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換気扇はつけっぱなしが良い!
換気扇つけっぱなしは健康に良い
換気扇を24時間つけっぱなしにすることは健康のためにも良いことをご存知ですか?換気をしない部屋は、よどんだ空気や生活臭がこもって細菌が発生しやすくなります。
また、換気扇を一日中つけっぱなしにしないとじめじめした湿気を外にだすことができませんのでカビが発生し、汚れた空気と一緒にカビの胞子を吸い込むことでアレルギーをおこすといわれています。そうならないよう24時間換気扇をつけっぱなしにすることを心がけましょう。
換気扇をつけっぱなしの安全性
換気扇はもともと「長時間つけっぱなし」にするものとして作られていますので、換気扇をつけっぱなしにしても火事にならないための安全機器がついており、火事になることはまずないそうです。
「ヒューズ」ってご存知ですか?安全機器の1つですが、ヒューズは危険な電流や温度になると自動で電力をシャットアウトしてモーターの回転を止めます。換気扇にもヒューズがありますので、つけっぱなしでOKです。
換気扇をつけっぱなしの電気代
換気扇をつけっぱなしにしても電気代は数十円~数百円程度です。正確な電気代は、換気扇の機種や場所、電力プランなどで変わりますので、平均しか言えませんが、だいたい以下のようです。
・トイレ 3Wの場合:約60円/1ヶ月
・お風呂場 20Wの場合:約380円/1ヶ月
・台所 30Wの場合:約500円/1ヶ月
※W数は一般的なものです。省電力タイプの換気扇を使っている場合は100円前後/月で収まるようです。
台所が少々悩むところかもしれませんが、調理で発生する蒸気や生ごみの臭いや細菌の発生を考えたら、換気扇つけっぱなしで500円はさほど高くない気がしてきますね。
お風呂場も換気扇つけっぱなしでカビが防止できるなら380円は安いと思いませんか?洗剤代や掃除の労力の方が高いですよね。
換気扇つけっぱなしのメリット6つ
2.悪臭がこもらない
3.結露を防止する
4.シックハウス症候群や喘息を防ぐ
5.汚染された空気を外に出す
6.虫が入ってくるのを防ぐ
1.カビの発生をおさえる
カビは湿気や汚れを餌にして増えていきますの、換気扇をつけっぱなしにして室内のじめじめを外に出す必要があります。カビは湿度が75%以上、温度が20℃~36℃くらいで増殖するそうですので、お風呂場はカビにとって最高な住みかですね。
換気扇で、湿気を外に出してきれいな空気に入れ替えたつもりで換気扇を止めると、目に見えない残りのじめじめがこもってきます。これがクセモノで1時間くらいたつとカビが発生する条件がそろってしまうので24時間換気扇をつけっぱなしにする必要があります。
2.悪臭がこもらない
住まいの悪臭3大発生源は、トイレ、台所、お風呂場といわれています。どこも換気扇がある場所ですね。悪臭を消すには掃除だけでなく換気扇をつけっぱなしにして、外の空気と入れ替える必要があります。
3.結露を防止する
結露は思っているよりやっかいなのをご存知ですか?結露を放置しておくとカビが生えるだけでなく、窓のそばの床や壁に水分が入り込んで腐らせてしまう危険もあるんです。結露のもとは湿気ですので、結露を防止するには換気扇をまわしっぱなしにして湿気を外に出す必要があります。
4.シックハウス症候群や喘息を防ぐ
シックハウス症候群は、家の建材や家具などに使われている有害物質を、空気と一緒に吸い込むことによっておこる病気のことです。「ホルムアルデヒト」という名前を聞いたことありませんか?
これは家の内装や家具などに使われている接着剤から出る有害物質の1つで、頭痛やめまいや吐き気を起こします。有害物資が室内にたまらないよう、換気扇をつけっぱなしにする必要があります。
5.汚染された空気を外に出す
換気扇をつけっぱなしにすることで、室内の細菌やダニなどのハウスダストや、外出して部屋に持ち込んだ花粉、PM25、黄砂、などを外に出します。汚染された空気はアレルギーや病気の原因になりますので汚染空気を吸い込まないために換気扇を24時間まわしっぱなしにする必要があります。
6.虫が入ってくるのを防ぐ
換気扇のタイプ・形によりますが、プロペラファンのタイプは室内の壁に密着して屋外と直結で空気の入れ替えをしますので、換気扇を止めるとファンの隙間から虫が入ることがあります。ゴキブリや蚊など有害な虫の侵入を防ぐには24時間つけっぱなしにする必要があります。
換気扇つけっぱなしの場所別電気代
換気扇をつけっぱなしにしても電気代はほとんど変わりません。トイレ、台所、お風呂場ごとの料金を出してみました。
※電力会社の平均単価27円/1kWhで計算しました。
トイレの1ヶ月の電気代は「約58円」
3W×24時間×30日=2.16 kWh
2.16 kwh×27円=58.32円
トイレの換気扇は小さく消費電力も3W前後がほとんどですので、電気代を配することないですね。
お風呂場の1ヶ月の電気代は「約388円」
20W×24時間×30日=14.4 kWh
14.4kwh×27円=388円
お風呂場の換気扇はトイレに比べて大きく、消費電力は20W前後が多いですが、頑固な黒カビを少しでも防げるなら388円程度ならおしくないですよね。
台所の1ヶ月の電気代は「約583円」
30W×24時間×30日=21.6 kWh
21.6kwh×27円=583円
台所の換気扇の消費電力は高く、基本的に30W前後ですので、お風呂場の電気代に比べて若干高いですが、台所の空気はリビングなどに流れやすいので部屋全体に悪臭や最近が流れることを考えたら583円は気にならないと思いますがどうでしょう?
換気扇のつけっぱなしで注意する点
換気扇の寿命ってどのくらいだと思いますか?ざっくり計算して平均10年~15年くらいのようです。経年劣化が酷い換気扇、掃除をせずに汚れが溜まっている換気扇はつけっぱなしにしないでください。故障や事故の原因になる可能性があります。また以下のような症状が出ている時も換気扇をまわしっぱなしにせずに業者や詳しい方に相談してみましょう。
- ガタガタ振動が激しい
- ジージーっとすれたような変な音がする
- 油汚れなどが酷くスムーズに回らない
- 変な臭いがする換気扇が異常に熱くなる
換気扇を効率良く使う2つの方法
定期的掃除をする
換気扇のフィルターは月に1回、水洗いでもOKですので掃除しましょう。あまりに汚れが酷い場合はレンジ用洗剤などを使うことをおすすめします。
換気するスペースを閉めきる
換気扇をつけっぱなしにする時は、窓を閉めきった方が室内の空気が換気扇にスムーズに流れますので、効率よく換気できます。お風呂場は特にそうですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
換気扇を24時間つけっぱなしにしておくと、観葉植物も元気になるそうです。つねに新鮮な空気を入れることで、人間だけでなく植物もリフレッシュできるということですね。
季節に関わらず一年中新鮮な空気で快適に過ごす…24時間換気することも生活の質を上げる大きなポイントになります。
もし、どうしても換気扇のつけっぱなしが嫌な方は、朝昼晩3時間ほど換気扇をつけてみてください。こもった空気と新鮮な空気を入れ替えてすっきりした気分で快適にすごしましょう!