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キュプラの正しい洗濯方法と手順と注意点
キュプラは水洗いをすることがとても難しい素材です。水洗いすると縮んでしまうからです。クリーニングに出す場合も水洗いではなく、ドライクリーニングによってキレイにします。ですので、基本的には自宅で洗濯をすることができない素材です。
ドライコースや手洗いコースを使うことができたとしても、洗濯ネットに入れたとしても、まず洗濯機で洗濯するということはやめた方が良いです。キュプラを素材としたものを洗濯したい場合には、必ずクリーニングに出すようにしましょう。最もキュプラの正しい洗濯方法です。
自宅で洗いたい場合は短時間がポイント!
汗をたくさんかいてしまったから自宅で洗濯したい。クリーニングに出す時間がない。汚れがついてしまった部分だけ洗濯したい。そんなときは、サササッと短時間で手洗いをするという方法があります。
長く水に触れていると縮んでしまいますので、本当にサササッと短時間で洗濯をし、干して乾かさなければなりません。水のみで良いなら水のみで洗濯し、洗剤を使用したい場合にはおしゃれ着用の洗濯洗剤を使用します。
洗濯時間は2分!手洗いするときの手順
- 容器に水を入れ、おしゃれ着用の洗濯洗剤をよく溶かします。
- 洗濯したいキュプラを素材としたものを入れ、30秒、押し洗いをします。
- 容器の水はキレイなものに入れ替えながら押し洗いで1分、すすぎ洗いをします。
- 押し洗いをするように30秒ほど脱水をしたら、すぐに形を整えます。
- 風通しの良い場所で陰干しをして乾かします。
水に長くつけると縮んでしまったり、傷んでしまうのがキュプラの特徴です。とにかくサササッと短時間で済ませるということが最大のポイントです。汚れがついてしまった部分だけを洗濯したいのであれば、その部分だけを水洗いし、なるべく全体を濡らしてしまわないようにすると良いでしょう。
キュプラのお手入れが自宅で気軽にできるアイテム
サンスター ドライアップ
ドライマークの衣料を洗濯することができる洗剤です。お持ちのキュプラのタグに書かれている洗濯表示を確認してみてください。ドライマークが表示されているのであれば、この洗剤を使用して洗濯することができます。水洗いだけでは物足りない、洗剤を使ってキュプラを洗濯したいというときにおすすめします。
つけおき洗剤ドライニング
ゲルタイプ
液体タイプ
スーツやコートやセーターなどのドライマークの衣料を洗濯することができる洗剤です。ゲルタイプと液体タイプがあります。つけおき洗剤ですが、キュプラは水に弱い素材なので、おしゃれ着用の洗濯洗剤の代わりに使用し、長時間のつけおきはしないようにしましょう。
ソフトランドリー
カシミヤ・ムートン・毛皮ファーなどのデリケート素材を洗濯することができる洗剤です。キュプラをサササッと短時間で洗濯したいときにもおすすめの洗剤です。ドライクリーニングで落とすことのできなかった汗などの水溶性の汚れも、この洗剤では落とすことができると評価されています。青のボトルが洗剤、ピンクのボトルが柔軟剤です。洗剤のみ使用することもできますが柔軟剤を使用することで、おろしたての衣類のような仕上がりにすることができます。
エマール洗濯洗剤 おしゃれ着用
おしゃれ着用の洗濯洗剤の代表格であるエマールは、縮んでしまうことを防ぎながら洗濯することができるので、キュプラの洗濯にも向いています。洗濯することで、ヨレヨレになってしまうことや色あせてしまうことも防ぎます。
まとめ
キュプラを自宅で洗濯するのはとても難しいです。裏生地としてキュプラが使われているスーツを手洗いしたことがあるのですが、時間をかけて洗濯してしまったため、縮んでしまった部分のシワが取れなくて本当に困りました。
本来ならクリーニングに出すのが当たり前なのだと思います。袖や襟などの汚れをどうしても今洗濯したい!というときは、その部分だけをサササッと短時間で洗濯するようにしましょう。