目次
シンクの下が臭い原因
シンクの下の臭いの3代臭は「カビの臭い」「下水の臭い」「生臭い」です。シンクの下の臭いの原因は4つあります。
1.カビや雑菌
2.配管の隙間
3.排水管の汚れや詰まり
4.配管の故障や不良
1.シンクの下にカビや雑菌が繁殖している
シンクの下は湿度が高く湿気がこもり汚れた空気が雑菌やカビの温床となって繁殖します。
2.シンクの下の配管に隙間がある
排水トラップは、台所のシンクの下で排水ホースとつながり、さらに、排水ホースはシンクの下で排水管へとつながっていきます。排水管と排水ホースの間に隙間がある場合、そこから下水の臭いが上がって来ることもあります。
3.シンクの下の排水管に汚れや詰まりがある
食器や調理器具を洗う時に出た食べ物のカスや油汚れが排水管に流れていきますが、油汚れは排水溝や排水管にこびりついて固まり、蓄積されるとシンクの下から悪臭がしてきます。また、排水管にはせっけんカスや水垢なども溜まりますので油や汚れをエサにする雑菌やカビの温床となります。
4.シンクの下の配管に故障や不良がある
配管に故障や、施工不良がある場合は、シンクの下をどんなにきれいに掃除しても臭いは取れません。水回りに詳しい方や専門の業者に相談しましょう。
シンクの下の臭いをとる方法6選
①漂白剤でカビと雑菌臭を取る
シンクの下のカビや雑菌の臭いを取るには漂白剤が効果的です。漂白剤は殺菌作用があるので、カビや雑菌の繁殖を抑え、シンクの下の臭いの増加を防止することができます。
用意するもの
- キッチン用塩素系漂白剤
- 雑巾2枚
- ゴム手袋
シンクの下の臭いを取る手順
- 換気をする
換気扇や窓を開けて風の通りを作り換気を良くして下さい。また、ゴム手袋をつけましょう。 - 漂白剤で拭く
雑巾に漂白剤をつけ、シンクの下の臭いの原因となる部分や、シンクの下全体にまんべんなく拭き取ります。 - 水拭きする
濡れた雑巾でシンクの下の洗剤を丁寧に水拭きします。一度で洗剤を拭き取れない場合は、雑巾を水道水できれいに洗い、シンクの下の洗剤が無くなるまで繰り返し拭きましょう。 - 乾燥させる
乾いた雑巾でシンクの下の水分を取り除き、扉を開けっ放しにして完全に乾くまで放置しましょう。
②防臭ゴムで配管の隙間を埋める
配管の接続部分、排水管と排水ホースの間に隙間がある場合は、その隙間から下水のような悪臭が上ってきます。シンクの下の臭いを無くすには配管の接続部分の隙間を埋めましょう。防臭ゴムをつけるとシンクの下の臭いだけでなく下水の臭いや虫の侵入を防ぐこともできます。
用意するもの
- 排水口用防臭ゴム
- 雑巾2枚~3枚
- 住居用洗剤(マイペットなど)
- 潤滑油(クレ5-56など)
シンクの下の臭い防止手順
- 排水プレートを取る
排水管の根元に排水プレートがついている場合は外し、濡れた雑巾で汚れを綺麗に拭き取ってください。もし汚れが残っている場合は、住居用洗剤で落とし、濡れた雑巾で洗剤をきれいに拭き取ってください。 - 配管の汚れを取る
配管全体と、配管の隙間の周りの汚れを濡れた雑巾で拭き取ります。もし汚れが残っている場合は、住居用洗剤で落とし、濡れた雑巾で洗剤をきれいに拭き取ってください。 - 水分を取る
配管全体と、配管の隙間の周りの水分を乾いた雑巾で拭き取ります。水分が残っていると防臭ゴムがつきにくくなりますので注意しましょう。 - 潤滑油を差す
防臭ゴムの滑りを良くするために防臭ゴムの内側に潤滑油を差します。 - 防臭ゴムをつける
防臭ゴムをホースの接続部、排水管の根本につけます。 - 排水プレートをつける
排水プレートをもとに戻して終わりです。
③パテで配管の隙間を埋める
一般的に排水溝の隙間はパテを使って埋めます。パテには2つのタイプがあり、固まるタイプと固まらないタイプがあります。シンクの下の排水溝の隙間を埋める際は固まらないタイプのパテを使用しましょう。パテで埋めた後、排水管のトラブルなどで排水管を取り外すことになった場合、固まるタイプのパテだと剥がしにくく排水管に傷をつける可能性があります。
用意するもの
- パテ(固まらないタイプ)
- 雑巾2枚~3枚
- 住居用洗剤(マイペットなど)
シンクの下の臭い防止手順
- 水プレートを取る
