目次
缶切りの基本的な開け方
缶切りの基本的な開け方をご紹介します。知ってる方はおさらいして、知らなかった方はここでしっかり覚えましょう。
- 缶切りを縁に引っ掛ける
缶切りを使って開ける時はまずは縁に缶切りを引っ掛けます。初心者の方はここに引っ掛けるのに少し苦労しますよね。コツとしては左から右に缶切りを持っていくイメージで引っ掛けるとうまくいきやすいと思います。
- 缶切りを前に押し出す
引っかかったら前に押し出してみてください。そうすると缶に穴が開くと思います。そうしたら穴を起点に缶切りを移動させて缶を切っていきます。この時にしっかり缶を持って開けるようにしてください。
- 続けて前に押し出していく
- 一周開けずに1〜2cmくらい残しておく
どんどん開けていくといずれ一周しますよね。そうしたら、1周切ってしまわずに1〜2cm程度くっつけておきましょう。くっついた状態だとフタが浮いているので持ち上げやすいです。仮に完全に切ってしまうとフタが缶に入ってしまうため、取りにくくなってしまいます。
また、缶と本体を切ってしまうと破片が缶の中に入ってしまう可能性があります。入ったことに気づかなかった場合、口の中を切ってしまう可能性もあるので避けるためにも、くっつけたままにしてください。
- フタが浮いてるのでそれを持ち上げたら終了
後はフタが浮いているので、持っている缶切りなどで引っ掛けて上に持ち上げて開けましょう。もし、フタと缶を分けたいという方はこのタイミングで分けると良いでしょう。
家に缶切りがない時の開け方
わざわざ缶切りを持っている方は少ないかもしれませんね。そんなときでも実は工夫次第でちゃんと開けることができます。ここからは缶切り以外で缶を開ける方法をご紹介します。家に缶切りがない時はぜひ試してみてください。
ハサミや包丁を使った開け方
缶切りが家にない時は、まずはお家にある刃物を検討してみましょう。ハサミや包丁を使う場合は、尖っている部分を使うと比較的楽に開けることができます。使い方は以下のとおりです。
- ハサミや包丁を缶の凹んでいるところに押し付けて穴を開ける
- 穴が空いたら底を起点にして手前に開けていく
- フタを持ち上げて中身を出せたら終了
ハサミの種類は裁縫用を使うのがおすすめです。包丁は先の方よりも手前の角の部分を使うと安定して開けることができます。
また、刃物を使っているのでケガをしないように注意しながら開けるようにしましょう。包丁やハサミを持っていない方の手は基本的に缶の本体の横を持つようにするとケガをするリスクを減らすことができます。
アイスピックを使った開け方
アイスピックやキリなど細く尖ったものを使う方法もあります。手順は以下の通りです。
- アイスピックで何箇所か缶の凹んでいるところに穴を開ける
- 上から一気にフタの中央を押す
- フタがめり込んで取れたら終了
何箇所か穴を開ける時は、できるだけたくさん開けるようにしましょう。たくさん開けておくと加える力が少なくて済みます。また、たくさん穴を開けたけどうまく缶のフタを開けることができない…という方は、ラジオペンチを使って挟んで開けてみてください。
フタの破片が缶の中に入る可能性があるため注意
この方法は開ける時にどうしてもフタを食品の中に入れなくてはなりません。そのため、缶の破片が混入しやすく、気づかずに食べてしまうと口の中をケガしてしまう可能性があります。食べる前に、目視で缶の破片が混じってないかよく確認してから食べるようにしてください。
アイスピックも尖っていて危ないので扱い方には注意して慎重に缶を開けてくださいね。
野外で缶切りがない時の開け方
キャンプで缶を持っていくことがよくありますよね。しかし、肝心の缶切りを持ってくるのを忘れてしまって食べられなかったという経験をした方もいるのではないでしょうか。
実は、そんなときでも缶を開けることができるんです。必要なのは平らな硬い場所です。詳しい手順は以下でお話します。
- 缶切りを引っ掛けるところを硬いところで削る
- 平になったら側面を握る
- フタが空いたら終了
缶を削る時は、硬い面に傷がついてしまうので予め傷がついても問題のないところでやりましょう。キャンプ場だったら、平らな石の上でやるのがおすすめです。また、削っているうちに缶の汁がにじみ出てくるので、汚れても平気な場所で缶を開けるようにしてください。
こちらの方法は刃物を全く使わないので安全にできます。キャンプ場で困ったときには試してみてください。
缶切りの種類と開け方
缶切りは主に3つの種類があります。ここではその種類と使い方をお伝えします。缶入りの種類は以下のとおりです。
- テコ式缶切り
- 回転式缶切り
- 電動式缶切り
テコ式缶切り
テコ式缶切りは冒頭で説明した基本的な開け方で使われるものです。缶切り以外にも栓抜きやワインのコルク抜きにも使えるので、1つ持っていると便利なアイテムです。
回転式缶切り
回転式缶切りは、缶を開けた後の切り口がキレイなのが特徴の缶切りですね。開けた缶を再利用したい方や、少ない力で感を開けたい方にはおすすめのアイテムとなっています。
回転式缶切りの使い方
- 缶切りの歯車の部分を溝に入れて、挟むようにセットする
- 持ち手を両手で握って缶に穴を開ける
- 持ち手を片手で握りながら、ハンドルを回して開けていく
- 一周開けずに1〜2cmくらい残しておく
- フタを持ち上げて終了
回転式缶切りは力が必要ないのでお子さんでも簡単に開けることができます。
上にハンドルが付いたタイプと横にハンドルが付いているタイプがありますが、基本的に使い方は変わりません。
電動式缶切り
電動式缶切りは、セットするだけで自動で缶を開けてくれる大変便利なアイテムです。缶開けに労力をかけたくない人や、たくさん開ける必要がある時にはぜひ使っていただきたい缶切りです。
電動式缶切りの使い方
- 裏側の出っ張っている部分を缶の溝に沿うようにセットする
- スイッチを押す
- 持ち上げてスイッチを切って缶のフタを缶切りから取り外したら終了
電動式缶切りはセットすれば勝手に切ってくれるので大変便利な商品です。缶を切った後は自動で止まってくれるタイプとずっと動いているタイプがあるので、確認してから使うようにしてください。
一切力が必要ないので楽に、そして衛生的に缶を開けることができます。
まとめ:缶切りは種類によって使い方が異なる!
今回は缶切りの使い方についてご紹介しました。
缶切りの使い方を今回始めて知った方や、間違った使い方をしていたという方も多いのではないでしょうか。この機会に正しい使い方をマスターしてみてください。
また、缶切りがお家にない場合でもわざわざ購入する必要はありません。ハサミや包丁、アイスピックなどで代用できるので、困ったときには試してみてください。そのときはケガには注意するようにしましょう。
また、キャンプのときには、平らな硬い石などを使って開けてみてください。
缶切りには、テコ式以外にも回転式や自動式があります。自分に合った缶切りを選んで使用しましょう。
缶切りを使いこなして、いざというときにもスムーズに開けられるようになりましょうね!