目次
電気代がかかる家電、年間ランキング第1位は『冷蔵庫』
皆さんは家の中にある家電製品の中で、どの家電に電気代が多くかかっているかご存知ですか。電気代がかかる家電の年間ランキングによると、第1位は『冷蔵庫』と発表されています。
冷蔵庫は年間通して毎日24時間稼働し続けているため、大型家電の中でも特に電気代がかかる家電として納得です。
冬場にエアコンの暖房機能を使う場合は、エアコンが1位に上がるご家庭もありますが、他の暖房機器を使っている場合は、冷蔵庫が最も電気代が高い家電と判明しています。
冷蔵庫の電気代…1日いくらかかるの?使い方の違いも解説
家電製品の中でも最も電気代がかかりやすい冷蔵庫は、1日にいくらの電気代がかかっているのでしょうか。家全体の電気代を節約する上でも、冷蔵庫の電気代について理解しておきましょう。
1日にかかる平均的な冷蔵庫の電気代
一般的に1日にかかる平均的な冷蔵庫の電気代は、約19円〜24円です。1ヵ月に換算すると、570円〜750円ほどかかっていることになります。
この数字を見て、人によっては「高い」「安い」と感じ方が違うかもしれません。
しかし、冷蔵庫の使い方や使っている冷蔵庫の種類によって、電気代は大きく上下するため、一概に全てのご家庭がこの電気代目安の枠に入っているとは言い切れないことを頭に入れておきましょう。
現在は小型冷蔵庫よりも大型冷蔵庫の方が電気代が安い傾向に!
「冷蔵庫の電気代は大型よりも小型の方が安いはず」と思っている方も多いでしょう。しかし、実は1〜2人世帯用の冷蔵庫よりも3〜4人以上向けの冷蔵庫の方が電気代は安い傾向にあります。
これは、大型冷蔵庫を中心に、省エネ性能が高い冷蔵庫が多く販売されていることが影響しています。
新機種が発売される場合も、1〜2人用よりもファミリー世帯向けの冷蔵庫の方が種類が多く、省エネ性能が搭載されているものが多いため、大型冷蔵庫の方が電気代が安くなる傾向が見られるのです。
古い冷蔵庫は稼働効率が悪く電気代が高額になりがち
冷蔵庫は買い替える際に初期費用が多くかかるため、つい買い替えを後回しにしがちです。しかし、古い冷蔵庫は性能が劣化していることや省エネ性能が低いこともあり、電気代が高額になる傾向が見られます。
実際、古い冷蔵庫から最新型モデルの冷蔵庫に買い替えることで、40%〜50%電気代を減らすことができると一般財団法人家電製品協会によって指摘されています。
古い冷蔵庫を使っていて電気代に困っている方は、まず冷蔵庫をはじめとした古い大型家電を最新式のものに買い替えることを検討してみてはいかがでしょう。
冷蔵庫は使い方次第で電気代が大きく変動する
冷蔵庫の電気代は、使い方次第で電気代が大きく変動します。
- 壁に密着させていると放電できずに電気代UP
- すぐ隣に電化製品が置かれていると電気代が高くなりがち
- 冷蔵庫の設定温度を上げ下げすると電気代変動
- 冷蔵室に物を詰め込み過ぎると電気代が上がりやすい
- 引き出し型冷凍庫は物を詰め込んだ方が省エネになる
使い方によっては、以上のような電気代の変動が見られるため、ぜひ参考に電気代対策を講じてみましょう。
冷蔵庫の電気代を節約するための対策方法は?
家の中でも特に電気代がかかりやすい冷蔵庫に省エネ対策を講じることで、全体の電気代を少しでも下げることが可能です。以下の対策方法を参考に、ぜひご家庭でも冷蔵庫にかかる電気代の節約に努めましょう。
- 8年以上経過している冷蔵庫は買い替えを検討する
- 冷蔵庫は壁から少し離して設置する
- 冷蔵庫の隣や上に電化製品を置かない
- 冷蔵室に食品を詰め込み過ぎないよう注意する
- 引き出し型冷凍庫は食品を詰め込んで庫内の温度上昇を防ぐ
- 冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」に切り替える
冬場は冷蔵庫の設定温度を「強」にしなくても、食品が傷むことはありません。そのため、冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」に切り替えることをおすすめします。
冷蔵庫の使い方や設置方法を見直して電気代を節約しよう
いかがでしたか。冷蔵庫は使っている機種や使い方によって、電気代が大きく変動します。毎日稼働させ続ける大型家電だからこそ、使い方や設置方法を見直して電気代節約に繋げましょう。