目次
白ワインビネガーがないときの代用品になるものって何?
米酢と白ワイン
白ワインビネガーがないときは、米酢と白ワインを使って代用品を作ることができます。白ワインビネガーは、酸味・苦味・甘味・塩味などを感じることができるお酢です。その味わいを米酢と白ワインで再現することができます。
とくに、米酢には酸味、白ワインには苦味と甘味があり、白ワインビネガーの代用品として最適なのです。もし、“米酢はないけど穀物酢ならある”というときは、穀物酢を使って白ワインビネガーの代用品を作っても同じような味わいになります。
ちなみに、米酢と穀物酢の違いは、米酢が米のみを原料としているのに対して、穀物酢には米・小麦・コーン・酒粕などの原料が使われています。
レモンと白ワイン
お酢と同じように強い酸味を持ったレモンと白ワインで、白ワインビネガーの代用品を作ることができます。苦味と甘味を持った白ワイン、酸味とフルーティーな甘さを再現することができるレモン。お酢とは違った酸味や味わいになりますが、代用品としては十分です。
もし、家族の中にお酢が苦手な人がいるのであれば、ぜひレモンと白ワインを使った代用品を使ってお料理してみてください。苦手なお料理を美味しく食べることができるかもしれません。とくに、子供はフルーティーな方が好んでくれます。
赤ワインビネガーがないときの代用品になるものって何?
穀物酢とウスターソース
赤ワインビネガーの良いところは、まろやかな酸味とフルーティーな味わいです。酸味が苦手な方にも使いやすいお酢です。そんな赤ワインビネガーの代用品としておすすめなのが、穀物酢とウスターソースの組み合わせです。フルーティーな風味を持つウスターソースを合わせることで、穀物酢の酸味をまろやかにしてくれます。
赤ワインのみ
赤ワインビネガーを使って煮込み料理を作りたいときは、赤ワインのみでも同じような味わいに仕上げることが可能です。赤ワインビネガーもない、赤ワインはあるけどお酢がない、そんなときは赤ワインのみでも良いのではないでしょうか。
子供さんがいらっしゃるご家庭では、赤ワインやお酒を使ったお料理をされないことがあるかもしれません。もし、煮込む時間が長いお料理なのであれば、赤ワインビネガーでもなく、赤ワインでもなく、代用品でもなく、ぶどうジュースを使ってみてください。ぶどうジュースも赤ワインビネガーで煮込んだような味わいを再現することができるのです。
白ワインビネガーの代用品でも可能です
赤ワインビネガーは、基本的には、白ワインビネガーの代用品で再現することができます。穀物酢・ウスターソース・赤ワインがない場合には、米酢と白ワイン、レモンと白ワインで再現してみてはいかがでしょうか。
白ワインビネガーの使い方と作り方
白ワインビネガーのフルーティーなドレッシング
フルーティーな味わいを持つ白ワインビネガーは、オリーブオイルと合わせてドレッシングにすることで、フルーティーでフレッシュなサラダのドレッシングとしてピッタリです。
- 白ワインビネガー
- オリーブオイル
- 塩
- あらびき黒こしょう
ボウルにこれらの材料を入れたらよく混ぜ合わせます。白っぽくなってきたら出来上がりです。まろやかさやコクを出したい場合には、ハチミツを入れると優しい味わいになります。
酵素をたっぷり摂れるフレッシュ野菜のソース
白ワインビネガーの優しい酸味と、フレッシュな生のにんじんとたまねぎを使った、酵素たっぷりのソースもおすすめです。蒸した鶏ササミや鶏ムネ肉によく合います・
- にんじん
- たまねぎ
- 白ワインビネガー
- オリーブオイル
- 塩
- あらびき黒こしょう
ボウルに、にんじんとたまねぎをすりおろします。そこへ、白ワインビネガー・オリーブ・塩・あらびき黒こしょうを入れて出来上がりです。
おろしにんにくと合わせたマリネ液
白ワインビネガーは、トマトマリネやきのこマリネなどのマリネ料理にもピッタリです。白ワインビネガーと塩コショウとおろしにんにくを合わせ、マリネ液を作ります。たまねぎと生ハムとマリネ液を合わせた、シンプルなマリネもおすすめです。
赤ワインビネガーの使い方と作り方
深い味わいとコクのある赤ワインビネガーは、煮込み料理の隠し味としておすすめです。肉料理や魚料理などのソースとして使いたいときは、赤ワインビネガーを煮詰め、酸味を飛ばすと良いです。
赤ワインビネガーのステーキソース
- 赤ワインビネガー
- 小麦粉
- しょうゆ
- バター
- 砂糖(ハチミツもおすすめ)
これらの材料をフライパンでじっくり煮詰めます。煮詰めれば煮詰めるほど、とろみのあるソースが出来上がります。サラッとしたソースに仕上げたい場合には、煮詰める時間を短くすればOKです。
和食にも洋食にも合う赤ワインビネガーのドレッシング
- 赤ワインビネガー
- オリーブオイル
- たまねぎ
- しょうゆ
- あらびき黒こしょう
- はちみつ
ボウルにこれらの材料を入れたらよく混ぜ合わせます。たまねぎは、すりおろしても良いですし、食感を残したいときは細い千切りにすると良いです。
ワインビネガーとは
日本では米酢を中心としたお酢が主流で、ワインビネガーは特別なお酢のようなイメージですよね。ワインの産出地域である、イタリア・フランス・ポルトガル・スペインなどでは、ワインビネガーが主流なのです。日本にも米酢や穀物酢や玄米黒酢などの伝統的なお酢があるように、ワインビネガーも世界の諸地域で伝統的なお酢として親しまれてきました。
名前の由来
ワインビネガーと呼ばれるものは、ぶどうを主原料としたものだけです。ぶどう以外の果実が原料として使用されているものは、ワインビネガーとは呼びません。果実を原料としたお酢のことをまとめて果実酢と呼ぶため、ワインビネガーも果実酢と呼ばれることがあります。
製造法
ワインビネガーは、ぶどうが主原料の果実酢です。ぶどうの果汁に酵母を加え、アルコール発酵させます。発酵させた後、酢酸菌を添加し、さらに三ヶ月ほど発酵させます。原料として使用されるぶどうの品種、または製造法の違いによって、味・色・香り・コクなどにも違いがあります。
美味しいワインビネガーの選び方
ワインビネガーは、ガラス瓶に入ったものがおすすめです。機密性が高いですし、ニオイ移りがしにくいことがメリットです。ガラス瓶は空気を通しませんので、蓋をしっかり閉めてさえおけば、劣化してしまうことを防ぐこともできます。ガラス瓶にはニオイも味もありませんので、ワインビネガーの風味を損なってしまうこともないのです。
まとめ
市販されているワインビネガーのほとんどは欧州産です。米酢や穀物酢に親しんできた私たち日本人には、少し酸味が強いかもしれません。また、ワインビネガーには国産のものもあり、酸味の強い欧州産と比べて、国産のワインビネガーは酸味が抑えられています。しかし、普段からワインビネガーを常備されているご家庭は日本では少ないのではないでしょうか。
米酢・穀物酢・玄米黒酢などの使い慣れた食酢を使ってワインビネガーの代用品を作ることで、より食べやすく、親しみやすいお料理を作ることができると思います。酸味を味わいたい方は酢の分量を多くし、子供さんには砂糖やハチミツを混ぜてあげることでより食べやすくなります。