目次
オキシクリーンでお風呂の床を掃除する方法
オキシクリーンってなに?
オキシクリーンはアメリカ産まれの「酸素系の粉末漂白剤」です。お風呂の床にオキシクリーンをぱらぱら撒いて水をかけると、塩素の泡がシュワシュワ出てお風呂の床の汚れを浮き出させます。
シュワシュワの泡はガンコな湯垢を分解し、黒ずんだ床をピカピカにして、おまけにカビまで取ってくれる。とにかくオキシクリーンの漂白力や除菌効果はすごい!お風呂は床だけでなく、浴槽や壁や小物に棚までお風呂場をまるごと綺麗にしてくれる優れものです。
また、オキシクリーンはお風呂の床だけで無く、キッチン、洗濯物、カーペット、家具などさまざまな場所や物の汚れを落します。
オキシクリーンの特徴
- 酸素系の粉末漂白剤
- 弱アルカリ性
- 泡が汚れを浮かす
- 湯垢や皮脂を分解
- 油分の分解
- 黒ずみを漂白
- カビや雑菌の除菌
- 弱アルカリ性
オキシクリーンはアメリカのメーカーが作っており、アメリカ製と日本製があります。アメリカ版には界面活性剤が入っていますが、日本版には入っていません。一般的にはアメリカ製がメジャーで、価格もアメリカ製の方が安いです。
オキシクリーンでお風呂の床の掃除をする方法は2つです。
- オキシクリーンでお風呂の床を浸ける(オキシ漬け)
- オキシクリーンでお風呂の床をこすり洗い
オキシクリーンで効果的にお風呂の床掃除をするポイントは、「オキシクリーンは50℃~60℃のお湯で溶かす」「オキシクリーンのつけおき時間は6時間以内」この2つが重要です。
オキシクリーンでお風呂の床をオキシ漬け
オキシクリーンでお風呂の床をつけおきすると、床についている湯垢や皮脂、黒ずみ、カビなどをスルッと綺麗に落としてくれます。これを「オキシ漬け」といいます。使用するオキシクリーンはアメリカ製でも日本製でもOKです。
用意するもの
- アメリカ製の場合:付属のスプーン2杯
- 日本製の場合:付属のスプーン4杯
- 洗面器
- 混ぜるための棒
- ゴム手袋
- ブラシ
- ビニール袋 5枚~6枚
オキシ漬けの手順
- 排水ネットで蓋をする
お風呂の床にお湯をためますので、水が流れ落ちないよう排水口をふさぎます。まずビニール袋を二重にし、排水口のヘアキャッチャーを入れて口を閉じ、排水口に戻します。 - 排水口をさらにふさぐ
ポリ袋を二重にして中に水を入れ、ビニール袋の口をギュッと閉じたら排水口に置いてぴっちりフタをします。ビニール袋から水が漏れていないかをチェックしてください。 - オキシクリーンを床にまく
オキシクリーンの付属スプーンで2杯ほどお風呂の床全体にぱらぱら撒きます。均等にまけなかったり、まかない箇所があっても大丈夫です。
オキシクリーンの分量は、お湯4Lに対しての目安 - お風呂の床にお湯をためる
60℃のシャワーでお風呂の床にまいたオキシクリーンを一気に溶かして泡立てます。1cmほどお湯をためます。 - オキ漬けする
2時間~3時間ほどオキシクリーンを漬けます。(オキシ漬け) - 水抜きする
排水口のポリ袋を外し、お風呂の床のお湯を抜きます。 - オキシクリーンを洗い流す
オキシクリーンを、シャワーの水でジャージャー洗い流します。 - 汚れが残っていたら、ブラシで軽くこすると簡単にスルッと落ちてくれます。
- 仕上げ
オキシクリーンをきれいに洗い流したら完了です。
重要ポイント
漬けおきですので、排水口は完全に塞いでください。もし排水口に流れ出ていると漬けおきできません。
オキシクリーンでお風呂の床をこすり洗い
- お湯をかける
オキシクリーンをかける前にお風呂の床を60℃のシャワーでたっぷりぬらします。 - オキシクリーンをまく
オキシクリーンをお風呂の床にまいてください。均等にまけなくても大丈夫です。
アメリカ版は付属のスプーンで1杯
日本版なら付属のスプーンで2杯~3杯 - ブラシでこする
お風呂の床をブラシで軽くこすってオキシクリーンをなじませます。 - 放置する
オキシクリーンがお湯に溶けて泡が出てきた状態のまま1時間ほど放置します。もし泡が少なく、溶けない洗剤が残っているようでしたら、シャワーをたらす程度にちょろちょろかけます。たくさんかけてしまうと、お風呂の床のオキシクリーンが排水口から流れてしまいます。 - オキシクリーンを流す
床のオキシクリーンをシャワーで洗い流します。 - 汚れを落す
汚れが残っている部分をブラシでこすると、分解された汚れがスルッと落ちてくれます。 - 仕上げ
最後にシャワーでオキシクリーンや汚れをしっかり流したら完了です。
オキシクリーンでお風呂の床を掃除する5つのコツ
1.オキシクリーンはたっぷり使う
