより樹脂が流れ出すという噂がある

電子レンジの危険性が本当か確認しよう

レタスを入れようとしている人

ここからは、実際に噂は本当なのか見てみることにしましょう。不安だった方もこれを見れば解決できるのでぜひ読んでみてください。

人体への影響は心配ないと言われている理由

電子レンジは人体への影響は心配ないと言われています。まず電子レンジの仕様としては外部には電磁波はもれないように窓に網模様の金属が付いています。

また、電子レンジは製品として厳格な決まりがあります。扉を開けているときにはマイクロ波は出ないようになっているので安心して利用できます。

《 ポイント 》

  • 人体への影響は心配ない
  • 外部には電磁波は漏れない

栄養素は熱によって壊れるもので他の調理法でも同じ

熱で壊れてしまう栄養素はどんな加熱方法を採用したとしても同じです。ほかの加熱方法とは、フライパンや鍋などが挙げられます。電子レンジ加熱に限ったことではないのです。

また、すべての栄養素が壊れてしまうわけではありません。壊れてしまうのは水溶性ビタミンです。水溶性ビタミンとは以下のものをいいます。

  • ビタミンA
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • ビタミンK

上記のビタミンは熱で壊れてしまうので、多く含まれている食品を多く食べるかサプリメントで補うなどして対策しましょう。

《 ポイント 》

  • どんな調理法でも栄養素は壊れる
  • 水溶性ビタミンは壊れやすい

間違った使い方で危険もあるけれど容器の問題

耐熱でない容器を加熱すると危険があります。電子レンジの耐熱温度は140度以上です。それ以下の耐熱温度のものを使ってしまうと溶け出してしまうことがあります。

溶け出てしまったときはその食品を破棄すれば大丈夫です。ダイオキシン被害やガンになる可能性も取り沙汰されていますが、口にしなければ問題ありません。また、誤って口にしたとしても微量ならば体に悪影響はありません。

《 ポイント 》

  • 耐熱でない容器を加熱すると危険がある
  • 溶け出したものを食べてもダイオキシン被害やガンにはならない

扉の外にはマイクロ波は出ない

電子レンジ加熱した後のマイクロ波は電気と同じでスイッチを切ってしまったら無くなってしまいます。なので、そのまま庫内に存在し続けることはありません。また、温めた食品中にも残らないので体への影響を心配することもないです。

《 ポイント 》

  • マイクロ波は、庫内・食品内に残ることはない

それでも電子レンジには危険性があるという声もある

加熱した料理を取り出す様子

電子レンジは安全派の意見を見た上で、今度は電子レンジには危険性があるという意見も見てみましょう。

  • 栄養素が破壊されるため美味しくない
  • 健康被害が出た場合、世間の表面に出ない

とある野菜を加熱調理したところ、ゆでや蒸し料理にした場合は66〜11%の栄養価の損失率でした。しかし、電子レンジ加熱した場合は97%損失しています。これではほとんどの栄養と美味しさが流れ出ていることになります。

また、万が一使用で健康被害が出たとしても補償できないことになっています。製造者責任と販売者責任の及ぶ範囲が多くなるためです。認めてしまった瞬間に利用率が一気に下がってしまうことでしょう。

《 ポイント 》

  • 栄養素がほとんど失われ、美味しくなくなる
  • 健康被害が出ても補償できない

電子レンジに関するQ&A

食品を取り出す男性

ここからは、電子レンジに関する質問にお答えします。ぜひ参考にしてください。

Q.電子レンジが普及され始めた1980年代の普及率はどのくらいでしたか?

A.1980年代の普及率は51%です。

Q.2000年以降の電子レンジの普及率はどのくらいでしょうか?

A.2000年以降の普及率は88%。5軒あれば4軒に設置されていることになります。

Q.電子レンジの間違った使い方はどのような使い方ですか?

A.アルミホイルの加熱・弁当容器の加熱が挙げられます。特に、弁当容器を加熱するときは耐熱性か、袋に入った調味料は取り出しているかきちんと確認することが大切です。

《 ポイント 》

  • 1980年代の普及率は51%
  • 2000年以降の普及率は88%
  • 間違った使い方はアルミホイルの加熱・弁当容器の加熱

電子レンジで解凍する冷凍食品について

電子レンジの中にある冷凍食品

冷凍食品は−18度以下で保存する決まりになっています。腐敗菌も活躍できない環境下にあります。そのため保存料などは一切入っていません。

また、冷凍の野菜などは栄養価が下がると言われています。しかし、野菜は旬の時期に収穫して冷凍しているので、むしろ栄養価が高い状態をキープできている可能性が高いです。

冷凍食品は体に悪いという噂もありますが、保存料を使用しておらず旬の野菜をそのまま冷凍しているのでその噂はデマと言えるでしょう。

《 ポイント 》

  • −18℃環境だと腐敗菌も繁殖できない
  • 冷凍野菜は栄養価が高い状態をキープしている

最後に

電子レンジと女性

今回は電子レンジの危険性について紹介しました。

電子レンジは正しく使えば危険のない家電製品です。取り扱い説明書をよく読んで使用するようにしましょう。また、反対に危険であるという意見もあります。どちらの意見も把握して、より信頼できる方を選ぶようにしましょう。

この記事を参考に電子レンジの噂を解消して利用してみてくださいね!

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