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無意識に「上から目線」な態度で接している人は意外と多い
周囲と距離を縮めたいと思っているにもかかわらず、「なぜか自分から周囲の人が遠ざかっているような気がする」と感じることはありませんか。もしかすると、無意識に上から目線な言動をとっている可能性があります。
この記事では、「上から目線の人」がやりがちな言動や共通する特徴・性格についてまとめました。この機会に自分が当てはまっていないかチェックしてみてください。
「上から目線の人」の特徴や性格5選
上から目線の人には、いくつか共通した特徴や性格があります。自分に当てはまる特徴や性格がないかチェックしてみましょう。
1.自分だけの物差しで周囲の人を評価しがち
上から目線の人に見られる特徴の1つに、自分中心な価値観や目線であらゆる物事を評価しがちな傾向があります。
- 自分が知っていることを他人が知らない場合、常識がない人として扱う
- 自分の知らないことを他人が知っていると貶すような言動をする
- 自分の意見や考え方が正しいと信じ込んでいる
- 他人の正論や言い分を認めない
自分が世界の中心だと無意識に思っているので、視野が狭く、自分の物差しで測る考え方しかできません。
2.他人を見下すような態度をとる
日常的に相手を見下すような態度を取ってしまう人は、「上から目線だ」「偉そうだ」という印象を持たれがちです。
- 体験談など会話の中で「あなたにはわからないかもね」など不必要なことを言いがち
- 相手が助けを求めてくると「こんなこともできないの?」と見下す
意外にも見下すような態度を取っている本人は無意識であるケースが多いです。しかし、見下された人は強い不快感やストレスを感じるため、距離を置こうと離れていってしまいます。
3.求められてないのにアドバイスを押し付ける
現在の悩みや近況について話している際、相手がアドバイスを求めていないのに自分の意見を押し付けていませんか。相手は「ただ話を聞いてほしい」「共感してほしい」だけで意見を求めていないことも多いです。
求められていないのにアドバイスをしたり、意見を押し付けるような言動をしていると、相手は不満に感じてしまいます。上から目線のアドバイスを聞きたくて話しているのではないと察しましょう。
4.勝ち目があるとわかった途端、強気で突っかかっていく
相手と小さな言い争いや意見の衝突があったとき、勝ち目があるとわかった途端、相手に強気で突っかかっていく様子も「上から目線の人」に見られる特徴です。
「誰かに常に勝っていたい」「優位な立場でいたい」という思いは、自信のなさの表れです。上から目線の人は、自分に自信がない傾向も強く、自尊心を保つために相手に突っかかってしまう人も少なくありません。
5.プライドが高く自分に甘い
上から目線の人は、基本的に「自分が一番」という心理が働いていることが多いです。プライドが高く、自分のミスには「そんなこともあるよね」と甘い判断を下すのに、他人のミスは執拗に責め立てたり、相手を否定するような言葉で追い込んだりします。
「上から目線」な態度を改善するために意識すべきこと
上から目線な態度を改善するためには、以下の方法を試しながら意識的に改善していきましょう。
- 自分と相手は対等でどちらが優位ということはないと念頭に置く
- 自分が言われて不快なことは相手も不快に思うことを常に意識する
- 自分の意見が正しいという考えを手放し、周りの意見に耳を傾ける
- 謙虚さを意識的して人と接する
- 自ら意見を押し付けるのではなく、相手から求められたときだけ意見を述べる
まずは、謙虚な姿勢を身に着けることから始めてみましょう。
さまざまな人の意見や考えに触れて、素直に受け入れてみてください。視野を広げることで物事の見方が変わり、態度も改善されます。
上から目線は自分中心の考え方を手放すことが改善につながる
上から目線な態度が常習化してしまうと、改善までに時間がかかってしまいます。自分が上から目線な態度を取っていると自覚した瞬間からその事実を受け止め、周囲の意見に耳を傾けることから始めてみましょう。