中華だしの代用品を本物に近づける方法と裏技!

自宅で中華料理を作るときに欠かせないのが、中華だしです。加えるだけで、中華料理を作ることが出来る万能調味料ですね。スーパーでは中華だしの他に、似ているような調味料をよく見かけます。また、和風だしや洋風だしもありますが、中華だしの代用はできるのでしょうか。中華だしの代用品と、より本物に近づけるための方法をご紹介します。

中華だしの代用品

中華スープ

創味シャンタン

創味シャンタンは、こだわりのだしやつゆを製造販売している創味食品の中華調味料です。

中華料理では最高のだしと言われている、透明で美しい「清湯(チンタン)スープ」をベースに、油脂や香味野菜、スパイスなど20種類以上もの原料が配合されています。

商品は缶タイプ・チューブタイプ・粉末タイプと3種類あります。もともとは業務用として作られ愛用されていたものでしたが、2015年の春から家庭でも使いやすいサイズで販売されるようになりました。

スープ、炒めもの、チャーハンなど中華料理全般に使える、コクのある調味料なので、中華だしの代用としては使う場合、特に工夫をする必要はなくおなじように使えます。

ウェイパー(味覇)

ウェイパーは、風味・コク・旨味が出せる、とても優秀な中華調味料です。

創味シャンタンと似ていると口コミなどありますが、もともとこの2つは同じもので業務用と一般家庭用と分けられていたそうです。2015年春から、それぞれ別々に販売されるようになったため、両社は使い方も風味も良く似ています。

新鮮な鶏ガラや豚ガラを一からじっくりと炊き出し、そこへ香味野菜エキスやスパイスが配合されているため、中華出汁の代用の万能調味料として、中華料理全般に使えます。

鶏がらスープの素

鶏がらスープの素は、鶏肉とガラをじっくり煮出して作られた、本格鶏がらスープです。中華だしに比べると、豚や牡蠣などの素材が含まれていない分、あっさり・さっぱりとしています。

ですが、コクがある深い味わいに仕上がっているため、スープや炒め物のほか、鍋に使ったり中華料理以外にも、和食や洋食にも使えます。また隠し味として、料理を引き立ててくれる使い方もあります。

ほんだし

ほんだしは、かつお節など魚介をベースとした和風のだしの素です。

日本の食卓には欠かせないだしで、和食料理の下味や味噌汁、煮物など幅広く使われています。ほんだしは鶏がらスープの素よりも、さらにあっさりとした味に仕上がっていますが、調味料を加えることで中華だしの代用もできます。

ダシダ

ダシダとは、韓国料理のだしの素です。牛肉のエキスに玉ねぎやニンニクの香味野菜の風味が溶け込んだ粉末調味料で、日本のほんだしのように、料理の下味や、炒め物などの隠し味などに使われています。

牛肉ベースの他にアサリ味、いりこ味と3種類あります。中華だしの代用として使うのであれば、牛肉のダシダは中華だしと同じ肉ベースのスープの素のため、中華だしに近いコクやしっかりとした味が出せるので、代用品として使えます。

コンソメ

コンソメは牛肉、鶏骨、魚の骨などに香味野菜、香辛料などを加えて煮込んだブイヨンに、さらに調味料を加えたものです。そのため、味として完成されているので、水に溶かし具材と煮込むだけで、美味しいスープや煮込み料理ができます。

主に洋食として使うことが多いコンソメですが、使われている香辛料のベースは中華だしとあまり変わらないため、中華だしの代用としても使えます。

香味ペースト

鶏ガラ、ネギ油、こがしニンニク油に加え、豚エキスも使った調味料です。コクや風味はウェイパーに似ていて、家庭で作る中華料理の大きな味方となってくれる調味料です。

より中華だしに近づける方法と裏技

調味料

鶏ガラスープの素

中華だしの代用として使う時は、オイスターソースやしょう油を少々加えたり、ケチャップ、ジャンなどの他の旨味を多く含む合成調味料を加えると、もう少しコクが出ますので調整してみましょう。

ウェイパー

そのままでも中華だしとして代用できますので、味見をして好みで塩、胡椒、醤油を足しましょう。どちらかというと濃い味付けなので、味を見ながら調味料を加えるほうがよいでしょう。