オキシクリーンはたっぷり使うと効果的。但し、分量が多いのでよく混ぜて溶かすことが重要です。
2.こすり過ぎない
オキシクリーンでお風呂の床を力一杯こすらないでください。全体に伸ばす感じにこすりましょう。泡がぶくぶく汚れを浮き出してくれますのでゴシゴシしなくてもスルッと落ちます。
3.しっかり泡立てる
オキシクリーンは、泡で汚れを浮き立たせますので、お風呂の床のオキシクリーンをシャワーでしっかり混ぜてください。オキシクリーンの粉が残っている箇所がないようにしてください。
4.50℃~60℃のお湯で溶かす
お風呂の床のオキシクリーンは50℃~60℃のお湯で溶かすと洗浄力に効果があります。
5.落し残しはその場で落す
お風呂の床に汚れが残った場合、オキシ漬けした後にすぐブラシやスポンジでこすると簡単に落せます。
オキシクリーンでお風呂の床を掃除する注意点
水垢汚れは別対応する
水垢はアルカリ性の性質ですので、酸性の洗剤で落します。オキシクリーンはアルカリ性ですので、同じ性質のアルカリ性の汚れは落せません。
アルミ製品には使わない
オキシクリーンをアルミ製品につけると変色する可能性があります。
長時間漬けおきすぎない
お風呂の床のオキシクリーンは6時間以上たつと効果がなくなります。また、長時間オキシ漬けすると、ゴムパッキンの種類によってはゴムが傷つく可能性がありますので、1時間~2時間にしましょう。
オキシクリーンに直接さわらない
オキシクリーンを直接触ると肌荒れする可能性がありますのでゴム手袋をしてください。
床にお湯を入れすぎない
オキシ漬けで、床にお湯を溜める際は、脱衣所にお湯が流れないよう、入れすぎに注意しましょう。
オキシクリーンはキッチンでも大活躍。酸素系漂白剤のオキシクリーン。強力な発泡力で汚れを落とすので、比較的どんな汚れにも使えるのが特徴です。
キッチングッズの汚れ落としにも大活躍。鍋の蓋の細かい隙間やスライサーの隙間、洗いカゴなど全部まとめて漬けおき洗いするのがおすすめ。手間なく一気に汚れを落とすことができます。
ただしアルミ製品は変色の可能性があるので控えたほうが無難です。アルミ製品以外も長時間漬けおきするのはおすすめできませんので30分を目安に洗いながしましょう。
オキシクリーンのアメリカ版と日本版の違い
成分:アメリカ版は界面活性剤が入っているが、日本版は入っていない
特徴:アメリカ版は泡が立つが、日本版は泡が立たない
付属:アメリカの計量スプーンは大きく、日本版のスプーンは小さい
オキシクリーンは床以外でも効果アリ
オキシクリーンでお風呂の床を掃除するついでに、お風呂で使用してる洗面器や椅子、子供のおもちゃなどの小物も浴槽を使ってオキシ漬けしましょう。
汚れ落としの手順
- 浴槽に60℃のお湯を入れ、オキシクリーンを付属のスプーン1杯入れて溶かします。
- 浴槽に小物を漬け、1時間ほど放置します。
- 浴槽のお湯を抜き、シャワーで洗い洗い流してください。
まとめ
オキシクリーンでお風呂の床の掃除をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?オキシクリーンは、お風呂の床だけでなく、あらゆるものの汚れを落としてくれます。今まで苦労して床にこびりついた汚れをゴシゴシしていたのがなんだったのか?と思うほどオキシクリーンなら漬けておくだけでスッキリ落としてくれます。あなたのお風呂の床もさっそくオキシ漬けをやってみませんか?
オキシクリーンを使った掃除「オキシ漬け」はその発泡力を利用して簡単にできる掃除です。浴槽の蛇腹の蓋など蛇腹の折れ目を一つ一つブラシで掃除するのは気が遠くなりそうですが、オキシ漬けしてしまえば一発で綺麗に。
そのほか洗面器や浴室ブラシなどぬるぬる汚れもまとめて浴槽に入れてオキシ漬けしましょう。
キッチンでもシンクの排水口の蓋をしっかり閉めて、オキシ漬けすれば一つ一つ細かくブラシで洗っていたようなものを一度に綺麗にすることができます。
一度使い始めるとその便利さに手放せなくなるとまで言われているオキシクリーン。まずは風呂場の掃除から試してみてはいかがでしょうか。
家事アドバイザー・節約アドバイザーとしてテレビ・講演・コラム連載などで活動。頭を使って賢くスマートに、時間とお金をバランスよく使う暮らし方を提唱。著書に「シンプルライフの節約リスト」(講談社)などがある。
浴室やキッチンなどで細かい部分に入りこんだ汚れもその発泡力で汚れを浮かせて簡単に落とすことができます。基本は漬けおきなので手がかからず簡単です。
オキシクリーンに漬けおきする→水で洗い流す。この工程で家の中の様々な汚れを落とすことができます。