目次
女性の美を保つための必需品でもある『化粧品』
皆さんはご家庭に化粧品をどのくらいお持ちですか。女性は外出する際に化粧をする人が多いため、ついさまざまな化粧品に目がいってしまいますよね。気になる化粧品が販売されると、まだ同じ種類の化粧品が残っていても購入してしまう…という女性も少なくありません。
しかし、化粧品にはそれぞれ使用期限があることをご存知でしょうか。化粧品には多くの成分が含まれているため、化粧品を安全に使うための期限が設けられているのです。
使用期限が過ぎてしまった化粧品やすでに品質が劣化している化粧品を使ってしまうと、化粧品を使った部分が肌トラブルを起こしたり、毛穴に詰まりやすくなり肌質が劣化してしまったりする原因となります。
いくら良い化粧品を使っていても、ベースとなる肌の状態が悪くなっては元も子もありません。化粧品の使用期限は守るようにしましょう。
使い続けると肌に悪い影響も…使ってはいけない『化粧品』5選
化粧品を長期間使い続けていると「なんだかおかしい」と思うような劣化現象を目にすることはありませんか。ここでは使い続けると肌に悪影響をもたらす恐れのある化粧品の特徴について紹介します。このようなサインが見られる化粧品は廃棄し、新しい物に買い替えましょう。
1.期限切れの化粧品を使い続ける
化粧品の中には、その化粧品の使用期限が記載されているものも多いです。これは化粧品会社が肌トラブルを回避するため、安全に化粧品を使用できる期限を設けているからです。
この記載されている使用期限を過ぎてしまった化粧品は、すでに品質が劣化している可能性が高く、化粧品として使用することはできても、成分が分離していたり雑菌が繁殖し始めていたりとさまざまなリスクが考えられます。
したがって、化粧品のパッケージなどに記載されている期限を過ぎた期限切れの化粧品を使うことは控えてください。
2.成分が分離して濁った色をしている
液体系の化粧品の場合、明らかに中の成分が分離しており、濁った色に変化している化粧品があります。これは開封してから長期間経ってしまったために、前述した通り、中の成分が分離し品質が劣化していることを意味しています。
成分が分離してしまった化粧品は本来の効果を発揮しにくく、なおかつテクスチャーなどの劣化しているため使いにくくなっていることが多いです。
また、成分が分離するほどの状態になっているということは、液体系の化粧品の場合、中で雑菌が繁殖している可能性も考えられます。リキッドファンデーションやまつげ美容液などは外から中が見えるものが多いため、分離していないかどうか確認しましょう。
3.色が変色している
化粧品によっては色が変色してしまうケースも多いです。例えば、アイライナーやチーク、ファンデーションの色味などが挙げられます。
最初に使用していた時と比べると、明らかに色が薄くなっていたり、白っぽくなっていたりと色味に違和感を覚えた場合は、すでに品質が劣化している可能性があります。
品質が劣化していなくても、本来持つ化粧品の効果を発揮することができていないため、新しい化粧品に買い替えるべきでしょう。
4.不快感を覚える臭いを放っている
鼻にツンとくるような臭いや、どこか生臭いような不快感を覚える臭いを化粧品から感じたことはありませんか。このように明らかに違和感を覚えるような臭いを放つ化粧品は、使い続けずに捨ててください。
特にチークやファンデーションなどは、長年同じ化粧品を「まだ余っているから」と使い続けていると、品質が劣化し細菌が繁殖しやすいです。このような化粧品を肌に塗ってしまうと、肌トラブルを起こしたり、毛穴に詰まりやすくなったりするため、肌にも悪い影響を及ぼします。
せっかくスキンケアを頑張っても化粧品で台無しにしてしまう可能性があるので、このようなサインが現れている化粧品は廃棄しましょう。
5.使用感が以前とは明らかに違う
ファンデーションやチーク、マスカラなど、長期間使っていると麻痺しやすくなってしまいますが、明らかに使用感が開封した当時と異なると感じる場合は、中の成分が劣化している可能性が考えられます。
テクスチャーが悪く、上手く化粧をすることができないだけでなく、塗った肌や化粧した付近にある目にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
使用していて違和感を覚える化粧品やピリつきなどの明らかに異常な症状を発した化粧品は、使い続けずに廃棄しましょう。
使用期限が切れていると思われる化粧品は腕なので試して
使用期限が少し過ぎているけれど、上記で紹介したようなサインが見られていないという場合、どうにかまだ使えないものかと考える人も多いですよね。
基本的には、使用期限が切れている化粧品、あるいは使用期限が切れているのではと思われる化粧品は、なるべく早く廃棄して買い替えるのが安全です。
しかし、どうしてももう少し使いたいという場合は、肌に影響を及ぼしても目立たない場所(腕など)でパッチテストをしてみましょう。特に違和感や異常が生じなかった場合、自己責任で使用してください。
肌荒れの原因にもなる化粧品の使用期限ってどのくらい?
先に紹介した通り、化粧品には使用期限があり、期限切れの化粧品を使い続けていると肌に悪い影響を及ぼし肌荒れを引き起こす原因となります。一般的に未開封の化粧品は約3年、開封済みの化粧品は約半年以内が使用期限と言われています。
しかし、化粧品の種類によっても使用期限が異なるため、基本的にはパッケージなどに記載されている期限を目安にし、記載されていない場合は、以下の使用期限を目安としてください。
- 下地やファンデーション…半年以内
- マスカラやアイライナー…3ヶ月以内
- リップやグロス…半年以内
- クリームチーク…半年以内
- チーク…2年以内
- コンシーラー…半年以内
- アイシャドウ…1年以内
この期限を過ぎてしまった化粧品は、雑菌が繁殖したり色味が劣化したりとトラブルを引き起こすそれがあります。もったいないと思いがちですが、肌の健康を守るためにも早めに買い替えましょう。
化粧品は使用期限を守って使用しましょう
いかがでしたか。化粧品には全て使用期限があります。パッケージに記載されていないものでも使用期限は必ずあるので、今回紹介したサインや使用期限目安を参考に、今一度、ご家庭にある化粧品の整理をしてみましょう。