ダシダ

より中華料理らしく仕上げたいときは、ごま油やおイススターソースを少量足してみてください。

ほんだし

オイスターソースやしょう油に加え、塩やごま油なども加えてみてください。

コンソメスープの素

ごま油やオイスターソースを加えれば、中華だしの代用として使うこともできます。

香味ペースト

中華だしの代用として使う時は、味を見ながらお好みでオイスターソースを加えると良いでしょう。

中華だしと鶏ガラスープの違い

ブイヨンを作る

中華だし

中華だしは、豚骨や牡蠣などの食材をベースに、煮込んで作られているため、コクと旨みがあります。スープや炒め物に使う時、中華だしは調味料として、それだけでしっかりと中華料理の味となり、コクや深みが出ます。

鶏ガラスープ

鶏がらスープのエキスは、鶏と野菜というシンプルな素材で、中華だしに比べるとあっさり・さらっとした味わが特徴です。

そのため、中華料理だけでなく、和洋中にも使えて、隠し味に使うと仕上がりの味に違いが出ます。中華だしのように、それだけで使うというよりは、他の調味料と一緒に使うことが多いです。

タイプ別!中華だしの特徴

八宝菜

練りタイプ

練りタイプは、鶏ガラと豚骨をベースとして、野菜エキスや香辛料などをベースに作られています。味がしっかりとしていて、少しの量でも十分な味付けとなりますので、入れすぎには気を付けて下さい。缶タイプは、スプーンですくう時には清潔なスプーンですくうようにしましょう。

顆粒タイプ

鶏ガラスープの素などは、顆粒タイプです。チキンや野菜のエキスと香辛料をベースに作られていますが、練りタイプに比べると、薄味であっさりしているため、スープや中華がゆなど繊細な味の料理に向いています。隠し味やベースとなるだしとして使い、ごま油やオイスターソース、香辛料などで味の調整をします。

チューブタイプ

油分が含まれているため、チャーハンなどの炒め物料理に適しているのがチューブタイプです。練りタイプより柔らかいので使いやすく、保管もしやすくサッと使えるので便利です。容量も少なめのため、使う頻度が多くないご家庭には特におすすめです。

中華だしおすすめ5選!

①味覇(ウェイパー) 缶

味覇(ウェイパー) 缶 500g

味覇(ウェイパー) 缶

味覇(ウェイパー) 缶 500g

鶏骨、豚骨スープをベースに、中華料理には欠かせない野菜エキスやスパイス、調味料が配合されているため、コクも風味もたっぷりです。チャーハンや炒め物などひと匙程度加えるだけで、本格的な中華料理が家庭で味わえる、万能中華スープの素です。

②ユウキ 化学調味料無添加の貝柱だし

ユウキ 化学調味料無添加の貝柱だし(袋) 60g

 ユウキ 化学調味料無添加の貝柱だし

ユウキ 化学調味料無添加の貝柱だし 400g

ホタテなどの魚介類の旨味がつまっているため、繊細な味ですが、コクのあるスープです。化学調味料が使われていたないため、素材本来の味が引き立ち、顆粒なので使いやすさも人気です。

③味の素 丸鶏使用 がらスープ

味の素 丸鶏使用 がらスープ 1kg袋

味の素 丸鶏がらスープ

味の素 丸鶏がらスープ 55g×5個

鶏肉とガラをじっくり煮出して作られた、本格派の鶏ガラスープの素です。コクがある深い味わいですが、あっさりとしているため、スープや炒め物、鍋など幅広く活躍できます。少し物足りないと感じた料理にも、少し加えるだけで料理がおいしくなります。

④創味シャンタンDELUXE

創味シャンタンDELUXE 250g

創味 シャンタンDELUXE

創味 シャンタンDELUXE 1kg

業務用の中華万能調味料として、多くの中華料理店でも使われて続けている商品です。香味野菜やスパイスなど20種類以上が配合されているので、深みのある味で本格的な中華料理に仕上がります。

⑤ユウキ 化学調味料無添加のガラスープ

ユウキ 化学調味料無添加のガラスープ 130g

ユウキ 化学調味料無添加のガラスープ

ユウキ 化学調味料無添加のガラスープ 400g

チキンエキスをベースとして、野菜や香辛料がほどよくブレンドされています。あっさりとしているため、料理の素材の邪魔をすることなく、旨みとコクをプラスしてくれます。化学調味料無添加なので、自然の味わいが人気です。

まとめ

テーブルでおいしい中華料理を食べている友人

中華だしは、加えるだけで家庭でも本格的な中華料理が楽しめる、万能な調味料ですね。代用として紹介したものの中には、それだけでも中華だしとして使えるものもありますが、オイスターソースやごま油を加えると、ぐっと中華風に近づきますので参考にしてください。

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