ウナギと梅は一緒に食べてはいけない? 良い・悪い食べ合わせの真相とは

食事の前に手を合わせる親子

食べ物には、相性の良し悪しがあります。食べ合わせがよいものを食べると双方が持つ栄養ををより吸収しやすくなったり、効果を高めやすくなります。しかし、食べ合わせがよくないものを継続的に摂取してしまうと、食材が持っている栄養を優秀しにくくなってしまうかもしれません。食べ合わせには十分注意して、食材の栄養を丸ごと吸収!

食べ合わせは、食をたしなむうえで重要!

食事を楽しむ男女

食べ合わせの良し悪しを知っておくことは、非常に重要です。食をたしなむうえで重要であり、健康を害してしまわないためにも重要な知識といえます。食べ合わせの良し悪しは、迷信であることもあるので注意しましょう。

良い・悪い食べ合わせの真相

うなぎと梅干し

食べ合わせの相性がよい食材と悪い食材、それぞれの情報をまとめました。

食べ合わせがよい食材

食べ合わせがよいとされている食材は、食べ合わせが悪いと思われているものも含まれています。

  • うなぎと梅干…うなぎに含まれている油分を、梅干しで中和できる
  • とんかつとキャベツ…キャベツに含まれるキャベジンの効果で、胃を保護して消化吸収を助ける
  • 納豆とネギ+鰹節…納豆に含まれている栄養素を、ネギと鰹節に含まれる養分が吸収率を高める
  • わさびとお刺身…生ものであるお刺身を、わさびの殺菌作用で食中毒発生リスクを減らし、消化効果を高める
  • トマトと脂肪分を含む食材…リコピンの吸収率を上げる

食べ合わせがよいもの同士を同時に摂取することで、体により良い効果をもたらすことが可能です。納豆はやほかの薬味と食べることで、納豆独特のニオイを緩和できる効果も期待できます。

食べ合わせが悪い食材

食べ合わせが悪い食材は、以下のものがあります。

  • そばとなす…双方ともに、体を冷やす作用を持っているため
  • 大根と人参…大根に含まれるビタミンCを、人参のアスコルビナーゼが破壊してしまう
  • ほうれん草とベーコン…ほうれん草に含まれている鉄分やカルシウムを、ベーコンのリン酸が吸収阻害してしまう
  • 大根としらす…大根が持っているリジンインヒビターという成分が、しらすの持つリジンの吸収を阻害する
  • うなぎとスイカ…スイカの水分が胃液の濃度を薄めてしまうため、うなぎの消化吸収の邪魔をしてしまう

スイカは水分が豊富なので、油分が多い食材との相性は悪いことが多いです。そのため、ウナギだけでなくてんぷらとの相性も悪いといえます。夏場、丑の日にうなぎとスイカの組み合わせで定食として提供されることもありますが、実が体には負担がかかる食べ合わせなのです。

とはいっても、絶対に避けなければならない食べ合わせではないので、頻繁に食べなければ問題ありません。

まとめ

食べ合わせは、よし悪しがあります。大人な食のたしなみ方をするためには、上記のような知識を持っておいた方が、どんな場面であっても役に立ちますよ。豆知識を増やせば話題作りにもつながるので、ぜひいろいろな食べ合わせのよし悪しを把握しておきましょう。

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