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靴下の汚れの落とし方
靴下の汚れって落としにくいですよね。特に、お子さんの靴下はとっても汚れやすい!
床や地面を走り回ったり、スポーツで汗と汚れが一緒になった靴下は洗濯機で回すだけでじゃ汚れが落ちません。汚れた靴下は洗濯機で回す前にある程度洗う必要があります!
そもそも、なぜ靴下が汚れやすいのか、そして洗濯機に入れる前にどう洗えばよいのかをご紹介します。
どうして靴下って汚れが落ちにくいの?
靴下って衣類の中でも汚れが付きやすいし、落としにくいですよね。それにはちゃんと原因があります。
靴下の汚れが落としにくい理由、それは「足の裏は汗をかきやすいから」です。靴下の中は、外の気温に関わらず常に温度が高い状態。なので季節にかかわらず汗をかきます。
「汗が汚れになるの?」ということではありません。汗によって濡れてしまった靴下が汚れを拭き取ってしまうのです。
例えば、汗で濡れた靴下でフローリングを歩くとまるで雑巾をかけたかのように靴下に汚れがついてしまうのです。床の汚れやほこり、汗が全て混じりあいます。
なので、靴下の汚れは非常にガンコ!洗っても簡単には落ちないのです。
靴下の洗い方
もみ洗い
靴下にはもみ洗いがとっても効果的です。汚れをピンポイントでゴシゴシと洗えます。ガンコな汚れには、固形石鹸を付けて洗うと良いでしょう。
また、もみ洗いする場合は普通の水ではなくお湯がおすすめです。お湯には衣類に付着した汚れを浮かせる効果があります。靴下のなかなか落ちない黒ずんだ汚れもスッキリ落とす事が可能です。
しかし、もみ洗いは力を使うし時間もかかるので結構大変ですよね。靴下が少量であればもみ洗いでもいいかもしれませんが、あまり大量の靴下をもみ洗いするのは逆に効率が悪くなります。
浸け置き
ガンコな汚れのついた靴下を、労力をかけずに洗うにはどうすればよいのでしょうか?
それは、「浸け置き」です。バケツに水と洗濯洗剤を入れて放置するだけでOK!放っておいている間に、洗剤が靴下についたガンコな汚れを落としてくれます。その間、他の家事に専念できますね。
白い靴下なら丸一日浸けておくとすっかり汚れを落とせます。しかし、色物の靴下の場合は洗剤が色を落としてしまうかもしれないので長くても3時間以内に留めましょう。
さらに浸け置きの効果を高くする方法があります。もみ洗いの時にも使いましたが、「お湯」です。お湯で浸け置きすると、靴下の悪臭の原因である「雑菌」を死滅させることができます。あまりに温度が高いお湯だと繊維がボロボロになってしまうので、高くても50℃のお湯で浸けましょう。
また、靴下についている臭いが気になるときは、消臭効果の高い重曹を入れるのもおすすめ!靴下の悪臭を取り払うことができます。
洗剤を直接かける
もみ洗いは力を使う!浸け置きは時間がかかる!なら洗剤を直接かけるのはどうでしょうか?
やり方はとってもシンプル。靴下の汚れが目立つ部分に洗剤をかけたら後は洗濯機で回すだけです。簡単ですよね?これなら汚れをダイレクトに落とす事ができます。
洗濯洗剤は洗浄力の強い中性の液体洗剤か、もしくはそれ以上に強い弱アルカリ性の液体洗剤を使うのがおすすめ。靴下についた汗・黒ずみ・泥や皮脂もしっかり洗浄してくれます。
ただし、洗剤に「蛍光剤」が入っているとあっという間に衣類が白くなってしまいます。直付けする場合は間をおかずすぐに洗濯機に入れるか、もしくは白い靴下だけに限定しましょう。
靴下の泥汚れを簡単に落とす方法
小さな子ども達はお砂場や泥んこで遊ぶのが大好き!靴下をはいていようがおかまいなしで突撃するのが悩みの種ですよね。
また、野球やサッカーなどの部活をしているお子さんの靴下も、グラウンドの土や泥が入り混じってしまいます。泥は普通の汚れよりも非常に厄介です。
そこで次は、泥汚れを簡単に洗う方法をご紹介します。
ブラシを使って泥を落とす
砂や土、泥んこまみれになった靴下を直接洗濯機に入れるわけにはいきませんよね?
