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基本的に『お刺身』は買った当日に食べ切るべき!
お刺身は生鮮食品の中でも特に鮮度が重要な食品です。基本的に買った当日、あるいは翌日までに消費期限が設けられていることが多く、それ以降は徐々に鮮度が劣化し、傷み始めてしまいます。
また、保存環境によっては消費期限を迎えなくても傷み始めてしまう恐れがあるので、夏場や暖房の効いた冬の室内では、短時間であっても常温放置は危険です。
お刺身は必ず家に帰ったらすぐに冷蔵庫で保存し、消費期限を守って期限内に食べ切るようにしましょう。
腐ったお刺身を食べてしまうとどうなるの?
もしも腐ったお刺身や傷み始めているお刺身を食べてしまうと、どのような食中毒症状が起こるのでしょうか。お刺身を食べたことによって、以下のような症例が報告されています。
- 腹痛
- 下痢
- 嘔吐
- 発熱
- 脱水症状
- 麻痺
腹痛や下痢、嘔吐などの消化器症状が重症化すると、脱水症状や麻痺、痙攣などを引き起こす恐れもあります。また、その時の体調や免疫力によっては症状が重篤化し、最悪の場合、死に至る危険性もあるので要注意です。
腐っているかも…絶対に食べてはいけない『お刺身』6選
ここでは、腐っている可能性の高い絶対に食べてはいけない『お刺身』の特徴を紹介します。以下の特徴に当てはまるお刺身は、もったいないと感じても安全を第一に考え、無理に食べずに廃棄しましょう。
1.表面がヌルヌルとぬめり気を帯びている
見た目や触れた時に表面がヌルヌルとぬめり気を帯びている場合は、すでに傷み始めているサインです。見た目には他に異常が見られなくても、細菌が繁殖している可能性が非常に高いので、残念ですが廃棄しましょう。
また、お刺身の一部がドロッと溶けている状態の場合も非常に危険です。こちらも食べずに廃棄してください。
2.ドリップが大量に出ている
お刺身を保存していると、時間経過とともに徐々にドリップが出てくることがあります。少量であれば時間経過とともに出てしまう自然な現象と言えますが、ドリップが容器やパッケージに溜まるほど出ている場合は危険です。
ドリップが出ているということは、その量の分だけお刺身の鮮度が劣化しているサインです。腐敗が進んでいる可能性が高いので、食べずに廃棄してください。
3.黒ずんでいる箇所がある
お刺身は鮮度が失われて腐り始めると、変色を起こすことがあります。きれいな色味のお刺身が全体的に黒ずみ始めていたり、黒ずんでいる箇所が見られた場合は、すでに時間経過と共に傷んでいるサインです。
食べてしまうと食中毒症状を引き起こす恐れがあるので非常に危険です。黒ずんでいる部分を切り取っても全体が劣化している状態なので、廃棄しましょう。
4.違和感を覚える臭いがする
お刺身は鮮度が劣化すると魚特有の嫌な異臭を放ちます。見た目に違和感がなくても臭いに違和感を覚えることも多くあります。「臭いに違和感あるけれど、見た目は大丈夫そうだから食べてしまおう」という考えは危険です。
酸っぱいような臭いや生臭いと感じる違和感のある臭いを感じたら、腐敗していると考え廃棄してください。
5.表面に白い膜が張っている
お刺身を確認した時、表面に白い膜が張っている場合は、表面がヌルヌルとぬめり気を帯びている状態と同様に、細菌が繁殖している可能性が高いので危険です。
すでに鮮度が衰え、劣化していることを意味しているので、無理に食べようとせずに廃棄してください。
6.購入から3日以上経っている
お刺身は店舗に出た当日、あるいは翌日までに消費期限が設定されていることが大半です。購入から3日以上経ってしまうと鮮度が落ち、商品が傷み始めている可能性が高いです。
特に夏場は冷蔵庫に入れていても鮮度が落ちやすい時期なので、購入から3日以上経過している場合は、安全のため、食べずに廃棄するようにしましょう。
お刺身は買った当日〜翌日の新鮮なうちに食べよう
いかがでしたか。お刺身は早い段階で商品の劣化が始まります。買った当日〜翌日の新鮮なうちに食べ切ることはもちろん、消費期限内であっても腐っているサインが現れていないかチェックしましょう。