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旅行や出張先ではその国の文化や思想を理解して
旅行や出張で海外へ行く機会が多い人は、事前にその国の文化やマナー、ルールなどを調べる方も多いと思います。
特に、行き先で海外の人と会話する機会がある場合、その国ならではの暗黙のルールも理解しておくと安心です。例えば、提供する話題によっては場の雰囲気を悪くしてしまう危険性があるので、慎重に選ぶ必要があります。
このように、旅行や出張などで海外へ行く場合、あるいは日本国内でも海外の人を接待する場合は、相手の国の文化や思想を理解することが大切です。
トラブルの原因に…!?海外でNGな『話題』6選
今回は、海外でタブー視されやすい『話題』について紹介します。なぜタブーと言われているのか、理由や注意すべきことを解説するので、ぜひ参考にしてください。
1.宗教に関する話題
日本では宗教に対して曖昧な思想を持つ人が大半です。そのため、海外の人と会話する際に宗教に関する話題に触れてしまうと、信仰心の厚い人である場合、不快な気分にさせてしまう恐れがあります。
例えば、日本のクリスマスは元々キリスト教の文化から取り入れた文化です。そのため、本来のクリスマスとは異なる部分が多く、気軽にクリスマスの話をしてしまうと、相手によっては気分を害してしまう恐れがあります。
2.収入などのお金に関する話題
日本でもお金に関する話題はタブー視される傾向が強いですが、海外でも同様に収入などのお金に関する話題は避けられる傾向にあります。
自分の方が収入が高ければ、相手の気分を悪くさせてしまう恐れがありますし、反対にこちらの収入が低いと、相手に気を使わせてしまう恐れがあるからです。お金に関する話題は出さない方が無難でしょう。
3.容姿に関する話題
容姿に関する話題は日本でもタブー視されることはありますが、日本以上に海外では揶揄したり触れたりすることをタブー視する傾向が見られます。
揶揄うつもりがなくても相手を傷つけてしまう恐れがありますし、褒めたつもりでも相手にとってはコンプレックスであることも考えられます。
基本的に相手の容姿に関する話題は避けるべきです。また、相手に気遣わせてしまうため、自分の容姿に関しても卑下するような言い方や話題を出すことは控えるべきでしょう。
4.政治に関する話題
日本でも少しずつ若い世代が政治に対して関心を持ち始めているとはいえ、海外の政治に対する関心度に比べると大きな差があります。
政治に関する話題を出すと、多くの場合、海外ではトラブルに発展したり言い合いの応酬になったりする傾向があります。
相手と穏便に会話したいのであれば、政治に関する話題は避けて、相手と意見がぶつかることのない話題を選ぶべきでしょう。
5.年齢に関する話題
年齢に関する話題も基本的にはタブーです。日本でも「女性に年齢を聞くことは失礼だ」と言われることがありますが、海外では特にその傾向が強い印象を受けます。
また、褒めたつもりで「年齢より若く見えますね」と言っても、相手にとって若く見られることを嫌悪している可能性もあります。
海外では年齢に関係なく、波長や相性の合う相手と仲良くするという傾向も強く見られます。そのため、年齢は聞かずに相手の人柄を見て接するようにしましょう。
6.結婚や子どもの有無など
近年、日本でも他人のプライベートに関する話題は慎重に選ぶべき、という風潮が広まっています。
結婚や子どもに関する話題は人によって考え方がさまざまですし、海外では以前より相手を悲しませてしまう恐れもあるのでタブー視される傾向が強いです。
また、日本人同士でも初対面や親しくない相手に対して「結婚してる?」「子どもはいる?」と無遠慮に尋ねることは「配慮がない」と白い目で見られます。
海外の人と会話する際も「話題が思いつかないから」と言ってプライバシーを深掘りするような話題は避けましょう。
海外の人と会話する際は特に話題選びを慎重に
いかがでしたか。日本でもタブー視されている話題は、海外の人にも提供するべきではありません。また、海外では政治や宗教など、日本よりも厳しい視線を向ける傾向にあるため、話題選びは特に慎重に行いましょう。