目次
ラグの正しい捨て方
ラグは大きい場合は粗大ごみとして出す必要がありますが、方法によっては可燃ごみや不燃ごみとして出すことが可能です。それぞれ、メリットとデメリットがあるので見てみましょう。
粗大ごみとして出す
サイズの大きいラグは、粗大ごみに分類されます。お住まいの自治体によってルールを確認する必要はありますが、丸めてみて30cmを超えるようであれば粗大ごみとして出しましょう。リビング用の大きなラグなどは、粗大ごみの対象になります。ラグによっては非常に重たいので、女性1人の場合は誰かに手伝ってもらうなどしましょう。
メリットとデメリット
メリットはカットせずにそのまま捨てられることです。一方、デメリットとしては粗大ごみとして出す場合は有料でシールを購入しなければなりませんし、粗大ごみ回収の日を予約して、その日の指定の時間までに必ず捨てる必要があるので、手間にもなります。
小さくカットして出す
もう一つのラグの処分方法として、大きなラグでも小さくカットすれば可燃ごみや不燃ごみで出すことが可能です。カットには大きいはさみを使用し、30cm~40cmくらいの正方形にカットしましょう。数枚を重ね、固定してごみ袋へ入れればOKです。
カットする場合の注意点
大きいハサミがない場合、小さいハサミだとかなり手が疲れます。大きめのカッターなどで代用しましょう。ラグによっては固いものも多いので、手を傷つけないように軍手をすることをおすすめします。素材によっては繊維が舞い散ったり、ホコリが出る可能性もあるので、マスクをして作業を行うようにしましょう。
メリットとデメリット
メリットとしては、粗大ごみの費用がかかりませんし、通常のごみの日に捨てられる点です。
デメリットとしては、時間と労力がかかります。ラグの大きさや固さによっては、長時間かかることもあるので、粗大ごみとして出すのと、労力と費用を考えてどちらが自分にとって良いのか検討してみましょう。
ここで必ず注意してもらいたいのは、電気カーペットは決してはさみでカットしてはいけません。電熱線が張られてれているので、感電してしまう恐れもあります。電気カーペットの場合はカットせずに、粗大ごみとして出しましょう。
ラグを捨てる際の注意点
小さくカットしたラグであれば、可燃ごみもしくは不燃ごみで出すことができると説明しました。どちらで出せば良いかは、素材によって変わります。お持ちのラグやカーペットの素材を確認して、以下を参考に判断しましょう。
可燃ごみに分類されるもの
ウール、綿、絹、麻、イ草、竹などの天然素材
不燃ごみに分類されるもの
- レーヨン、アクリル、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維
- タイルカーペットで裏面がゴム性素材
裏面がすべり止めつきのゴム性のものは、見落としがちなので注意してください。
また、ラグの中には、天然素材と合成繊維の複数の素材が混ざっている場合もあります。可燃ごみとして出す場合は、基本的には100%天然素材のものになりますので、どちらかわからない場合は、お住まいの自治体に聞いてみましょう。
自治体によっては、可燃ごみとして出せないケースもあるので、必ず事前に確認してくださいね。
ラグを業者に依頼して処分する方法
粗大ごみで出すのも面倒、カットするもの大変…という方には、不用品回収の業者への依頼をおすすめします。価格は当然高くなりますが、手軽に処分できるのが嬉しいですね。業者へ依頼する場合のメリットを挙げてみましょう。
自宅まで引き取りに来てくれる
自宅まで来てくれるので、重たいラグを運ばなくて済み、とても楽です。電話した当日に来てくれることが多く、手間をかけず処分することができます。
他の不用品も一緒に回収してもらえる
他に大型の不用品がある場合は、まとめて持って行ってもらえるので効率的ですね。引っ越しの際など、他に捨てたいものがあれば、労力を考えると業者に依頼する方がメリットがありそうです。
業者に依頼する際の注意点
業者を選ぶ際は、事前にお住まいの地区で引き取りにきてくれる業者の情報や口コミを必ずをチェックして比較しましょう。相談やお見積もりは無料というケースが多いので、まずは料金を聞いてから検討してみても良いかもしれません。
地域や大きさによって異なりますが、3,000円以上はかかります。業者によっては、無料とうたって高額な追加料金を請求してくるような悪徳業者もいますので、必ず追加料金がないか、確認しておきましょう。
状態が良いラグをリサイクルショップに買い取ってもらう
どんなラグなら高く売れる?
やはり汚れていないものが一番です。普段から肌に触れるラグは、清潔感が重要です。汚れやシミが目立つ場合は、必ずきれいな状態にしてから売りましょう。
また、デザインの良いものや、ブランドもの、ペルシャ絨毯などの高級絨毯、性能の良い電気カーペットなどは需要が高いので売れる可能性が高いです。子供用のラグは、すぐ使わなくなるので中古でも人気があります。
シーズンを狙う
洋服と同じように、シーズンも重要です。もちろん、夏場に電気カーペットや毛の長い暖かそうなラグを欲しいとは思わないですよね。冬が訪れる前の秋口や、ちょうど寒くなったタイミングなら電気カーペットの需要も高いので、良いシーズンを狙って売りに出しましょう。
買取不可だった場合は?
仮に買取不可だったとしても、そのまま回収してくれる場合もあります。不用品回収でお金を払うよりは良いですよね。ぜひお近くのリサイクルショップに問い合わせてみてください。大きすぎて持ち運びが難しい場合は、出張買取を行なっているリサイクルショップを選ぶと良いでしょう。
フリマアプリを利用するのもあり
最近ではフリマアプリもよく使われているため、売りに出しても良いでしょう。こちらもリサイクルショップ同様、きれいな状態で写真をとることが大事です。また、送料をあらかじめ調べて送料込みの値段で提示すれば、買手も安心してくれることでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ラグやカーペットの正しい捨て方は、大きい場合は粗大ごみ、カットするなら可燃ごみか不燃ごみで出せるということを紹介しました。
まずラグの状態や需要を考えて、捨てるのか売るのか判断してみてください。売る場合や回収してもらう場合の相場を調べてから、決めるのも一つです。
状態の良いきれいなラグは、ぜひリサイクルショップに持って行ったりフリマアプリを活用して売れるか試してみましょう。
部屋の雰囲気を一気に変えてくれるラグ。自治体のルールをきちんと確認し、処分方法を守って捨ててから買い換えてくださいね。