目次
服についてしまった「黒カビ」と「白カビ」の取り方
黒カビの取り方
用意するもの
- 酵素系漂白剤
- ゴム手袋(手が荒れてしまうことを予防するため)
- 容器(バケツや洗面器など)
- ぬるま湯
手順
- 容器に30℃くらいのぬるま湯を入れ、そこに酵素系漂白剤を入れてよく混ぜ合わせます。(酵素系漂白剤の量は水量に合わせて入れてください)
- 酵素系漂白剤を入れたぬるま湯に、カビがついてしまった服を浸け置きします。
- 1時間ほど浸け置きをしたら、カビがついてしまった部分を指で優しくもみ洗いします。
- カビを取り除くことができたら、洗濯機でいつものように洗濯してください。(手洗いでも構いません)
酵素系漂白剤の良いところは、黒カビを取り除くことができるというだけではありません。色柄物の服についてしまったカビを取り除きたいときにも使用することができます。漂白剤なのに!?の思われる方もいらっしゃるでしょうか。
酵素系の漂白剤は色柄物を傷めたり、色落ちさせずにお手入れすることができたりする優れものなのです。色柄物の服についてしまった黒カビを取り除きたいときにもぜひ使ってみてください。
白カビの取り方
用意するもの
クレンジングシート
手順
黒い服についていると目立ってしまう白カビですが、頑固で厄介な黒カビとは違い、意外と簡単に取り除くことができます。白カビは、服を手でたたくようにして払い落とすことができるカビです。カビが舞ってしまうため、マスクを着けてから行うことをおすすめします。
また、部屋で行うと部屋中にカビが舞ってしまうので、屋外で行うようにしましょう。払い落とすことができなかった白カビは、クレンジングシートで拭き取って取り除くことができます。クレンジングシートは100円ショップでも購入することができます。
お持ちでない方は100円ショップでも購入してみてはいかがでしょうか。また、白カビは黒カビと同様の方法で酵素系漂白剤を使って取り除くこともできます。
塩素系漂白剤を使った服についたカビの取り方
白い服であれば、塩素系漂白剤を使って服についてしまったカビを取り除くことができます。色が落ちてしまうので、色柄物には使わないでください。とくに、白い服についてしまった黒カビって目立ちますよね。
酵素系漂白剤ではスッキリ取り除くことができないこともあるのです。黒カビの色素が残って、シミのようになってしまうことがあるからです。服に残ってしまった黒カビの色素も塩素系漂白剤ならスッキリとキレイに取り除くことができます。
黒カビがついてしまった部分にだけ使用すると、他の部分と色が違ってしまう(その部分だけ真っ白になってしまう)ことがあります。そのため、塩素系漂白剤を使って服についてしまったカビを取り除きたいときも、酵素系漂白剤を使った取り方と同じ手順で行うのが良いです。
服にカビがつくことを防止する方法
収納スペースの換気をよくする
服をしまっているクローゼットやタンスなど、換気が悪いことで湿気がたまり、カビが発生する原因になってしまいます。よく晴れたお天気の良い日にはクローゼットやタンスを開けて換気をし、新しい乾いた空気と入れ替えるようにしましょう。引き出しや収納ボックスに収納している場合も、引き出しや収納ボックスのフタを開けて換気をすると良いです。
除湿器を使って湿気を取り除く
梅雨の時期や湿気の多い時期は、除湿器を使って湿気を取り除くようにします。クローゼットやタンスのある部屋全体の湿気を取り除くようにすると良いです。除湿器の中にはクローゼットの中の除湿をするための機能がついているものもあります。
こまめに掃除をする
クローゼットやタンスの中のお手入れはこまめにされていらっしゃるでしょうか。クローゼットの奥の方にホコリがたまっていたりしませんか?湿気だけではなく、ホコリがたまってしまうことも予防し、こまめに掃除をするようにすることでカビの発生を防止することができます。
まとめ
お気に入りの大事な服にカビがついてしまわないよう、収納スペースもこまめに掃除をし、キレイな環境を保つようにしましょう。服を傷めずにカビを取り除くことができる酵素系漂白剤、頑固な黒カビを取り除くことができる塩素系漂白剤、どちらを使っても取り除くことができなかった場合には、クリーニングに出して、また気持ちよく着られるようにしましょう。