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真面目に頑張りすぎると心が壊れてしまうことも

日本人は、世界的にみても真面目にな性格の人が多く、一心不乱に走り続けるタイプの人が多いと言われています。真面目に頑張ることは悪いことではありませんが、それが自分にとって無理のある頑張りだと、次第に自分の体力や気力が追いつかず、心や脳が疲弊してしまいます。
仕事や家庭において、真面目に頑張りすぎる人は、自分で「そろそろ限界かも」と思っていても、「でも頑張らないと」と無理してしまいがちです。
すると、うつ病を発症し、体が思うように動かなくなったり、情緒不安定になってしまったりして、復活するまでに時間を要してしまうこともあります。
『頑張りすぎている人』の特徴5選

頑張りすぎてしまう人には、いくつか共通した特徴がみられます。以下の特徴に1つでも当てはまっている場合は、自分が頑張りすぎていないか自分を見つめ直してください。
1.許容量以上のことを請け負ってしまう
頑張りすぎてしまう人は、真面目な性格で相手の期待に応えたいという思いも強く持つ人が多いです。そのため、与えられた仕事やお願いされたことは、たとえ自分が苦手な分野や許容量を超えている作業量だとしても「わかりました」と請け負ってしまうことがあります。
しかし、人には誰しも限界があります。そして、その限界値は人によって違うのです。
許容量以上のことを請け負ってしまうと、なかなかやらなければいけないタスクが終わらず、休息をとったりリフレッシュしたりする時間がなくなり、やがて疲弊しきってしまいます。
2.自分一人で頑張ろうと無理してしまう
真面目に頑張りすぎてしまう人にありがちな行動として、1つのタスクに対して「自分がやり遂げなければ」という強い使命感から、無理に一人で頑張ろうとする姿勢がみられます。
「自分が任された仕事なのだから、一人で頑張らないと認められないかもしれない」「周りに迷惑をかけてしまうかも…」という思いから、周囲に頼れないのかもしれません。
しかし、タスクを無理に一人でこなそうとすると、納期に遅れたりミスが生じたりするリスクも高まります。周りはあなたの頑張りを知っているので、「難しいな」と思ったときは、周囲に頼ることも覚えましょう。
3.常に100%で走り切ろうとする
頑張りすぎてしまう人の多くは、適度にサボることをしません。「サボる」と言うと聞こえが悪いですが、要は生産効率を高めるための息抜きです。
例えば、休憩時間を挟まずに常に100%の力で仕事に取り組もうと意気込んでしまうため、脳が疲弊したり集中力が途切れがちになったりと仕事に支障が出ることもあります。
常に全力で取り組む姿勢は素晴らしいですが、100%を出し続けることは誰しも難しいです。7割程度の力で取り組み、いざという時に全力を出せるように温存しておきましょう。
4.周りの視線を気にしたり他人と比べてしまう
頑張りすぎてしまう真面目な人は、周りの視線を機にする傾向がみられます。頑張りすぎてしまう原因として「少しでもサボったら周りから非難されるかも」「評価を落とされるかも」と考えてしまうのでしょう。
また、他人と比べてしまい、「あの人は自分よりもできている」「それに比べて自分は…」と自分で自己肯定感を下げてしまい、「もっと頑張らないと」と無理してしがちです。
得意なことも許容量も、仕事のスタイルも、1人1人異なります。他人と比べてもあまり意味はないので、自分のペースで、自分の許容量を見定めて取り組みましょう。
5.楽な方法や効率の良い方法を取り入れない
仕事が早い人やできる人は、自分がどうすれば楽に仕事をこなせるか、どのように動けば効率的に仕事が終わるかを考えます。
家事に置き換えるならば、便利な時短家電を使って家事を省略することで、自分の時間を確保したり労力を無駄遣いせずに済ませられますよね。
しかし、真面目すぎる人の中には「そんなのただの怠慢だ」と考え、自分で自分の首を絞めている様子を見かけることも……。
効率の良さを重視したり、自分にとってより楽な方法をとることは悪ではありません。その分、休息をとって生産効率を上げられると思えば、仕事や家庭に還元できると考えられるでしょう。
頑張りすぎないために意識したいこと

頑張りすぎてしまうと、やがて限界がきて心身ともに疲弊してしまいます。そうなる前に、頑張りすぎてしまう人は、日頃から以下のことを意識して取り入れながら過ごしましょう。
- 仕事や家事の合間に意識的に休息を取り入れる
- 好きなことに取り組む時間や脳を休める時間を毎日作る
- 自分と他人はペースや許容量が違うことを理解する
- 自分の許容量や得意不得意を理解して、断る勇気を持つ
- 時には周りに頼ることを覚える
- 少しでも疲れたと感じたら、一旦思い切って作業から離れる
まずは自己分析して、自分の許容量や限界値、得意不得意なことを理解しましょう。その上で、他人と比べたり他人の目を気にしすぎることはやめて、自分軸で行動することを学んでいきます。
常に周りに合わせていると、次第に”自分” が失われていき、自分の限界値にも気づけなくなってしまいます。うつ病などの発症リスクも高まるので、まずは自分のペースを取り戻しましょう。
うまく息抜きをしながら自分ベースで取り組もう
日頃から頑張りすぎている人は、意識的に自分で休息を取り入れて、自分ベースで動くことを練習していきましょう。うまく息抜きをすることで、作業効率や生産性も上がるので、日常生活にもさまざまなメリットをもたらしてくれますよ!









