目次
洗い桶を使うメリット
つけ置きや予洗いで水道代を節約
シンクで使う洗い桶は、洗い物を水につけ置きしておくことで、食器にこびりついた汚れを落としやすくするイメージがありますよね。
水を含ませておくと、汚れが浮いて落ちやすく、すすぎも短い時間で済みますので、すぐに食器洗いができないような時に、おすすめの方法です。
洗い桶を使用せず、洗剤を直接スポンジにつけて洗う方法と比べると、手間がかからないので、水道代も節約できます。使う洗剤も少量ですみますので、エコに繋がりますし、洗剤による手荒れの心配もありません。
野菜を洗う時に便利
常に清潔な状態の洗い桶であれば、野菜や魚を洗ったりする時のボウルの役割も果たしてくれます。
大きめの入れ物で安定感がありますので、野菜のアク抜きや、ジャガイモの泥落とし、里芋のヌメリ取りなどにも利用できとても重宝することでしょう。
布巾を消毒
洗い桶は布巾を除菌するのに重宝します。
キッチンの後片付けを終えた一日の最後段階で、布巾やスポンジに熱湯をかけて消毒したり、市販の漂白剤を使って、水筒の茶渋などのキッチン用品を漂白するときの入れ物としても大いに活躍します。
洗い桶を使うデメリット
洗い桶を置いておくと逆に不便だと感じることもあるんです。どんなことがデメリットに感じるのか?確認してみましょう。
- 洗い桶はシンクの中に置くので料理中は邪魔になりやすい。
- シンク内が狭くなり、大きな鍋やフライパンを洗いにくい。
- 洗い桶は簡単に出し入れできるサイズではない。
- 油分を流してからでないと食器がギトギトになってしまう。
- 食器を浸けて長く放置しておくと、洗い桶の水に菌が繁殖してしまう。
- たくさんの食器を入れることができない。
- それなりのスペースが必要なので、使わないときは他の場所に収納する。
- 衛生面に気を付け、常にきれいに洗ってお手入れをする必要がある。
- 片付ける時にボウルのように重ねて収納しにくい。
洗い桶のオススメの使い方
食洗機を設置していないご家庭の場合、洗い桶があった方が便利だという意見も聞こえてきます。
水に浸しておくことで食器をラクに洗えるし、水道代と洗剤の節約にもなる、そんな洗い桶のオススメの使い方は次の通りです。
効率よく洗う手順
- 油分がついている食器は、あらかじめ軽く洗うか、キッチンペーパーできれいに拭きとっておく。
- 洗い桶に食器を入れる。
- 洗い桶の中に洗剤を数滴たらして、ぬるま湯をためておく。
- その中でじゃぶじゃぶと食器を洗う。
- 洗った食器は、次々に桶の外に置いていく。
- 全ての食器を洗い終えたら、桶を軽く洗い、桶に先ほどの食器を戻す。
- 桶の中に食器を入れたまま、流水ですすぐ。
洗い桶をサイズ・形状で選ぶ
シンクのサイズを測定する
どんな形の洗い桶を選ぶにしても、使用するシンクのサイズを測定し、きちんと収まることを確認してから購入するようにしましょう。
洗い桶には、丸型・D型・小判型などさまざまな形状があります。
丸型タイプ
見慣れている丸い形の洗い桶は、シンク内ではおさまりがあまりよくないので、狭いシンクの中では使いづらいかもしれません。また、使用後に乾燥させておきたい時に、安定感が悪なく、立てておくのが難しかったりします。
D型タイプ
シンク内を有効活用しつつ洗いやすいものを選ぶなら、丸型と直線のメリットを備えたD型の洗い桶がおすすめです。丸型に比べてシンク内でのおさまりがよいD型は、直線部分を底にして立てかけ乾燥させておくと、底のヌメリを抑えることができます。
小判型タイプ
圧迫感のないものがいいなら、丸みのある小判型がおすすめです。小判型の洗い桶はシンク内にフィットしやすいので、用途に応じて縦に使ったり横に使ったりできます。
折りたたみ形タイプ
シリコン製の材質に多い折りたためるタイプの洗い桶は、場所を取らずスッキリと収納できます。洗い桶に溜まった水を捨てる際に、持ち上げずにどちらか片側のジャバラを折りたたむことで、簡単に水を外へ流すことができます。
洗い桶を素材とタイプで選ぶ
最近の洗い桶は、機能的なものから可愛らしいデザインのものまで様々な商品が発売されています。どんな洗い桶があるのか素材ごとにご説明していきたいと思います。
プラスチック製
軽くて丈夫なプラスチック製の洗い桶は、100均でもさまざまな種類を取り扱っていますので、安く購入できるというのが最大のメリットです。また、プラスチック製の洗い桶は食器との摩擦が少ないのもメリットのひとつです。
デメリットとしては、プラスチックの性質特有の傷がつきやすいのと、かびやヌメリが発生しやすいということがあげられます。よって、プラスチック製の洗い桶を使う場合には、常に衛生面をキープするために小まめに手入れをする必要があります。
ステンレス製
シンプルでありながらスタイリッシュな雰囲気のあるステンレス製の特徴は、水アカやカビが発生しにくくお手入れが簡単なことです。
基本的には丈夫で長持ちしますので、簡単なお手入れで清潔な状態を保つことができ、頻繁に使う洗い桶の素材としては優秀な素材です。ただし、ステンレスの性質上、食器をぶつけた時の音がとても大きく感じます。