ついている泥などが他の衣類にまでついてしまいますし、洗濯機自体が汚れてしまいます。まずは靴下についた泥などを落としましょう。
しかし、靴下についた泥を手で落とすのは非常に大変です。縫い目に入り込んだ小さな砂や泥は手でかきだそうとしてもなかなか落ちません。
そんな時は、使い終わった歯ブラシなどを使用して洗いましょう。繊維の奥まで届くので、靴下の中に入っている泥・土・砂をキレイに落としてくれます。
泥を落とす時の裏ワザですが、一度乾かしてから靴下をブラッシングしてください。濡れたり湿ったりしている状態だと、泥などが靴下にひっついて落としにくいです。
余計にべちゃべちゃと汚れが広がってしまうかもしれません。しかし、一度乾かせば泥などは固まってポロポロと落ちてくれます。
酸素系漂白剤で浸け置きする
泥を落としたら、次に靴下を洗剤で直浸けしましょう。使用する洗剤は「酸素系漂白剤」です。
酸素系漂白剤は洗浄力に優れており、衣類についた油やソース、ワインなどの落としにくいシミを取るときによく使われます。
もちろん、靴下についた泥にも有効!酸素系漂白剤のメリットは、漂白剤なのに手で触れてもすぐにかぶれない(アレルギーや敏感肌の人は注意してください)、衣類の繊維を痛めにくい、色物にも使用できる、大変使い勝手の良い洗剤です。酸素系漂白剤に直浸けし、汚れが薄まってきたら洗濯機で洗ってください。
また、似たような洗剤で「塩素系漂白剤」というのがあります。いわゆるハイターですね。ですがこちらはおすすめしません。あまりに漂白力が強いので繊維を傷めてしまいますし、色落ちしやすいのでちょっと使い勝手が難しい漂白剤です。
靴下の汚れ落としにおすすめの洗剤をご紹介!
靴下の汚れを落とすのに効果的なおすすめの洗剤をご紹介します!
激落ちくん ガンコ汚れ 洗濯石けん
強力なスポンジなどで人気の「激落ちくん」シリーズの固形石鹸です。靴下をもみ洗いする際にこの石鹸をつけて洗うと良いでしょう。
固形石鹸は衣類に直接つけるときにツルツルと滑ってなかなか上手くいきませんよね?
しかしこの洗濯石鹸はスティックがセットになっているので手で持ちやすく、石鹸が小さくなってきても強く塗りつけることができます。
泥汚れ専用 洗濯洗剤『泥クリヤ 5kg』
泥汚れ専用の洗濯洗です。作業着や野球のユニフォームなどの汚れ落としに大活躍してくれます。
こちらは、液体よりも洗浄力の高い粉末洗剤タイプ。靴下を浸け置きする際にこの粉末洗剤を使って浸け置きすると液体洗剤よりもキレイに汚れを落としてくれます。
また、靴下についた泥汚れの場合は一度泥を落として、バケツに水と泥クリヤを入れてゴシゴシもみ洗いするとよいでしょう。
オキシクリーンEX 酸素系漂白剤 粉末タイプ
世界中で活躍しているアメリカ製の酸素系漂白剤です。衣類だけでなく、浴槽・キッチン・床など家のいたるところの掃除にも使われるほど優れた洗浄力をもっています。
ですが、酸素系漂白剤なので衣類に使っても色落ちの心配はいりません。色物の靴下を浸け置きする際などは、この洗浄力が強くてかつ色落ちしないオキシクリーンを使用しましょう。
靴下の汚れを防止する方法
靴下の汚れを落とす方法を紹介してきましたが、なるべくは汚れはついてほしくないですよね?そこで、靴下に汚れが付きにくくする方法を紹介します。
洗濯の時に裏返して洗う
靴下の汚れが落ちにくい原因の1つは、「洗濯しても皮脂の汚れが落ちていない」ことです。皮脂が残ることで雑菌が繁殖しやすくなり、ちょっと履いただけですぐに臭くなってしまいます。
皮脂は靴下と肌が接触している部分、つまり靴下の「内側」につきます。ですから、裏返して洗濯する事で皮脂が落ちやすくなり、汚れを残さずにおいの予防にもなります。
靴下を履く前にベビーパウダーを塗る
実は、ベビーパウダーには汚れを防ぐ効果があります。ベビーパウダーの細かい粒子が靴下を覆うことで、繊維に汚れが入ることをガードしてくれるのです。通常の汚れだけではなく、泥汚れにも効果あり!
また、ベビーパウダーのメリットはそれだけではありません!ベビーパウダーを足の裏に塗ることで足の裏からでる汗を吸収してくれるので、靴下の中が蒸れにくくとっても快適に過ごせます。靴下の悪臭も予防してくれる優れものです。
まとめ
以上が、靴下についたガンコな汚れや泥汚れの落とし方、おすすめの洗剤と汚れの予防策でした。
靴下の汚れは汗や皮脂、床の汚れが原因です。汗で濡れた靴下が汚れを吸収してしまうので、非常に落としにくい!洗濯機に入れる前に必ず予洗いしましょう。大量に洗う靴下があるなら浸け置きが便利です。
泥の汚れは特に面倒です。しかし、一度乾かしてブラッシングすれば比較的簡単に泥を落とせます。非常に手ごわい泥の汚れは、漂白剤を直に浸けて汚れを落としましょう。
また、「どの洗剤や漂白剤を使えばいいのかわからない」という人は、おすすめの洗剤商品を使ってみてください。どれも洗浄力が強く、繊維を傷つけないので安心です。
しかし、汚れのついた靴下を洗うというのはやっぱり大変!靴下の汚れを防止する方法を試して、洗濯の手間を少しでも減らしましょう。