目次
メープルシロップの代用品
- はちみつ
- ケーキシロップ
- てんさい糖と水
- ガムシロップ
- 水飴
- オリゴ糖と水
- 三温糖と水
- バターと砂糖
- その他、簡単手作りの代用品
はちみつ
黄金色に輝く甘いはちみつは、お料理やお菓子作りにとても重宝し、栄養価も高いので、日常的に愛用している人も多いことでしょう。
メープルシロップの代用品にはちみつを使うときは、そのままメープルシロップと同じように使います。風味の違いはありますが、代用品としてのクオリティは高く、メープルシロップの代用品として使うことは十分可能です。
ケーキシロップ
ケーキシロップは、メープルシロップよりも値段が安いので、メープルシロップの代わりにホットケーキの仕上げとして、常備しているご家庭も多いことでしょう。
ケーキシロップは、もともとはメープルシロップに近いシロップとして作られているもので、子供でも食べやすいようにアレンジされています。よって、そのままメープルシロップと同じように使って差し支えありません。メープルシロップのような香りはしませんが、とろみや甘さは似ていますので、代用品としてはとても優秀です。
てんさい糖と水
サトウダイコンという根菜から作られているてんさい糖は、健康志向の人たちから注目されている甘味料です。お砂糖の時と同じように、てんさい糖を入れた水をじっくりと弱火で煮詰めることで、メープルシロップと同じ用途で使うことができます。
ガムシロップ
ガムシロップはよく溶けるので、アイスコーヒーやアイスティーなどの冷たいドリンクを飲むときに、便利な甘味料です。透明でトロリとしたガムシロップは、メープルシロップの代用品とすることができます。
水飴
トロリとした質感に甘みがある水飴は、和食やお菓子作りに大いに活躍しており、これもまたメープルシロップの代用品として使うことができます。メープルシロップのような風味も、コクも少ないので、あくまでも甘みだけを求める場合に使うといいでしょう。
逆にいうと、メープルシロップの味や風味が苦手な人が置き換え品としても使うことができます。
オリゴ糖と水
オリゴ糖は砂糖よりもカロリーが低く、ビフィズス菌を増やす働きがある人工甘味料です。慢性的な便秘に悩んでいたり、胃や腸内環境を整えたいと思っている人が砂糖の代わりに愛用しているという方もいます。
そんなオリゴ糖も、水に溶かすことでメープルシロップの代用品とすることができます。メープルシロップの代わりに用いるときは、オリゴ糖を入れた水をじっくりと弱火で煮詰めるといいでしょう。
三温糖と水
三温糖は、茶色がかった色とコクのある甘みが特徴で、和食や和菓子などに使われることが多いです。上白糖やグラニュー糖から分離された糖液を煮詰めることで出来る甘味料で、そんな三温糖も、水に溶かすことでメープルシロップの代用品とすることができます。
もともと三温糖は、コクのある甘味料なので、メープルシロップの代わりとしてはとても優れています。代用品として使うときは、三温糖を入れた水をじっくりと弱火で煮詰めるといいでしょう。
バターと砂糖
ホットケーキ用のメープルシロップがなかった場合には、溶かしたバターに砂糖を混ぜたもので代用できます。こちらはバターを使っているだけに、こってりコクのある味に仕上がります。
メープルシロップの代用品の作り方
スイーツ好きなら誰もが愛する天然のメープルシロップですが、切らしてしまった時はあわてずに、自宅で簡単にできる代用品を作ってみませんか?完全に同じ味とまではいきませんが、メープルシロップとはまた違った味わいがあるので、違う楽しみ方ができます。
ここでは、簡単に作れるメープルシロップの代用品の作り方を2つご紹介します。
「砂糖」と「水」で代用品を作る
3分程度あれば作れる一番簡単な方法で、メープルシロップの代用品を作ることができます。
砂糖と水だけのシンプルな材料なので、メープルシロップのような香りやコクはありませんが、ホットケーキはもちろんさまざまなスイーツにトッピングでして楽しむことができます。
砂糖の分量の他に、上白糖、きび砂糖、てんさい糖などの砂糖の種類によっても味を変化させることができるので、お好みに合ったメープルシロップの代用品を作ってみましょう。
作り方の手順
- 砂糖2に対して水1の割合で鍋に入れ、弱火から中火くらいの火加減でコトコトと煮詰めます。