シリコン製
最近人気が上昇中のシリコン製は、素材が柔らかいので食器やシンク内の傷つきを少なくしてくれます。また、素材の性質を生かして折りたたんで収納できるので、使わないときはシンク内を広々と使うことができます。
シリコン製の商品はカラフルでおしゃれな商品が多く、キッチン周りが華やかにしてくれますのでキッチンの雰囲気に合わせて、デザイン性にもこだわって選ぶ楽しみがあるので、特に若い方に好まれているようですね。
持ち上げずに、どちらか片側のジャバラを折りたためば、簡単に水を流して捨てることができるので便利です。
足つきタイプ
シンクに置いたままにすることも多い洗い桶なので、足がついているものを選ぶと、底にヌメリやカビが発生しにくくなります。
足がついているとシンク内に水がたまらないので湿気がこもるのを防ぎ、シンクや洗い桶の底にカビや雑菌が繁殖するのを抑制し清潔に使うことができます。
衛生的であり、お手入れのしやすさを重視したい方は、本体と一体型で足部に凹凸が少ないものを選ぶとよいでしょう。
耐熱温度が高いタイプ
お湯を使ったり流したりすることが多いシンク内では、熱湯に強い洗い桶のほうが安心なので、耐熱温度も忘れずにチェックしておきましょう。
耐熱温度が100度以上の高いものであれば、熱湯をかけて熱湯消毒をしても大丈夫なので、除菌ができて、衛生的です。
折り畳み式
シンクに出しっぱなしではなく、収納を重視したいなら、臨機応変に折り畳みできる洗い桶を選びましょう。
シリコン製に多い折り畳み式は、コンパクトにすっきり収納でき持ち運びもしやすいので、アウトドアの場面でも重宝しますよ。
《ポイント》
- プラスチック製のメリットは食器との摩擦が少ない。
- ステンレス製のメリットはかびやヌメリがつきにくい。
- シリコンのメリットは折り畳んで収納できる。
- タイプで選ぶなら「足つき」「耐熱」「折りたたみ」がおすすめ。
洗い桶のおすすめ5選
ここからはおすすめの洗い桶をご紹介していきたいと思います。
アスベル シリコン洗い桶 「ポゼ」ホワイト
サイズ | 約33×32×13cmcm |
本体重量 | 約897g |
材質 | シリコーンゴム |
原産国 | 中国 |
機能
- コンパクトにたたんで収納できる。
- 耐熱性。
- やわらかい素材でキッチンを傷つけない。
- 底部を清潔に保つ脚つき。
- 広口で使いやすいD型。
貝印 洗い桶 小判型 足付き
サイズ | 約375×255×125mm |
本体重量 | 約700g |
材質 | 本体/ステンレススチール、足/ゴム |
原産国 | インド |
機能
- シンクを無駄なく有効に使える小判型。
- 形が楕円形なので シンクの隅に縦に置くことが出来る。
- 安定感のあるゴム足付きの足高タイプなので排水口をふさがず、清潔感がある。
- 水切り穴がついているので野菜やフルーツなどの水洗いもOK。
RULAYMAN 折りたたみ 洗面器 たらい 洗い桶
サイズ | 「S」口径:25.5cm・高さ:10.5cm 「M」口径:31.2cm・高さ:12cm 「L」口径:37.6cm・高さ:13.5cm |
素材 | PP・TPR |
機能
- 使用しない時、折りたためるので場所を取らない。
- 環境に優しいPP素材とTPR素材なので、衛生面と安全面を確保できる。
- 足浴、掃除、収納、洗濯・洗面などあらゆるシーンに対応可能。
QIMHUI 洗い桶 折りたたみ 水切りかご排水機能付き
サイズ | 「使用時」長さ42.5×幅31×高さ14.5cm 「折り畳み時」長さ40×幅31×高さ3 容量約8.5リットル |
素材 | シリコン |
機能
- 柔らかいシリコン素材
- 折りたたみ時の厚さは3cm。
- 使用後は折りたたみ可能なので省スペースですむ。
- 持ちあげることなく蓋を押すだけで簡単に排水ができる。
- 持ち運びに便利なハンドル付き。
コジット 薄く畳める洗い桶
サイズ | 「折り畳み時」幅40×奥行29×高さ4cm 「使用時」幅40×奥行29×高さ14.5cm |
材質 | 折り畳み部分/熱可塑性エラストマー、枠・底/ポリプロピレン |
原産国 | 中国 |
耐久性 | 耐冷温度:-30℃、 耐熱温度:80℃ |
容量 | 8.5L |
機能
- 薄く畳めるので場所をとらない。
- 容量たっぷりの8.5L。
- 高さ14.5cmが折りたたむと4cmとコンパクトなので収納に場所をとらない。
- とても軽く、レジャー用としてもOK。
最後に
洗い桶に水をためて洗うことで得られる節水効果や、洗う前につけ置きをしておくことで、洗剤の節約や作業時間の短縮も期待できます。食器を洗うだけでなく、布巾を消毒したり、野菜を洗ったりするのに重宝します。
最近の洗い桶は、形も素材も進化してキッチンが明るくなるおしゃれなデザインのものがたくさん出回っています。ご家庭のライフスタイルやお好みに合わせて、ぜひ一度取り入れて、快適な家事ライフを送みてはいかがでしょうか?