友人に『お金を借りたい』と言われたらどうするべき?やってはいけないNG行為と対処法とは

お金を借りる

皆さんは友人から「お金を貸してほしい」と頼まれたことはありますか。お金の貸し借りはしたくないけれど、嫌われたくないと悩んでしまう人も多いでしょう。今回は、お金の貸し借りでやってはいけないNG行為や対処法について紹介します。

親しい間柄でもお金の貸し借りは慎重に

話し合う女性

一般的に、親しい間柄でもお金の貸し借りはせず、慎重に検討するべきと言われています。これは「お金を貸してほしい」と頼まれた場合でも、約束が有耶無耶になってしまい返済されないことでトラブルに発展しやすいからです。

特にお金は生活において非常に重要な部分を担っています。そのため、お金の貸し借りをすることで、今まで平等だった関係性に変化が生じてしまう可能性もあるでしょう。

「今はお金がないからランチ代を立て替えてほしい」程度であれば、親しい相手なら「今日は奢るよ」という気持ちが働くこともあるでしょう。お金の貸し借りは、この程度に留まる金額に抑え「返ってこなくても問題ない」くらいの気持ちで渡すのが無難です。

友人に「お金を借りたい」と言われたときのNG行為

もしも友人に「お金を借りたい」と言われたとき、貸すか断るか迷ってしまうでしょう。以下のような対応は後々トラブルの元になる恐れがあるので、できる限り避けてください。

1.曖昧な返済条件で貸す

お金を貸す際、ハッキリとした返済日や返済場所を決めず、「次に会う時に返してね」など曖昧な約束で貸してしまうのは控えてください。

曖昧な返済条件で貸してしまうと、相手も貸してもらったことを重要視しなくなり、返ってこない可能性が高まります。

また、悪気のある無しに関わらず、「あの時のお金返したっけ?」「もしかしたらもう返しているかも」と返済したかどうか定かではなくなってしまい、返済されないというケースも少なくありません。

もしもお金を貸す場合は、しっかりいつ、どこで、何円返してもらうのかを決めておくことが重要です。

2.無理をしてまで金額を集めて貸す

親しい友人からお金を貸してほしいと頼まれたからといって、こちらの生活が苦しくなるような額を無理に集めて貸す必要はありません。

無理をしてまで指定された金額を集めて貸してしまうと、返ってこなかったときに生活が苦しくなってしまいますし、何より相手に対する憎悪が膨れ上がってしまいます。

本当に親しい友人であれば、こちらの生活が苦しくなるようなお願いを無理強いすることはありません。お互いに関係性が拗れることは避けるべきなので、素直に「私もお金がなくて」「生活が苦しくて」とお断りするべきでしょう。

3.話を聞かずに冷たく「NO」とあしらう

「お金を借りたい」と相談してきた友人に、話を聞かずに冷たく「無理」とあしらうのは得策ではありません。

お金を貸してもらう側だと理解していても、苦しい状況で冷たくあしらわれたことで「そんなに冷たい態度を取らなくても」「私のことはどうでもいいのかしら」など、友人関係にヒビが入ってしまう恐れがあるからです。

もちろん、無理なお願いをハッキリ断る勇気は大切です。しかし、親しい間柄であれば話を聞き、別の解決策を提示したり、別の方法で手助けしたりと相談に乗ることは可能でしょう。

最初から冷たく突き放すのではなく、まずは話を聞きましょう。お断りした上で、親身になって相談に乗ったり別の方法で力になってあげられることはないか尋ねてみてください。

「お金を借りたい」と言われたときの対処法は?

手を重ねて励ます女性

「お金を借りたい」と友人から言われた場合、お金を貸すか断るかの2択を迫られることになります。対応によって対処法が異なるので、それぞれの適切な対応を確認しましょう。

お金を貸す場合

お金を貸す場合、以下の要点を必ず押さえた上でお金の貸し借りを行いましょう。

  • 使用目的を尋ねる
  • 返済日と返済場所を決めておく
  • 返済日に会う予定を入れてメモなどに残しておく
  • 金額は戻ってこなくても問題にならない額に留める

まずは使用目的を尋ねます。その上で、本当に必要だと判断した場合は、確実な返済日と返済場所を決め、その場で会う予定を入れておきましょう。

手帳でも良いので、頼まれた日、金額、返済日、返済場所、返済方法(現金、または別の方法)、もしもその日に返せなかった場合の対応などをメモしておきます。

お断りする場合

お断りする場合は、冷たい態度で突き放すことはせず、なるべく相手に寄り添った断り方を考えましょう。

  • 貸したいという気持ちは伝える
  • お金を貸せない理由を伝える(家計に手はつけられない、自分もお金がないなど)
  • 他にお金を借りることができる場所を教える
  • 他に協力できることはないか相談に乗る

相手の気持ちに寄り添いながらも、自分も貸せない状況にあることを伝えます。また、その上で、他に借りられる場所を一緒に探したり、他に協力できることはないか尋ねてみましょう。

お金の貸し借りに抵抗はあっても、親しい間柄ならば力になってあげたいと思うものです。別の方法で力になれることがあれば協力したいと伝えることで、友人関係に亀裂が生じずに断ることができるでしょう。

お金の貸し借りは関係を変化させる恐れがあると理解して

いかがでしたか。お金の貸し借りは親しい関係をも変化させてしまう恐れがあるので、慎重に検討するべきです。お金を貸す場合も、断る場合も、相手との信頼関係を考慮した上で、適切な対応で力になってあげましょう。

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