白菜に黒いブツブツができる2つの理由!食べても大丈夫なの?

白菜を買おうとすると、茎の部分に黒いブツブツを見つけることがありますね。この黒いブツブツは見た目は気になりますが、人体には害のないものです。今回は、白菜にできる黒いブツブツの正体と、その原因について説明します。また、ブツブツがある白菜の特徴や保存方法についても紹介します。

白菜に現れる黒いブツブツの正体

カットした白菜

白菜を選ぶ時、茎に黒いブツブツがあると、購入を躊躇してしまうこともあるでしょう。白菜に見られるこれらの黒いブツブツは、ゴマ症として知られており、黒く変色している部分にはポリフェノールが含まれています。

これらを食べても全く問題はありません。ゴマ症が見られる白菜は、重みがあり、実がしっかりと詰まった良質な白菜であることが多いです。

白菜に黒いブツブツができる2つの理由

収穫前の白菜

白菜にゴマ症が現れる原因は主に以下の2つです。

1.成長過程でのストレス

ゴマ症になる白菜は、成長する過程でストレスを受けていた可能性が高いです。

  • 温度が高すぎる、または低すぎる
  • 狭い場所に密集して植えられている

このようなストレスのかかった状態で育った野菜は、生理障害が起こりやすくなります。

白菜の場合は、ポリフェノールが黒い点として表れるのです。生理障害であっても、ゴマ症は人体に悪影響を及ぼさないため、見た目に惑わされずに購入し、調理しても大丈夫です。

2.過剰な肥料の使用

白菜を栽培する際に与えられる肥料に含まれる窒素が多すぎると、白菜に黒いブツブツが現れることがあります。

適切な量の窒素であれば問題なく成長しますが、肥料が多すぎると、白菜内の窒素が増えてしまい、細胞が水分を多く吸収し膨張します。この膨張によるストレスが、ポリフェノールと色素が結合し、ゴマ症を引き起こします。その結果、水分が豊富で重量感のある白菜に育つのです。

白菜の正しい保存方法

白菜を切る様子

美味しい白菜を長持ちさせるためには、適切な保存方法が重要です。

  • カットされた白菜…芯を除いて保管
  • 丸のままの白菜…キッチンペーパーで包んでから新聞紙にくるみ、涼しい場所に立てて保存

白菜は冬が旬の野菜で、暖房のない涼しい場所では常温保存が可能です。風通しの良い、温度が低めの場所、例えば玄関などでの保存が適しています。

ゴマ症を持つ白菜は通常の白菜より水分が多いため、早めに使い切ることをお勧めします。鍋や炒め物だけでなく、漬物にするなど、様々な白菜料理を楽しんでみてください。

まとめ

白菜の黒いブツブツ、ゴマ症は食べても全く問題ありません。実がずっしりとしたものを選び、旬の白菜を存分に楽しむのが良いでしょう。

また、正しい保存方法を実践することで、その新鮮な味を長持ちさせましょう。白菜は様々な料理に活用できる万能野菜なので、冬の食卓を彩るためにも、さまざまなレシピを試してみるのがおすすめです。

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