- ひと煮立ちさせたあとに弱火で30秒ほど加熱したら火からおろします。
- 耐熱容器に移し、粗熱を取ってから冷蔵庫に入れて冷やしたら完成です。
「インスタントコーヒー」と「グラニュー糖」で代用品を作る
砂糖と水で作ったメープルシロップの代用品で物足りなければ、コーヒーをプラスしてみましょう。コーヒーを使ってメープルシロップにあるコクをだすことが可能ですので、ほろ苦いビターな味わいがお好みの方はこちらの方法でメープルシロップの代用品を簡単に再現してはいかがでしょう。パンケーキやフレンチトーストにまわしかければ、味も見た目も両方楽しめますよ。
作り方の手順
- 「インスタントコーヒー1」「グラニュー糖2」「お湯1」の割合で鍋に入れます。水ではなくお湯を使用する理由は、お湯で溶かすことによってととろみを出し、メープルシロップ風の仕上がりにする為です。
- 弱火でゆっくり煮詰めます。よく混ぜるだけでもOKですが、弱火で焦げないように煮詰めることで、お好みのとろみを出すことができます。粘度は水で調整してください。
- 煮詰めたあと、そのまま放置しておくと鍋にこびりついてしまい、片づけが大変になってしまいますので、すぐに耐熱容器に移しましょう。
そもそもメープルシロップはどのように作られてるの?
世界中で愛されているメープルシロップは、8割以上がカナダ産で、カエデの樹液を煮詰めて作る添加物が一切ない100%ナチュラルな天然の甘味料です。
メープルシロップの生成方法
採取用カエデの木に穴をあけて蛇口を差し込み、そこにバケツをセットしておきます。しばらくすると、水のように透明な「メープルウォーター」がバケツに流れ出ます。このメープルウォーターを、火で琥珀色になるまでじっくりと煮詰めて作ったものが、上品な味と香りのメープルシロップです。
作れるのは春の始まりの数週間のみで、40リットルのメープルウォーターを煮詰めても、1リットルのメープルシロップしか作ることができません。
補足:メープルシロップとはちみつの違い
メープルシロップの代用品としてはちみつがすぐに思い浮かぶと思いますが、メープルシロップとはちみつは別物です。
では、メープルシロップとはちみつの違いって何かご存知ですか?原料の違いだけではなく味や香りも違います。はちみつは香りが弱く味わいもメープルシロップとは違います。ただし、甘いという点で一致しているので、お互い代用品として使うことができます。
メープルシロップとはちみつの原料の比較
メープルシロップは砂糖楓(さとうかえで)の樹液を採集し煮詰めて濃縮した琥珀色の主成分が蔗糖のシロップです。蜂蜜よりもカロリーは低く、カリウムやカルシウムを多く含んでいます。
水の様にさらっとしていて、ホットケーキやワッフルを食べる時にかけると美味しさが増すシロップです。傷み易いので開栓後は冷蔵庫に入れてなるべく早く使用するようにします。カナダのケベック州等とアメリカの一部にある砂糖楓(さとうかえで)の樹液で、1 等級のエキストラ ライトの糖分は66%以上です。
はちみつは、雌のミツバチが花から採集した花の蜜です。採取したアカシアや蓮華,クローバー等の花の種類によって風味や色に違いが見られます。帯黄色、または白色透明のねばった濃液で、糖度は80%前後あります。強い殺菌力があり糖度も高く,常温保存が可能なので、賞味期間は実質ないと考えてもよいでしょう。
ただし、はちみつを代用にする場合には注意しなければならないことがあります。約5%の蜂蜜に含まれると言われる「ボツリヌス菌」は、1歳未満の乳児に食べさせると中毒症状になる場合があります。1歳以下の乳幼児は腸内細菌が少ない為、ボツリヌス菌を処理できずに病気になってしまう危険があるのです。
ちなみにメープルシロップにはボツリヌス菌は含まれていないので、1歳未満の乳児が食べても問題はありません。
まとめ:メープルシロップの代用品は簡単に手に入る!
メープルシロップのとろけるほど甘い原料が「樹液」だったということに驚く方もいるでしょう。
大地の恵みいっぱいのメープルシロップは、甘みやコクは元より栄養面でも優れており、ポリフェノールやミネラルやカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれていますので健康志向の人にも好まれています。
メープルシロップを切らしてしまったときには諦めることなく、いろんな代用レシピを試してみてくださいね。