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子どものイヤイヤ期、手を焼きますよね
子どものイヤイヤ期は、1歳半ごろから始まることが多いです。3歳近くまで続くため、「魔の2歳」とも言われます。このころの子どもは自我が芽生え始めていても言葉の発達が追い付いていないので、どうしたいか気持ちを詳しく大人に伝えることができません。
そのため、自分の意思と反することが起きると「いや!」という表現になってしまうのです。イヤイヤがヒートアップしてしまうと、手に負えないですよね。イヤイヤ期の子どもを落ち着かせるためにやってみたいことをまとめたので、ぜひ実践してみてください。
イヤイヤ期の子どもを落ち着かせる3つのワザやコツ
イヤイヤ期の子どもを落ち着かせるワザやコツは、以下のものがあります。
1.どうして嫌なのか聞いてみる
子どものイヤイヤには、なんらかの理由がります。
- なにがよかったのか聞く
- どうしてイヤなのかを聞いてあげる
- わがままや危険が及ぶことをしようとしていた場合、ダメな理由をわかりやすく説明する
頭ごなしに「ダメでしょ!」「なんで同じことを繰り返すの!」と怒ってしまうと、子どもは反発してしまいます。子どもが「イヤ」と言ったら「どうしたの?」「なにがよかったのかな?」と子どものやりたいことを聞いてあげましょう。
気持ちを受けてもらえれば、子どもは落ち着きやすいです。
2.子どもの意見に寄り添ってあげる
子どもの意見を無視して大人の意見を子どもに押し付けようとすると、子どもはそれに反発してしまいます。
- 子どもが自分の意見を言いたそうにしているとき、子どもの視線に立って耳を傾ける
- 子どもの言葉にならない気持ちに寄り添い、言語化してあげる
- 子どもの悔しかった気持ちや悲しかった気持ちを言語化して、子どもの気持ちを整理しやすいように工夫する
子どもだけでなく、大人であっても自分の意見を全否定されたり無視されると嫌な気持ちになりますよね。2歳の子どもであっても自我が芽生えているため、自分の気持ちを分かってほしいという思いはしっかりと持っています。
3.なんでもかんでも否定しない
たとえやってはいけなかったり、危険なことであっても、子どもはやりたがることがあります。それは、どうしてやってはいけないのか、どう危険なにかが理解できていないためです。しかし、いけないことや危険なことを、子どもにやらせるわけにはいきません。
子どもがいけない子をとやろうとして引き留め、イヤイヤと泣いてしまった場合、子どもの気持ちに寄り添う声掛けをしてあげましょう。
- やりたかったね
- 我慢できてて偉いよ
- いい子だったねなど
まったく収まる様子がないとしても、危険な目に子どもをさらすわけにはいきません。気持ちを言語化、我慢できた現実を認めてあげる言葉かけをすることで、子どもの気持ちは収まりやすくなります。
子どものイヤイヤ期でやってはいけないこと
子どものイヤイヤ期にすべきではない対応は、以下のものがあります。
- 頭ごなしに否定する
- 泣いている子どもに体罰を与える
- 子どもを怒鳴る
- 子どもを放置するなど
親から見放されてしまったとなると、子どもは孤独感にさいなまれてしまい、心に傷を負ってしまいやすいです。
まとめ
子どものイヤイヤ期は、どんな子でも個人差はあれど通る道です。子どもが今後自分の意見を言えなくなってしまうようなことを招かないためにも、子どものイヤイヤ期は子どもの気持ちに寄り添うよう気を付けて接してあげましょう。