排水管の根元に排水プレートがついている場合は外し、濡れた雑巾で汚れを綺麗に拭き取ってください。もし汚れが残っている場合は、住居用洗剤で落とし、濡れた雑巾で洗剤をきれいに拭き取ってください。 - 配管の汚れを取る
配管全体と、配管の隙間の周りの汚れを濡れた雑巾で拭き取ります。もし汚れが残っている場合は、住居用洗剤で落とし、濡れた雑巾で洗剤をきれいに拭き取ってください。
※油汚れがついているとパテが上手く固定しなくなりますのでしっかり拭き取ってください。 - 水分を取る
配管全体と、配管の隙間の周りの水分を乾いた雑巾で拭き取ります。水分が残っているとパテがつきにくくなりますのでしっかり拭き取り乾燥させてください。 - パテで隙間を埋める
パテを隙間の形に合わせて形をつくり(手で棒状にしたり丸める等)、配管の隙間部分に盛るように詰め込みます。パテを薄くのばして使うと時間が経つと破れたり剥がれる可能性がありますのでたっぷり使ってください。 - パテをならす
隙間につけたパテを手で押さえつけたりならしながら仕上げます。 - パテのチェック
パテがつくまでそのまましばらく放置し、隙間が完全に埋まっていることを確認しましょう。 - 排水プレートをつける
排水プレートをもとに戻して終わりです。
④補修テープで配管の隙間を埋める
用意するもの
- 耐水性補修テープ
- 雑巾2枚~3枚
- 住居用洗剤(マイペットなど)
シンクの下の臭い防止手順
- 水プレートを取る
排水管の根元に排水プレートがついている場合は外し、濡れた雑巾で汚れを綺麗に拭き取ってください。もし汚れが残っている場合は、住居用洗剤で落とし、濡れた雑巾で洗剤をきれいに拭き取ってください。 - 配管の汚れを取る
配管全体と、配管の隙間の周りの汚れを濡れた雑巾で拭き取ります。もし汚れが残っている場合は、住居用洗剤で落とし、濡れた雑巾で洗剤をきれいに拭き取ってください。
※油汚れがついているとパテが上手く固定しなくなりますのでしっかり拭き取ってください。 - 水分を取る
配管全体と、配管の隙間の周りの水分を乾いた雑巾で拭き取ります。水分が残っていると補修テープがつきにくくなりますのでしっかり拭き取り乾燥させてください。 - 隙間に補修テープを貼る
排水管の隙間に補修テープを貼ります。
テープは長めに切って排水管の向きと同じに貼り付けていくとはがれにくいです。 - 補修テープをならす
補修テープのもれがないかを確認し、手で押さえつけてならします。 - 排水プレートをつける
排水プレートをもとに戻して終わりです。
排水ホースには3つのタイプがあります。
- ネジ式排水ホース
- 差込式排水ホース
- Y字型排水ホース
一般家庭では、ネジ式排水ホース、または、差込式排水ホースが一般的に使用されていますが、
ビニール製なので、包丁やはさみなどで簡単に切れてしまいます。隙間を埋める作業をする際は注意しましょう。
⑤シンクの下の排水管の汚れや詰まりを取る
用意するもの
パイプ用洗浄剤(パイプユニッシュなど)
シンクの下の臭いを取る手順
シンクの排水溝からパイプ用洗浄剤を流し、30分ほど放置します。水道水をジャージャー流し洗剤を完全に洗い流してください。シンクの下の臭いが消えていることを確認しましょう。
⑥重曹でシンクの下の臭いを取る
シンクの下の臭いを、漂白剤で何度も拭いても取れない場合は重曹で消臭します。
用意するもの
- 重曹
- 雑巾2枚~3枚
シンクの下の臭いを取る手順
- シンクの下に重曹をまんべんなく振り掛け、隙間があるところは手で広げましょう。
一晩放置します。 - 乾いたぞうきんで重曹を拭き取り、残った重曹は掃除機で吸い取ります。
- アルコールや除菌スプレーがあれば吹きかけてから乾かしましょう。
シンク下の臭いの予防法
湿気がたまらないようこまめにシンクの下の扉を開けて換気をしましょう。シンクの下は湿度が高く湿気が溜まりやすいのでカビや雑菌が増殖しますので注意してください。
シンクの下から臭いがしてきたら、放置せず、まずは漂白剤で綺麗に拭いてください。除菌スプレーなどがありましたら吹きかけてから乾かしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?シンクの下には食材や調味料など口に入れるものをおいてあるので、シンクの下が臭いと不潔で気持ち悪いですよね。シンクの下の臭いは湿気が原因になることが多いので、シンクの扉をこまめに開けて換気を良くしてください。