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思い出の写真を処分…そこから情報が漏れてしまう危険性が!
たくさん撮り溜めた友人との写真や家族写真。とても大切な思い出たちですが、あまりに大量に保存していると、保管場所がなくなってしまいますよね。その際は処分を検討することもあるでしょう。
しかし、尾身出がたくさん詰まっている写真には、家族や友人の顔が写っているものや家や職場の場所を特定できるようなものも多く含まれています。
実は、写真の捨て方を間違えてしまうと、写真に写っている情報から個人情報を抜き取られてしまい、悪用されたりトラブルに巻き込まれたりする恐れもあります。実際、事件に繋がっている例もあるため、写真を処分する際は細心の注意を払いましょう。
情報漏れも…やってはいけない『写真の捨て方』5選
写真の捨て方を誤ってしまうと、写っている内容から情報漏れや悪用される事例に発展する恐れがあります。ここでは、やってはいけない『写真の捨て方』を紹介するので、写真の処分を検討している方は気をつけましょう。
1.顔や自宅が特定できる状態で捨てる
写真をそのまま燃えるゴミの袋にポイッと入れることはやめてください。対策せずにきれいな状態のまま捨ててしまうと、写真に写っている人物の顔や自宅から、その人の個人情報を盗まれてしまうからです。
万が一、ストーカーがいた場合、その写真から知られたくない情報を得られてしまう恐れもありますし、中には捨てられている写真を勝手に加工し、ネット上に上げるという卑劣な行為をとる人もいます。
写真を捨てる際は、写真に写っている人物や場所が特定できないよう対策してから処分しましょう。
2.透明のゴミ袋から写真の中身が見える状態で入れる
自治体によって異なりますが、燃えるゴミを捨てる際は透明のゴミ袋を使う地域が多いです。その際、透明のゴミ袋から写真の中身が見える状態で捨てることも控えましょう。
ゴミ袋に入れているから写真の中身はわからないだろうと思っていると、ゴミ袋を動かした際に写真が確認できてしまう恐れもあります。
紙や袋などに包んで入れたり、ペンで塗りつぶしてから捨てるなど、対策を講じてからゴミ袋に入れてください。
3.紙などに包んで一度に大量の写真をゴミ出しする
一度に大量の写真を捨てる場合、紙や袋に包んで燃えるゴミとして出す人が多いでしょう。しかし、紙などに包んで大量の写真をゴミ出しした場合、ゴミを回収する業者によって「本当に燃えるゴミだろうか」と確認作業が入る可能性があります。
ほとんどの業者さんがプライバシーをしっかり守って作業してくれていますが、万が一ということも考えられます。
一度に大量の写真をゴミ出しする場合は、そのまま紙に包んで捨てるのではなく、シュレッダーなどで細断する方法がおすすめです。
4.「燃えるゴミ」ではなく資源ゴミとして出す
写真を捨てるときに「紙だから資源ゴミで出そう」とリサイクル精神からあえて資源ゴミとして出す人がいます。しかし、写真は耐水性の用紙を使っているため、資源ゴミとして出すことができません。
ゴミの分別を誤って出してしまうと、環境汚染やトラブルの原因になる恐れがあるので、必ず燃えるゴミとして処分してください。
5.家庭ゴミではなく店舗のゴミ箱などに捨てる
家に溜め込んでいた写真は、必ず家庭ゴミとして処分してください。1人が店舗のゴミ箱に捨ててしまうと、各家庭から持ち込まれてしまったゴミが溢れてしまう恐れがあり、大変迷惑です。
また、各家庭でゴミ出しするよりも、公共の場に置かれたゴミ箱に捨てている方が多くの人の目に留まるため、情報漏洩のリスクが高まります。
「まさか店舗のゴミ箱から写真を盗もうとする人はいないだろう」という安易な考えは捨て、必ず対策を講じた上で家庭ゴミとして処分しましょう。
安全に写真を捨てるためにはどのように処分すべき?
写真からさまざまな情報が抜き取られ、情報漏洩や悪用のリスクが考えられます。安全に写真を捨てるためには、写真の内容がわからないように工夫して処分するべきです。
以下の方法を参考に、安全面を考慮して写真を処分しましょう。
- 「燃えるゴミ」で出す
- シュレッダーで細断する
- 漂白剤に浸けて写真の色を落とす
- 少量であれば袋や紙に包んで内容が見えない状態で出す
- 保護スタンプや保護ローラーを使って内容を保護する
大量の写真を一度に処分しなければいけない場合、写真を処分する専門の業者に依頼したり、近くのお寺でお焚き上げしてもらうという方法もあります。
特に、大切な家族写真などはシュレッダーで細断したり、漂白剤に浸けたりすることが躊躇われる人も多いでしょう。その場合は、業者に依頼したりお寺に持ち込む方法をおすすめします。
写真を処分する際はしっかり個人情報を隠して捨てよう
いかがでしたか。写真を処分する際は、必ず個人情報が漏れないよう、しっかり対策を講じてから燃えるゴミとして処分する必要があります。近年、意外な場所から情報漏洩や悪用リスクが生じているため、細心の注意を払いましょう。